ミニバン▲コンパクトクラスからミドルクラス、ラージクラスまで選り取りみどりの3列シートミニバン

スライドドア付き3列シートミニバンを安く手に入れたい!

人も荷物もたくさん載せられる、3列シートを備えたミニバン。言わずと知れた大人気カテゴリーです。

ひと口にミニバンと言っても、最近は経済的なコンパクトクラス、実用的なミドルクラス、豪華さを競うラージクラス、SUVタイプまでバリエーションが多彩になりました。 今回はそんなミニバンの中でもスライドドア付きのモデルを、支払総額100万円から6台、支払総額150万円から4台、合計10車種のオススメを選んでみました。いずれも今が中古車として旬の、魅力的なモデルばかりです。

車内空間の広さやシートアレンジ、荷室の使い勝手はもちろん、走りや燃費性能、安全性能にも、ぜひご注目ください。

 
▼総額100万円以下で狙うならこの6台!

① トヨタ エスティマ(3代目)

トヨタ エスティマ ▲最終モデルとなった3代目エスティマ。今や中古でしか手に入らない!

【デザイン】
2代目までのコンサバティブなデザインから一変し、精悍でアグレッシブな表情となった3代目トヨタ エスティマ。テールランプやドアミラー内蔵ウインカーはLED式となり、先進的な印象となりました。

3代目登場からすでに15年たっていますが、いまだに古くささは少しも感じません。現行車種はボクシーなデザインのミニバンが多いので、ワンモーションフォルムの流麗なスタイルが逆に新鮮。

【居住性】
7人乗り仕様と8人乗り仕様があり、それぞれキャラクターの異なる機能が与えられています。7人乗り仕様は3列目シートをダイブダウン(床下収納)し、2列目シートを後方にスライドさせればリムジンのような快適空間が完成。

8人乗り仕様は2列目シートの座面を跳ね上げて前方にスライドさせれば、広大な積載スペースが得られます。エスティマならではの贅沢な空間を享受したいなら、ぜひ7人乗り仕様を。

【走り・燃費性能】
モデル前・中期(2006年1月~2016年5月)には3.5L V6ガソリンエンジンも設定されましたが、100万円以下の予算なら2.4L直4ガソリンエンジン搭載車がメインターゲットとなります。

最高出力170ps(125kW)、7速シーケンシャルシフト機能付きSuper CVT-i搭載で、直4でも実用十分な動力性能です。ただし車両重量が重いので、燃費は11km/L前後と今いち。

【安全性】
2008年12月以降の2.4L直4ガソリンエンジン搭載車ではS-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)がメーカーオプションに、2014年9月以降のモデルでは全車標準装備となっています。

後期モデル(2016年6月以降)では衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が標準装備になりましたが、100万円以下の予算で狙うのは厳しいところです。

【中古車選びのポイント】
スポーツタイプの「アエラス」をベースに、上級グレード「G」と共通のシート表皮や木目調内装、両側パワースライドドアなどを装備した特別仕様車「アエラス Gエディション」あたりが中古車市場での流通量が多く、狙いどころ。

ただし、発売時期が2010~2012年と古いので、できるだけ走行距離の少ない物件を選ぶのがオススメ。

【スペック・諸元】2.4アエラス Gエディション
■全長x全幅x全高:4795×1820×1730(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:2362cc
■燃費:10・15モード 12.4km/L

▼検索条件

トヨタ エスティマ(3代目)2.4アエラス Gエディション×総額100万円以下× 全国

② 三菱 デリカD:5(現行型/前期モデル)

三菱 デリカD:5 ▲ミニバンでありながら本格的な悪路走破性能をもつデリカD:5

【デザイン】
一昨年の大規模マイナーチェンジでディーゼル車のデザインが大胆に変更され、話題になったデリカD:5ですが、今回オススメするのはデザイン変更前のモデル。

直線基調でヘッドライトが大きく、腰高な印象のフォルムをもつMC前モデルこそ、SUVらしい、デリカらしいデザインと言えるのです!

【居住性】
三菱 アウトランダーとも共有する、FFベースの骨格、GSプラットフォームを採用したことで、低床化&居住空間の拡大に成功。スペースギア時代の圧迫感はもはやなく、電動スライドドアなどの装備についても競合のミニバンと比べて遜色ありません。

2007年1月のデビュー当初は全車8人乗り仕様でしたが、2008年5月のマイナーチェンジで一部グレードに7人乗り仕様が追加されました。

【走り・燃費性能】
2WD車には2.0L直4ガソリンエンジンが、4WD車には2.4L直4ガソリンエンジンが搭載されていました。前者が最高出力150ps (110kW)なのに対して、後者は170ps (125kW)。

この出力差をどう捉えるか? ですが、個人的には2.4L直4エンジンの4WD車がオススメ。デリカD:5の場合、通常走行ではパワーロスがほとんどない4WD機構を採用しているため、オンロードでもプラス20psのパワーがしっかり感じられます。ただし、パワーよりも燃費を最重視するなら、2011年12月以降に採用された2.0L直4MIVECエンジン搭載車の一択。

【安全性】
衝突安全性能の高いボディ構造となっていますが、登場したのが2007年と古いため、衝突被害軽減ブレーキのような先進安全装備は搭載されていません。

2019年に実施された大規模マイナーチェンジで予防安全技術「e-Assist」が全車標準化されていますが、今回は対象外。

【中古車選びのポイント】
カーセンサーでの中古車平均価格は221.4万円と高い水準にありますが、これは後期型や年式の新しい個体が平均を引き上げているから。2012年以前のモデルであれば予算100万円で手に入ります。

両側電動スライドドアを装備する「G パワーパッケージ」あたりのグレードが狙い目。エンジン・駆動方式については前述のとおり、パワーや機動力を重視するか、燃費を重視するかによって選択が変わってきます。

【スペック・諸元】G パワーパッケージ 4WD(2011年モデル)
■全長x全幅x全高:4730×1795×1870(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:2359cc
■燃費-km/L

▼検索条件

三菱デリカD:5(初代)G パワーパッケージ 4WD×総額100万円以下× 全国

③ トヨタ ノア(2代目)

トヨタ ノア ▲トヨタ ヴォクシーと同等の性能ながら、なぜか中古車平均価格がリーズナブルな2代目トヨタ ノア

【デザイン】
兄弟車のヴォクシーがクールなイメージだったのに対して、ノアのデザインは親しみやすさをアピールしたもの。これぞ5ナンバーサイズのミニバン、という定番スタイルです。

2010年4月のマイナーチェンジで涙目型ヘッドランプとなるなど、フロント、リアまわりのデザインが変更されました。

【居住性】
居住空間の広さはもちろん、シートアレンジの多彩さも自慢。サードシートには、ワンタッチで折り畳みから跳ね上げまでできる機構が採用されています。

2010年4月のマイナーチェンジではセカンドシートの機構が変更され、7人乗り仕様でマルチ回転キャプテンシートに、8人乗り仕様では6:4分割チップアップシートとなりました。

【走り・燃費性能】
2010年4月のマイナーチェンジで採用された、2.0L直4バルブマチック付きエンジンの燃費性能が秀逸。2WD車で14.4km/L、4WD車でも13.8km/Lという当時クラストップの好燃費を実現しています。

7速スポーツシーケンシャルシフトマチックとの組み合わせで、スポーティな走りも可能。

【安全性】
同時代に生産されたミニバンと同じく、衝突安全ボディやデュアルエアバッグ、EBD付きABS、ブレーキアシスト、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトなどの安全装備は備わっていますが、先進予防安全装備の設定はまだありませんでした。

2010年4月のマイナーチェンジで2列目3列目シートの中央席も、3点式シートベルトに変更されています(それ以前のモデルでは2点式)。

【中古車選びのポイント】
性能がほとんど同じ兄弟車でありながら、同世代のヴォクシーより約8万円低い中古車平均価格となっているノア。まさにお買い得な1台です!

2010年4月のマイナーチェンジで、動力性能も安全性能も外観も変わっているので、それ以降のモデルがオススメ。スポーティなデザインの上級グレード「Si」に十分手が届きます。

【スペック・諸元】Si FF 8人乗り(2010年モデル)
■全長x全幅x全高:4635×1720×1850(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1986cc
■燃費:JC08モード 13.6km/L
 

▼検索条件

トヨタ ノア(2代目)2010年4月以降「Si」×総額80万円以下× 全国

④ ホンダ ステップワゴン(4代目)

ホンダ ステップワゴン ▲スパーダはエアロパーツを装着し、高級感を前面に出したモデル

【デザイン】
4代目ホンダ ステップワゴンは角をすっぱり落としたフォルムが魅力。シャープな顔つきだった3代目からイメチェンし、力強さを強調した外観となっています。

スタンダードな外観の標準仕様に加え、前後バンパー、サイドにエアロパーツを装着したスポーティなルックスの「スパーダ」も用意されていました。

【居住性】
かろうじて5ナンバーサイズをキープしていますが、全長、全高は従来型から大幅に拡大。車内空間もスケールアップし、当時クラス最大のキャビンスペースを誇っていました。

ステップワゴンの真価は荷室使い勝手の良さにも表れています。3列目シートは床下にダイブダウンし、積載の邪魔にならない構造。2列目シートはワンモーションで跳ね上げられる仕組みになっています。

【走り・燃費性能】
ミニバンらしからぬ重心の低さ、安定した走りが評価されてきたステップワゴン。その伝統は4代目でも健在です。

2012年4月のマイナーチェンジでアイドリングストップ&新開発のCVTが採用され、燃費が大幅に向上(13.4km/L→15.0km/L・G FFでの比較)。走りにもダイレクト感がもたらされました。

【安全性】
衝突安全ボディやデュアルエアバッグ、EBD付きABS、ブレーキアシストなどを装備。さらに「Li」「スパーダZi」などの上級グレードには、衝突時の被害を軽減する「追突軽減ブレーキ」もいち早く標準装備されています。

2012年4月のマイナーチェンジで2列目3列目シートの中央席が、3点式シートベルトに変更されました(それ以前のモデルでは2点式)。

【中古車選びのポイント】
ベーシック装備の「G(スパーダでは『S』)と、上級装備の「L(スパーダでは『Z』)」を基本として、様々なパッケージ装備をアドオンしていくシンプルなグレード展開だった、4代目ステップワゴン。

「Li(スパーダでは『Zi』)」は新車当時、販売価格が300万円を超える飛び抜けた最上級グレードであり、現在の中古車市場でもあまり見かけることはありません。燃費が改善された2012年4月以降の「G」もしくはスパーダの「S」をターゲットに、両側電動スライドドアなど、好みの装備が付いている物件を探すのがベターな方法でしょう。

【スペック・諸元】G FF(2012年モデル)
■全長x全幅x全高:4690×1695×1815(mm)
■エンジン種類:直列4気筒SOHC  ■総排気量:1997cc
■燃費:JC08モード 15.0km/L 

▼検索条件

ホンダステップワゴン(4代目)2012年4月以降×総額100万円以下× 全国

⑤ マツダ プレマシー(3代目)

マツダ プレマシー ▲3代目マツダ プレマシーは「NAGARE(流れ)」を表現したボディサイドのラインが印象的

【デザイン】
人とは違うスタイリッシュなミニバンに乗りたい! という人にぴったり。3代目プレマシーは両側スライドドアをもつミニバンでありながら、流麗なフォルムをもった希有な車。

プレマシーは3代目を最後に生産終了しており、マツダ自体もミニバン市場から撤退。そうした意味でも希少性が高いのです。

【居住性】
外観も個性的だけど、インテリアもまた独特。2列目シートの中央に、エマージェンシーシートのような小さい座席を設けた「6+oneシート」が、プレマシーの売りなのです。

3人横並びに座るのはキツイけど(登録上は7名乗車可能)、ベンチシートとして2名がゆったり腰掛けられ、中央席を格納すれば前後シート間のセンタースルーもできる……と意外なほど利点の多い機構でした。

【走り・燃費性能】
全高1615mm(4WD車は1650mm)とミニバンの中では異例に低く、運動性能は抜群。マツダ車らしいしつけの良い走りが堪能できます。

2013年1月のマイナーチェンジでは、マツダの次世代開発思想であるスカイアクティブテクノロジーを搭載したグレードをFF車に親設。2.0L直4エンジンが直噴化、ATが6速化され、燃費を向上するとともに走りが一層洗練されています。

【安全性】
ブレーキとアクセルを同時に踏むと、ブレーキが優先的に作動するブレーキオーバーライドシステムを全車標準装備。また、一部グレードにはDSC(横滑り防止装置)も装備されていました。

【中古車選びのポイント】
2010年7月にデビューした3代目プレマシーの基本的なグレード展開は当初シンプルでしたが、2013年1月のマイナーチェンジ以降ではFF車の上位2グレード(20C、20S)にのみ、スカイアクティブ技術が搭載されています。

走り、燃費にこだわる人なら、スカイアクティブ搭載車を選ぶべきでしょう。4WD車は最後まで旧型エンジン、旧型4速ATのままでした。

【スペック・諸元】20S スカイアクティブ(2013年モデル)
■全長x全幅x全高:4585×1750×1615(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:1997cc
■燃費:JC08モード 16.2km/L

▼検索条件

マツダ プレマシー(3代目) スカイアクティブ搭載車×総額100万円以下× 全国

⑥ ホンダ フリード/フリードハイブリッド(初代)

ホンダ フリード ▲初代ホンダ フリードはすっきりとしたデザインが魅力。ハイブリッド仕様も追加された

【デザイン】
三角と四角をドッキングさせたような、独特のスタイリング。シンプルなデザインで女性男性問わずに人気となりました。

ワンボックス型ミニバンはちょっと苦手、という方にオススメです。

【居住性】
コンパクトな車体ですが、2008年5月~2011年9月までの前期モデルでは2-2-3の7人乗り仕様、2-3-3の8人乗り仕様が設定されていました。

2011年10月~2016年8月までの後期モデルでは3列目シートを2名定員として、2+2+2の6人乗り、もしくは2+3+2の7人乗りに変更。居住空間の広さは前期も後期も同じです。

【走り・燃費性能】
重心の低さを感じる乗り味は、ホンダのミニバンらしいところ。ガソリン車は1.5L直4エンジンとトルコン付きCVT(4WD車は5速AT)を組み合わせたベーシックな走りです。

2011年10月に追加されたフリード ハイブリッドでは21.6km/Lという、5ナンバーサイズのミニバンとしては驚異的な燃費を実現しています。

【安全性】
同時代に生産されたミニバンと同じく、衝突安全ボディやデュアルエアバッグ、EBD付きABSなどの安全装備は備わっていますが、先進予防安全装備の設定はまだありませんでした。

2011年10月以降の後期モデルでは、全車にVSA・ヒルスタートアシストシステム、3点式ELRシートベルト(全席)が標準装備されています。

【中古車選びのポイント】
マイナーチェンジで安全装備が充実した2011年10月以降の後期モデルに的を絞りましょう。ガソリン車はもちろん、ハイブリッド車も射程圏内となります。ただし、走行距離が極端に多かったり、年式が古かったりする物件は駆動用バッテリーが劣化し、燃費が落ちている可能性もあるので注意したいところです。

【スペック・諸元】ハイブリッド(2011年モデル)
■全長x全幅x全高:3395×1475×1610(mm)
■エンジン種類:直列4気筒SOHC+モーター  ■総排気量:1496cc
■燃費:JC08モード 21.6km/L 

▼検索条件

ホンダ フリード/フリードハイブリッド 2011年10月以降×総額100万円以下× 全国
 
▼総額150万円以下で狙うならこの4台!

① トヨタ ヴェルファイア(初代)

トヨタ ヴェルファイア ▲初代トヨタ ヴェルファイアは力強さと先進性を併せ持つデザイン、内装が魅力

【デザイン】
2008年5月にフルモデルチェンジし、2014年12月まで生産された初代ヴェルファイア。兄弟車の2代目アルファードが上品さや洗練を表現したデザインであるのに対して、ヴェルファイアは力強さ、先進性をテーマとしています。

アルファードとの外観上の大きな違いに、上下2分割のヘッドランプが挙げられます。メッキパーツがてんこ盛りになった2代目よりも落ち着いた印象です。

【居住性】
車内空間が広いのはもちろんのこと、低床で乗り降りも便利。7人乗り仕様の2列目キャプテンシートにはオットマン付きで、エグゼクティブ気分です!

さらに、助手席にもオットマンが装備されるという贅沢ぶり。2+2+3の7人乗り仕様と、2+3+3の8人乗り仕様が用意されています。

【走り・燃費性能】
エンジンは3.5LV6ガソリンと2.4L直4の2本立て。V6エンジンのトランスミッションには6速ATが、直4にはCVTが採用されています。

走りでは断然V6エンジンが魅力的ですが、リッター9km台の燃費がネック。ただし、直4エンジンでも10.8km/Lとさほど有利なわけではありません。2011年9月のマイナーチェンジではハイブリッドが追加されています。

【安全性】
運転席・助手席&サイド&カーテンエアバッグ、運転席のニーエアバッグを全車標準装備。さらに、前席アクティブヘッドレストやクリアランスソナー、S-VSCも標準装備と、当時のモデルとしては充実した安全装備となっています。

また、レーンキーピングアシスト、ミリ波レーダーによる衝突被害軽減装置もオプションで用意されていました。さすが高級車!

【中古車選びのポイント】
新車当時、300万~500万円台の販売価格だった紛れもない高級ミニバンですが、現在カーセンサーでの中古車平均価格は139.6万円。兄弟車で同世代のアルファードより数万円も安くなっており、お買い得感があります。装備が充実している「2.4Z」「2.4X」あたりのグレードで、走行距離の少ない物件が射程圏内に入ります。3.5L V6モデルも狙えますが、2.4L直4モデルの方が多く流通しており、選択肢が広がるでしょう。

【スペック・諸元】2.4Z FF(2011年モデル)
■全長x全幅x全高:4885×1840×1900(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:2362cc
■燃費:JC08モード 10.8km/L 

▼検索条件

トヨタ ヴェルファイア(2代目)×総額150万円以下× 全国

② 日産 エルグランド(現行型)

日産 エルグランド ▲先代よりもルーフ、フロアとも下げて低重心化を図った、3代目となる日産 エルグランド(現行型)

【デザイン】
エレガントを絵に描いたようなフォルム。先代エルグランドや競合ミニバンに比べて、ワイド&ローなシルエットが特徴です。

2010年8月にデビューした3代目エルグランドですが、レッキとした現行モデル。2014年1月のマイナーチェンジではフロントグリルの造形がバンパー部分にまで拡大され迫力がプラスされました。

【居住性】
7人乗りの2列目シートに中折れ機構付きのキャプテンシートを採用するなど、車内にはラグジュアリーな空間が広がっています。

ワンボックス型ミニバンとしては珍しく、3列目シートの格納方法はダイブダウン方式。ゴージャスなだけでなく、カーゴルームの使い勝手においても優れているのです。

【走り・燃費性能】
駆動方式はFFもしくはFFベースのフルタイム4WD。3.5L V6ガソリンエンジンと2.5L直4ガソリンエンジンがあり、いずれもトランスミッションには日産自慢のエクストロニックCVTが組み合わされています。3.5L V6ガソリンエンジンの最高出力は280ps(206kW)とパンチの効いたスペック。2.5L直4ガソリンエンジンでも必要十分です。

【安全性】
運転席・助手席&サイド&カーテンエアバッグ、スタビリティコントロールやトラクションコントロールを全車標準装備。充実した安全装備と言えるでしょう。

2012年11月のマイナーチェンジ以降のモデルに採用された「踏み間違え衝突防止アシスト」は、超音波ソナーを利用した低速域での衝突回避・被害軽減機能が付いていますが、3.5L V6ガソリン車でのみ選べるオプションでした。先進的な予防安全装備が標準採用されたのは2018年1月以降のことです。

【中古車選びのポイント】
ターゲットとなるのは2010~2012年あたりのモデルとなりますが、外観や先進安全性能はともかく、走行性能や装備の豪華さについては年式が古くても不満ありません。

この予算で、2.5L直4ガソリン車だけでなく、3.5L V6ガソリン車も選択肢に入ってきます。できるだけ走行距離の少ない物件を選びましょう。

【スペック・諸元】250ハイウェイスター FF(2011年モデル)
■全長x全幅x全高:4915×1850×1815(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC  ■総排気量:2488cc
■燃費:JC08モード 10.8km/L 

▼検索条件

日産エルグランド(現行型)×総額150万円以下× 全国×走行距離が少ない順

③ フォルクスワーゲン シャラン(現行型)

フォルクスワーゲン シャラン ▲スポーティなシルエットで両側スライドドアを採用した希有な輸入ミニバンがフォルクスワーゲン シャラン

【デザイン】
2011年2月にデビューした、フォルクスワーゲンの3列シートミニバンがシャラン。現行モデルです! ゴルフに似ているからコンパクトに見えるけど、実は全長4855mm×全幅1910mm×全高1750mmという堂々としたサイズ。

キリッとした顔つきとシャープなボディラインは、アンチミニバン派の人にもモテそうです。

【居住性】
2+3+2の7人乗り仕様。車内空間はドイツ車らしい落ち着いたムードで、シートの作りが素晴らしく、どの席に座っても快適です。

両側パワースライドを装備し、2列目シートは3席それぞれをスライド&リクライニングできるなど使い勝手の部分も良好。

【走り・燃費性能】
エンジンは1.4L 直4ガソリンと小さめの排気量ですが、ターボ&スーパーチャージャーが組み合わされて走りはパワフル。

ミニバンなのに、マニュアルならではのダイレクト感が堪能できるツインクラッチ6速DSGを採用するなど、国産ミニバンとは異次元の走りに対するこだわりを見せています。2012年10月のマイナーチェンジでは、駐車を自動サポートするシステム「パークアシスト」が標準化されました。

【安全性】
2代目デビュー当時から9エアバッグシステムやESP(横滑り防止装置)を全車標準するなど、安全装備が充実しています。

ミリ波レーダーを使った衝突回避&被害軽減システム「フロントアシスト」が標準化されたのは、2015年9月以降のモデル。

【中古車選びのポイント】
意外に車体が大きいので、「パークアシスト」が装備されていると便利。「パークアシスト」が全車標準装備化された2012年10月以降のモデルなら、運転に自信のない人でも安心でしょう。

基本設計は頑丈ですが、輸入車ゆえに定期的なメンテナンスが欠かせず、維持コストも高めであることは理解しておきましょう。

【スペック・諸元】TSIハイラインブルーモーションテクノロジー(2013年モデル)
■全長x全幅x全高:4855×1910×1765(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ+スーパーチャージャー ■総排気量:1389cc
■燃費:JC08モード 13.5km/L 

▼検索条件

フォルクスワーゲン シャラン(現行型)2012年10月以降×総額150万円以下× 全国

④ トヨタ シエンタ(現行型)

トヨタ シエンタ ▲使い勝手の良さはよりレベルアップしながら、精悍なルックスとなった2代目トヨタ シエンタ。現行モデルもリーズナブルに!

【デザイン】
キュートなデザインだった先代からイメージ一新、精悍で先進的な印象となった2代目シエンタ。

サイドビューは後席になるほど着座位置が高くなるシアターレイアウトをビジュアルで表現したトレッキングシューズ型のシルエットとなっています。

【居住性】
車内に入ると、5ナンバーサイズに収まっているとは思えない空間が広がっています。シアターレイアウトにより、2列目、3列目シートも視界は良好。

ボトルホルダーやドアポケットなどの収納が随所にある気配りも、国産ミニバンらしいところです。

【走り・燃費性能】
重心が低く抑えられた安定感の高い走りは評価の高いところ。ミニバンであることをあまり意識せずに運転することができるでしょう。

アイドリングストップ標準装備の1.5L直4ガソリンエンジンに加え、ハイブリッド車もラインナップされており、燃費の良さは折り紙つき。

【安全性】
2015年のデビューだけあり、先進安全装備が充実。レーザーレーダー+単眼カメラ方式の衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が全車にメーカーオプション設定されています。

2018年9月のマイナーチェンジでは上記の装備に、歩行者検知機能が追加されました、

【中古車選びのポイント】
現行モデルのシエンタも中古車平均価格が156.9万円となり、予算150万円で走行距離が少ない良質な物件が狙えるようになってきました。

上級装備の「G」、あるいはハイブリッドも射程圏内です。メーカーオプションの「Toyota Safety Sense C」装着車なら、お買い得感高し

【スペック・諸元】ハイブリッドG(2015年モデル)
■全長x全幅x全高:42355×1695×1675(mm)
■エンジン種類:直列4気筒DOHC+モーター  ■総排気量:1496cc
■燃費:JC08モード 27.2km/L 

▼検索条件

トヨタ シエンタ(現行型)×フリーワード「セーフティ」×総額150万円以下× 全国

※記事内の情報は2021年2月21日時点のものです。

文/田端邦彦 写真/トヨタ、日産、ホンダ、フォルクスワーゲン、マツダ、三菱
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。