M・ベンツのセダン狙いのあなたに推したい“粋な別解”4ドアクーペ CLSクラス。新車で1000万円超えが今中古車なら総額300万円台! オススメの選び方は?
2025/12/03
▲一般的な4ドアセダンとはひと味違うしゃれたフォルムで構成される「4ドアクーペ」。そんな4ドアクーペの中でも特に人気の高いメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)に注目!新車で買うとなると軽く1000万円を超えるモデルだが……
プレミアム感たっぷりなドイツ製アッパーミドルセダンが欲しいと考えるとき、まず候補となるのはメルセデス・ベンツ EクラスやBMW 5シリーズ、あるいは、さらに大柄で超プレミアムなメルセデス・ベンツ Sクラスあたりになる場合が多いでしょう。
それらはもちろん素敵な選択肢ですが、一般的な4ドアセダンではなく「4ドアクーペ」というジャンルに目を向けてみれば、実は「現行型メルセデス・ベンツ CLSクラス」という超素敵な選択肢も存在していることに気づきます。
▲こちらがボディタイプとしては「4ドアクーペ」に分類される3代目・現行型のメルセデス・ベンツ CLSクラスメルセデス・ベンツ CLSクラスは、フォーマルな4ドアセダンであるEクラスをベースに作られた4ドアクーペ。4ドアクーペというのは、セダンと同じ4枚のドアをもつ車でありながら、セダンよりもなだらかな傾斜をもつ前後のウインドウなどにより、セダン以上に「粋でラグジュアリーな世界観」を堪能できるジャンルです。
そんなメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)は、新車で買うとなると総額1000万円を軽く超えることになる超高級車ですが、中古車であれば総額300万円台から狙うことも可能な状況になっています。
比較的手頃な予算で狙えるメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)とは、具体的にはどのような考え方に基づいて狙えば良いのでしょうか? モデル概要の振り返りを含め、お得な買い方やオススメグレードについて検討してまいります。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)モデル概要:先代Eクラスをベースとするラグジュアリー4ドアクーペ
2018年6月に上陸したメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)は、全長5000mm×全幅1895mm×全高1430mmの4ドアクーペ。
そのベースは同時代のメルセデス・ベンツ Eクラスですが、CLSクラスは緩やかなアーチ状のルーフラインを擁するクーペ的なフォルムを採用しており、ボディサイズもEクラスより若干大きめです。
▲メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)の初期モデル
▲同世代のEクラス(セダン)のボディサイズが全長4930mm×全幅1850mm×全高1455mmであるのに対し、こちらはやや大きな全長5000mm×全幅1895mm×全高1430mmという仕立てパワーユニットは最高出力194ps/最大トルク400N・mを発生する2L直4ディーゼルターボと、同367ps/同500N・mとなるマイルドハイブリッド機構(ISG)付き2L直6ガソリンターボの2種類。トランスミッションはいずれも電子制御9速ATで、駆動方式は直4ディーゼルターボがFR、直6ガソリンターボの方は4WDです。
運転支援システムの「インテリジェントドライブ」は、メルセデス・ベンツの最上級モデルである「Sクラス」と同等の内容を標準装着。レーダークルーズコントロールの「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付き)」や、車線や先行車を認識することでステアリング操作をアシストする「アクティブステアリングアシスト」、あるいは「アクティブブラインドスポットアシスト」等々が全部盛りです。
▲大ぶりなツインモニターと丸いエアコン吹き出し口が特徴的なメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)の運転席まわり2021年9月にはマイナーチェンジを実施し、フロントまわりのデザインを変更するとともに、各種装備がより充実した内容になりました。
具体的には、まずはステアリングホイールのリムに静電容量式センサーを備えたパッドが採用されたことで、運転支援システム「ディスタンスアシスト・ディストロニック」使用時に、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識されやすくなりました。また全グレードでヘッドアップディスプレイが標準装備になるなどの変更も行われています。
▲こちらが2021年9月以降の後期型
▲マイナーチェンジではステアリングホイールも刷新され、タッチ式のステアリングスイッチが採用されたそんなメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)の主要グレードの特徴と、それぞれのカーセンサーnet上での表記は下記のとおりです。
2L直4ディーゼルターボ搭載グレードの標準車。
上記に「エクスクルーシブパッケージ」というセットオプションが装着されているもの。エクスクルーシブパッケージの内容は本革シート、Burmesterサラウンドサウンドシステム、シートベンチレーター(前席)、AIR BODY CONTROLサスペンションなど。
マイルドハイブリッド機構付き2L直6ガソリンターボ搭載グレードの標準車。
上記に「エクスクルーシブ パッケージ」が装着されているもの。
中古車状況:平均価格はこの1年間で130万円以上ダウンし、流通量もまずまず
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)の中古車平均価格は、2024年中は横ばい傾向が続き、同年10月時点の平均価格は約592万円でした。しかし同年11月から下落トレンドがスタートし、その後の1年間で順調に下降。結果としてこの1年間で130万円以上のダウンを記録し、2025年9月時点の中古車平均価格は約461万円となっています。
実際の市場では、平均価格と比べてずいぶん安価な総額200万円台の物件も流通しており、走行4万km台程度の物件であっても総額約350万円前後から見つけることができる状況です。

そして中古車流通量は、2025年前半には一時的に300台を超えましたが、直近ではやや減少傾向に。
しかしそれでも250台以上の数は常にキープされていますので、基本的には「探しやすく、選びやすい状況」であるということができるでしょう。

それでは次章以降、お得な買い方やオススメグレードを具体的に見てまいりましょう。
中古車のオススメ①:価格重視で選ぶなら総額300万円台の220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ
価格重視で、つまりなるべく安価にCLSクラス(3代目)を狙いたい場合は「総額300万円台まで」というのが、予算的には順当なターゲットとなるはずです。
そして現在、総額300万円台までの予算で狙えるCLSクラス(3代目)の数は約45台で、その中で最も多いグレードは「220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボ」で、次いで「450 4マチック スポーツ エクスクルーシブ パッケージ(ISG搭載モデル)4WD」という状況。
エクスクルーシブ パッケージが装着されていない標準モデルの中古車は、「220 d系」も「450系」も希少です。
もしも「超パワフルであること」や「4WDであること」にこだわりがないのであれば、ここで狙うべきは、最も数が多い=最も取捨選択が行いやすい220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボです。
▲この予算帯で最も探しやすいのは前期型の220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ(※写真は本国仕様のため、日本仕様の同車とは細部が異なります)「220 d系」は「450系」と比べれば非力ですが、それは比べる相手が悪いというかすごすぎるだけの話で、400N・mの最大トルクがもたらす動力性能は十分以上であり、エクスクルーシブ パッケージが装着されていることによる装備の充実度も、ほぼ文句なしです。
総額300万円台の予算で220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボを探す際の懸念点は、「中古車のコンディションが玉石混交である」ということです。
総額300万円台の220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボは、最初期年式である「2018年式」である場合が大半です。つまりは「7年落ち」であり、平均的な自動車ユーザーであれば1年間に8000kmから1万kmほど走りますので、走行距離は5万km台から7万km台であるケースが目立ちます。
この「7年落ちで走行5万~7万km台ぐらいの車」のコンディションというのは、扱い方や整備の仕方に応じて大きく変化します。
丁寧に扱われ、正規ディーラーなどで定期的に点検と整備を受けてきた個体であれば、このぐらいの年数や距離であってもピンピンしている場合がほとんどです。しかし扱い方とメンテナンスが雑だと、同じ年数、同じ距離であったとしても、車というのはあっという間に状態が落ちていきます。
そのため、総額300万円台で220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボを狙う場合は、内外装の各所に「雑に扱われた痕跡(多数の小キズやガリッとやってしまった跡、あるいは車内に染みついた異臭など)」がないかを確認し、そのうえで「2年に一度、正規ディーラーで車検整備を受けてきたかどうか」を、整備記録簿によって確認することが重要になります。
▲「絶対にそう」とは言い切れないのだが、前オーナーの扱い方の良し悪しは「内装コンディションの良し悪し」に現れる場合が多いこれは、この価格帯で約10台が流通している450 4マチック スポーツ エクスクルーシブ パッケージ(ISG搭載モデル)4WDを探したい場合でも同様です。
そしてこのチェックをクリアした個体であれば、総額300万円台の中古車であっても、特に問題なく維持していける可能性は高いでしょう。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)×総額400万円未満▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)×220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ×総額400万円未満中古車のオススメ②:予算をちょい足しできるなら総額400万円台の220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ
選び方次第では総額300万円台の予算であっても何ら問題なく、メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)を購入できます。しかし「総額400万円台」の予算を用意できるなら、CLS選びはもう少しラクになります。
総額300万円台の予算ですと、前述したとおり「7年落ちで走行5万~7万km台」といったニュアンスの物件が中心になるのですが、総額400万円台であれば「走行3万km台まで」の物件を選ぶことが容易になります。
▲総額400万円台のゾーンでは、比較的低走行な220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージを容易に見つけることができるもちろんCLSクラスに限らず車のコンディションというのは、必ずしも走行距離の多寡に比例するものではありません。「走行距離は短めなのに、なぜか状態がよろしくない」という中古車も、世の中にはたくさんあります。
しかし基本的な一般論としては、走行7万km台のメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)より、走行3万km台ぐらいの同車の方が、内装のコンディションは良好な場合が多いものですし、消耗部品の寿命(要交換タイミング)も、まだまだ先である場合が多いでしょう。
この価格帯でCLSクラス(3代目)を探す場合も、300万円台のところで述べた「内外装の各所に雑に扱われた痕跡(多数の小キズやガリッとやってしまった跡、あるいは車内に染みついた異臭など)がないかを確認し、そのうえで2年に一度、正規ディーラーで車検整備を受けてきたかどうかを整備記録簿で確認する」という作業はマストです。
そして、その作業をきっちり行えば、しっかりしたコンディションの220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボを入手できるでしょう。ちなみにこの価格帯では、450 4マチック スポーツ エクスクルーシブ パッケージ(ISG搭載モデル)4WDの流通量は残念ながら希少です。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)×総額500万円未満▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)×220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ×総額500万円未満中古車のオススメ③:「後期型」にこだわりたいなら総額600万円前後の220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ
マイナーチェンジ前のメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)も十分以上にステキですが、2021年9月のマイナーチェンジを経た「後期型」は、よりいっそうステキです。
▲マイナーチェンジ後の後期型。グリルとバンパーの形状が変更され、フロントグリルにはスリーポインテッドスターをちりばめた「スターパターングリル」が採用されたフロントグリルとバンパーの形状およびデザインが変わったことで、4ドアクーペらしい躍動感はさらに強調され、ステアリングホイールがアップデートされたことで、アダプティブクルーズコントロール使用時、ドライバーはハンドルに軽く手を添えるだけで済むようにもなりました。また全モデルで「ヘッドアップディスプレイ」が標準装備になった点も、地味に重要かもしれません。
そんな後期型のメルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)は、現在総額490万~810万円付近で約20台が流通中。ここでも中心となるのは220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボで、その他のグレードは希少ですが、いずれにせよ総額530万~650万円付近のプライス感で、コンディション良好な220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ ディーゼルターボが見つかるはずです。
こちらは年式的にもまだまだ新しめであるため、購入時のチェックにさほど神経質になる必要はありません。「異音や異臭はないか?」「内装の小キズが妙に多くないか?」「何かしらの違和感は覚えないか?」ぐらいのチェックでもおおむね十分でしょう。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)×後期型(2021年9月~)×総額530万円~650万円▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)×後期型(2021年9月~)×220 d スポーツ エクスクルーシブ パッケージ×総額530万円~650万円▼検索条件
メルセデス・ベンツ CLSクラス(3代目)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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