CX-5 ▲「したいを叶える5つ星」というキャッチコピーを伴って登場した新型マツダ CX-5は、確かに何でも叶えてくれそうなSUVですが、新型CX-5以外にも「したいを叶える」ことができるSUVはあるはず……ということで、探してみましょう!

あなたの願望を叶えてくれるSUVを探せ!

マツダの看板SUVである新型CX-5が2026年5月21日、ついに発売された。

「したいを叶える5つ星」という実にキャッチーなフレーズを掲げるだけあって、新型CX-5は走破性から安全性、そして快適性に至るまで、まったくもってスキのない万能ぶり。日常の「あんなこと」「こんなこと」をばっちり叶えてくれるだろう素晴らしいSUVだ。

だがもちろん、世の中には新型CX-5以外にも、様々な「したい!」を叶えてくれるSUVは多数存在している。

この記事では、SUVを買いたいと考える各位が抱くであろう個性的な(?)願望を見事に叶えてくれる、魅力的な中古SUV5車種を厳選してご紹介する。
 

CX-5▲2026年5月21日に発売された新型マツダ CX-5。これはこれでかなり素晴らしいSUVだが、「素晴らしいSUV」は、他にもあるはず!

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マツダ CX-5(3代目)
 

「クルマで天体観測がしたい!」を叶えるなら?
→ホンダ ヴェゼル(2代目)

2代目ホンダ ヴェゼルは、スタイリッシュでクーペライクフォルムと、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトによる圧倒的な室内空間の広さを両立させた人気のコンパクトSUV。全長4340mm×全幅1790mm×全高1580mmという「小さすぎず、大きすぎない」という絶妙なサイズ感も、都市部で使う際には特に魅力的だ。
 

ヴェゼル▲こちらが2代目ホンダ ヴェゼル。写真のグレードは「1.5 e:HEV Z プレイパッケージ」
ヴェゼル▲「1.5 e:HEV Z プレイパッケージ」のインテリアはおおむねこのような世界観

パワートレインは1.5Lガソリンの用意もあるが、中心となるのは2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」。をラインナップ。日常走行の多くをモーター駆動で行うため静粛性がきわめて高く、それでいて、滑らかで力強い走りも堪能できる。駆動方式はFFとリアルタイムAWD(4WD)が用意されている。

で、このSUVにおいて「夜空を見上げて天体観測がしたい!」という願望を叶えてくれる装備が、一部のグレードに設定された「パノラマルーフ」だ。前席から後席頭上にまで広がるこの広大なガラスエリアを伴って然るべき場所まで走って行き、そして車内の明かりとヘッドランプを消灯させれば、車内はいきなり「個室プラネタリウム」へと一変する。
 

ヴェゼル▲クラストップレベルの面積と開放感を誇る2代目ヴェゼルのパノラマルーフ

そんなロマンチックかつ開放的な気分を味わえるヴェゼルの「パノラマルーフ(IRカット〈遮熱〉/UVカット機能付Low-Eコートプライバシーガラス)」は、前期型の「1.5 e:HEV プレイ」に標準装備。そして後期型の「1.5 e:HEV Z プレイパッケージ」の中古車でも、メーカーオプションのそれを装着している中古車は多い。

前期型の「1.5 e:HEV プレイ」の走行距離3万㎞程度の物件であれば総額280万円程度から、後期型の「1.5 e:HEV Z プレイパッケージ」は走行距離1万㎞以下の物件も総額320万円程度で見つかる。
 

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ホンダ ヴェゼル(2代目) ×1.5 e:HEV プレイ×1.5 e:HEV Z プレイパッケージ ×サンルーフ・ガラスルーフ
 

「ぶっちゃけ、安く手に入れたい!」を叶えるなら?
→マツダ CX-5(2代目)

2016年から2026年まで販売された2代目マツダ CX-5は、上質な走りと端正なデザイン、そして高い実用性でもって国内外で高い人気を博したミドルサイズSUV。新型(3代目)が登場した今だからこそ、あえて「2代目CX-5の中古車」を狙ってみるのは実に賢い。
 

CX-5▲つい先日まで「現行モデル」として販売されていた2代目マツダ CX-5
CX-5▲今なお「美しい!」と感じられる、過剰な装飾を廃した2代目CX-5のインテリア。写真のグレードはXD Lパッケージ

パワーユニットは、軽快な走りを生み出す2Lおよび2.5Lガソリン自然吸気と、溢れるトルクと優れた燃費性能が自慢の2.2Lクリーンディーゼルターボ基本。トランスミッションは6速AT(一部6速MTもあり)で、駆動方式はFFと「i-ACTIV AWD」が設定されている。

2代目CX-5の魅力は、何といっても「今見てもまったく古さを感じさせないスタイリング」「走行性能の高さ」なわけだが――新型の登場で中古車価格が順調にこなれてきたことで、シンプルに「安い!」という部分も大きな魅力になってきている。長距離で移動することが多いユーザーならば、検討してみるのはいかがだろうか。
 

CX-5▲なんとも素敵なたたずまいだが、実はこのたたずまいも、総額100万円台後半程度の予算で入手可能!

「新型CX-5の『したいを叶える』というコンセプトにはもちろん引かれるが、自分が本当に叶えたいのは『支払総額をグッと安く抑えること』なのだ」というリアルな本音を持つ人にとって、総額100万円台後半の予算でも「程度良好なディーゼルターボの上位グレード」が普通に狙えてしまう2代目マツダ CX-5は、まさにコスパ最強の選択肢となるのだ。
 

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マツダ CX-5(2代目)
 

「正直、派手なデザインで目立ちたい!」を叶えるなら?
→BMW X7(初代)

BMW X7(初代)は、BMWのSUVラインナップにおいて頂点に君臨する全長5mオーバーの大型ラグジュアリーSUV。特に2022年11月以降の後期型は上下2つに分かれた強烈な「セパレート・ヘッドライト」と巨大なキドニーグリルを採用し、一度見たら忘れられない圧倒的なフロントマスクが特徴的だ。
 

X7▲2022年11月にマイナーチェンジを受け、より印象的なフロントマスクとなったBMW X7の後期型
X7▲12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させてドライバー側に湾曲させた、最新のカーブドディスプレイを採用。優れた視認性と高い操作性が両立されている(写真は本国仕様のため左ハンドル)

パワートレインは3L直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドや、4.4L V8ツインターボなどが用意され、全車8速ATと4WDシステム「xDrive」、そしてアダプティブ・エア・スペンションを標準装備。車重約2.5tの巨体を感じさせない俊敏性と極上の乗り心地を両立させている。

スペックや走りのすごみもさることながら、この車の真価は「街の誰もが振り返る、問答無用のギラギラ感と威圧感」だろう。新型マツダ CX-5の上品でクリーンなデザインはもちろん素敵だが、「もっとわかりやすく目立ちたい! 周囲を圧倒したい!」という正直な(?)欲望を心の奥底で抱いている人には、X7のデザインこそが刺さるはず。
 

X7▲上下2分割のデザインとなった後期型X7のヘッドランプ。上側がターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライトで、下側がコーナリングライト機能を併せもつLEDヘッドライト

後期型の中古車価格は最安の部類でも総額790万円~となっている。
 

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BMW X7(初代)
 

「セレブ気分を味わいたい!」を叶えるなら?
→レクサス LX(2代目)

2代目レクサス LXは、トヨタのフラッグシップSUVである「ランドクルーザー300」をベースに、レクサスの中でも最高レベルのラグジュアリー性と最新技術を惜しみなく投入したプレミアムSUV。新車時は長期間の納車待ちが発生したことでも話題となった。
 

LX▲全長5100mm×全幅1990mm×全高1885mmという堂々たるボディサイズを誇る2代目レクサス LX
LX▲レクサス LXの運転席まわり。盗難を防止するため、イグニッションスイッチには指紋認証システムが取り入れられている

パワーユニットは最高出力415ps/最大トルク650N・m(kg・m)の3.5L V6ガソリンツインターボで、ダイレクトシフト10速ATとフルタイム4WD機構の組み合わせにより、険しい道であっても、あるいは高速道路の超高速巡航であっても、涼しい顔で走り続けることができる1台だ。

しかしレクサス LXの魅力の本質は、そのスペックや走破性以上に「乗っているだけで成功者気分(セレブ気分)に浸れる」という部分にある。上質な本革と匠の技が光るオーナメントパネルに包まれた室内、そしてスピンドルグリルが放つ圧倒的なオーラは、まさに走るファーストクラス。
 

LX▲写真はLX600 エグゼクティブ。助手席はダッシュボード前まで押しやることが可能で、左後席のオットマンを展開して背もたれを倒せば、かなりゆったりとくつろげる

「自分はただSUVに乗りたいのではない。乗ることで“優越感”が味わえるSUVに乗りたいのだ!」という欲望は、あまり大きな声では言いにくいことなのかもしれない。

支払い総額は1000万円超えからとなかなかに高額な部類。だがもしもあなたの心の中に、そんな欲望の炎が静かに燃え続けているのだとしたら――買うべきSUVは間違いなくコレだ。
 

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レクサス LX(2代目)
 

「週末だけは冒険家になる!」を叶えるなら?
→スズキ ジムニー(3代目)またはスズキ ジムニーシエラ(3代目)

スズキ ジムニーおよびジムニー シエラは、ラダーフレーム構造とパートタイム4WD、そして3リンクサスペンションという伝統のメカニズムを継承した、日本が世界に誇る本格スモールオフローダー。2018年の登場以来、今なお人気を誇っているロングセラーモデルだ。
 

ジムニー▲こちらは軽規格の本格オフローダーである「ジムニー」
ジムニー▲そしてこちらは、ジムニーのトレッドを広げて1.5Lエンジンを搭載した「ジムニー シエラ」

パワーユニットはジムニーが0.66L直3ターボで、シエラが1.5L直4自然吸気。トランスミッションは5速MTと4速ATが用意されており、その本格的すぎるほど本格的な悪路走破性能は、日本をはじめとする世界中の“プロ”たちから絶賛されている。

だが、この車の真価は「スペックとしての凄み」と同時に、日常を一瞬で非日常へと変えてくれる「圧倒的な世界観」にもある。 平日はいわゆるフツーのビジネスパーソンとしてデスクに向かっていたとしても、週末にジムニーあるいはジムニー シエラのステアリングを握りさえすれば、気分は一気に「未知の世界へ挑む冒険家」だ。

あえてカーナビを消し、携帯の電波が怪しくなるような山々の林道へと突き進んでみる。あるいは林道とまではいかずとも、とにかくワイルドサイドへ行ってみる。もしくは、夜明け前の海岸を目指し、荷室に積み込んでおいたお気に入りのアウトドアギアで湯を沸かし、入れたてのコーヒーを飲む――ぐらいでもいいかもしれない。
 

ジムニー▲この程度の急坂であれば楽勝で登っていけるのがジムニーおよびジムニー シエラという車。「週末冒険家」にとっては本当にベストマッチな1台なのだ(※画像はオフロードコース施設での撮影です。山林などを走行する際は、地域のルールや利用条件を守り、自然環境や周囲への配慮を忘れずに、マナーと安全運転を心がけてください。)

そんな「身近なプチ冒険」へと連れ出してくれる相棒として、ジムニーおよびジムニー シエラの右に出るSUVは、ほぼ存在しない。「今日は行かないかもしれないが、その気になれば、世界中のどこへだって走って行ける」というジムニーシリーズの事実が、週末におけるあなたの心を、冒険家のそれへと変えてくれるのだ。走行距離1万km以下の物件を検討するならば、ジムニーは総額200万円程度で、ジムニーシエラは総額290万円程度でそれぞれ見つけることができる。
 

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スズキ ジムニー(3代目)

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スズキ ジムニーシエラ(3代目)
文/伊達軍曹 写真/マツダ、ホンダ、BMW、レクサス、スズキ
※記事内の情報は2026年8月6日時点のものです。
※記事中の車両に関する数値表記は、新車時のメーカー発表カタログ値です。
伊達軍曹

自動車ライター

伊達軍曹

外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。

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