スノボに行くには何が快適? その答えはずばりミニバン!
2017/03/31

「走る」「積める」をハードにこなす
派手なグランドトリックを決めたい。そのためにも雪山までの移動を快適にサポートする“スノーエクスプレス”が欲しくなる! スノーボードと同様に、スノーボードに適したクルマ選びも基礎が大事。「安心して走れること」「物をたっぷり積めること」そして「使い勝手も良いこと」。それを満たす筆頭候補となるとミニバンだ。では、ボーダーに必要なのはどんなミニバン?

一言で4WDとはいってもメカニズムや性能は多種多様。それでも四輪で駆動する雪道での安心感は不変だ。迷ったら4WDを選ぼう。
ただし! スタッドレスタイヤの性能が高まった今、4WD選択はベターだがマストではない。前輪で操舵と駆動を兼ねるFFの走破性も侮れない。
その場合、滑りやすい路面で走行安定性を高める「横滑り防止装置」などが付いたモデルが心強い。

ゲレンデの駐車場に着いたら車内で即着替えたいボーダーは多い。
ロッジのロッカールームを使うより手間も時間もかからないので、早くゴンドラの列に並べ1本でも多く滑れるかもしれないからだ。
だが、着替えにくいクルマであれば逆に時間がかかることも。ポイントは広さだけでなく室内の天井の高さ。腕を伸ばしたり、腰を浮かせたりできる車内だと着替えが楽でスムーズだ。

3列目シートを倒して、そこにウエアやボードを積むのはごく普通。そして車内での「あるある」は……
「あれ、ニット帽がない? 荷室だ!」
そんなとき2列目シートから手を伸ばしてもなかなか届かないという経験が1度や2度あるはず。だから2列目シートが左右独立して、ウォークスルーになっていると便利。
荷物へのアクセスも抜群なうえ、ウォークスルーの隙間をボードを積むのに利用できる。

積んでおけば良かった! なんてこともあるのでは?
泊まりで雪山に行ったときなど、「帰ろうとしたらフロントウインドウが凍っていた」なんてことは珍しくない。そんなとき荷室床下に収納スペースがあればスクレーパーなどのアイテムを常備しておける。
荷室に荷物を積んでいると取り出しにくいので使用頻度の高いものには適さないが、いざというときに必要なモノを忍ばせておくのに便利だ。
ミニバン大国だからこそ最良の相棒が選べる
日本はミニバン大国ゆえにバリエーションが多く、選択肢も豊富。言い換えれば、同じミニバンでも何を選ぶべきかは悩みどころとなる。さて、スノーエクスプレスと呼ぶたくなるモデルとは……。

ホンダ オデッセイ
一見してステーションワゴンのようにスマートなフォルムをもつ。機械式の立体駐車場にも止められるよう全高は1550mmに抑えられている。滑りやすい路面でドライバーの正しいステアリング操作をサポートする「モーションアダプティブEPS」で走行安定性を高めている。また、スペアタイヤを搭載せずに応急パンク修理キットを装備。このため荷室床下のアンダーボックスは使いやすいサイズとなっている。
4代目:2008年10月~2013年10月
車両価格帯:38万~343万円
ボリュームゾーン:90万~140万円

マツダ MPV
全幅1850mmある堂々たるボディサイズを生かし、シートアレンジは実に多彩。「KARAKURIシート」と名付けられた2列目のキャプテンシートは3人掛けのベンチシートにもなる。実にユニークだ。ロードスターを作るマツダだけあって、ミニバンとはいえ走行性能も追求されている。雪山へのワインディングでも、安心感のあるステアリングフィールで応えてくれる。
3代目:2006年2月~2016年3月
車両価格帯:15万~238万円
ボリュームゾーン:40万~110万円

日産 エルグランド
現行エルグランドには、前輪駆動もしくは日産お得意のオールモード4×4による4WDがある。オールモード4×4は、端的に言うと、必要に応じて走行モードを4WDに切り替えてくれるシステムだ。注目すべきは2列目シートに中折れ機能が採用されたキャプテンコンフォータブルシート(7人乗りモデル)。リラックスして座れるのでスノードライブも快適だ。
3代目:2010年8月~
車両価格帯:104万~549万円
ボリュームゾーン:210万~270万円

トヨタ エスクァイア
ノア&ヴォクシーの兄貴分的存在。弟分と同じく5ナンバーサイズのミニバンだが、存在感が強められたエクステリアと、アップグレードされたインテリアによって、より高級な雰囲気を醸し出している。もちろん、雪道での走破性も優秀。滑りやすい路面で姿勢が乱れても、ステアリングやブレーキ、エンジンに介入して車両が安定するよう制御してくれる。
初代:2014年10月~
車両価格帯:190万~398万円
ボリュームゾーン:230万~300万円
雪道を駆け抜けるスノーエクスプレスはまだまだある
他にもオススメしたいモデルがある。例えば、ユーティリティに優れた人気のヴォクシーや、使い勝手の良さに加えスポーティさも備えるビアンテ、床下収納は狭いがタフな走りが魅力のデリカD:5など。いずれもあなたに快適な雪旅をもたらしてくれるはずだ。
▼検索条件
ホンダ オデッセイ(旧型)&マツダ MPV(現行型)&日産 エルグランド(現行型)&トヨタ エスクァイア&トヨタ ヴォクシー(旧型)&マツダ ビアンテ&三菱 デリカD:5×ウォークスルーあわせて読みたい
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