大切な人とのドライブなら「助手席優先」のクルマで喜ばせる
2017/03/31

助手席優先のクルマで心の距離がグッと縮まる
助手席へ大切な人をエスコートする。そう、パッセンジャーシートに座る人のことを真正面から考えるクルマ選びがあってもいいはず。車内が心地良くなれば、2人の絆も深いものになる……かもしれない! だからこそ、車内の時間を劇的に演出するクルマを考える。一緒にドライブへ行きたいと思ってもらえるモデルとはいったい何だろうか……。

何事も第一印象が大切。待ち合わせ場所にコンパクトカーで迎えに行くのか、それとも大きなセダンやワゴン、SUVで迎えにいくのかで印象はまったく異なる。
大きなクルマはドライバーの包容力を暗示するとさえ言っていい。相手の身になって考えれば、大きなクルマで悪い気はしないはず。エスコートは初めが肝心だ。

大きなクルマのメリットは、それだけではない。大きなクルマは相対的にホイールベースが長く、トレッドも広い。そのため前後に揺れるピッチングや、左右に揺れるロールなどが抑えられる傾向がある。
また、大きなクルマはタイヤの直径も大きく、これは路面の凸凹をいなしやすい。つまり助手席に座っていて快適なのだ。

快適な室内環境を保てるかどうかも重要だ。そのためにはエアコンの温度設定が運転席と助手席で独立して調整できるのがベター。独立していない場合は助手席を基準に設定することは言うまでもない。
また、UVカットガラスやシェードなど紫外線対策も万全であることが求められる。室内温度の調整にも貢献する。一方、ここが無策だと嫌われるケースも。

お気に入りの音楽を聴きながらのドライブは、思い切りリラックスできる。モデルによっては高級オーディオシステムとして6スピーカーや8スピーカー、中には12スピーカー搭載といったものもある。そうなると自宅で聴くより、ずっと臨場感のあるサウンドを楽しめる。
オーディオがいいと同乗者との会話も弾むし、雰囲気も良くなる。また乗りたくなる。
乗り心地が良いと移動時間も特別なものに変わる
助手席に座る人のために、堂々としたボディサイズのクルマが基本。その中からデザインや乗り心地が好みのモノを選ぼう。もちろん、室内で気持ちよく過ごすための装備もお忘れなく。

BMW 5シリーズ
運転手が主役のドライバーズカーでありながら、同乗者を乗せるために作られたとも言える、二兎を追って二兎を得たセダン。不必要なフリクションや振動が取り除かれ、エンジン回転をはじめ走行感覚は滑らか。当然、乗っていて疲れない。また、パンクしても一定距離を走れるランフラットタイヤを履いていて安心感も◎。
4代目:2010年3月~2017年1月
車両価格帯:129万~615万円
ボリュームゾーン:180万~290万円

シトロエン C4
乗り心地を追求すると、ホイールベースが長くてトレッドがワイドなのがベター。だが、C4はそういった物理特性を超えるユニークな存在だ! シトロエンはかつて(バネの替わりに)空気と油を利用したハイドロサスペンションを積極的に採用していた。C4のサスペンションは普通の金属バネだが、乗り味は往年のハイドロを思わせる。一線を画すフラットライド感を味わえる。
2代目:2011年7月~2018年11月
車両価格帯:70万~255万円
ボリュームゾーン:190万~230万円

ボルボ V60
外気温が10℃以上の日にリモートコントロールでドアを開錠すると最長1分間、車内を自動換気する「車内自動換気システム」を搭載。登録まもないクルマでは新車時、独特の臭いが残っていることがある。それによるアレルギーで体調不良を起こすシックカー症候群を防いでくれる。約4年後には稼働しなくなるのもクレバー。もちろん、乗り心地が優れていることは言うまでもない。
初代:2011年6月~2018年8月
車両価格帯:84万~777万円
ボリュームゾーン:340万~450万円

トヨタ ハリアーハイブリッド
北米で人気のハリアー。その乗り心地には大陸的なゆったりしたマイルドさがある。ハイブリッドモデルは車両前後にモーターが備えられており、燃費性能だけでなく走破性も高い。道を選ばない快適な移動も約束してくれる。さらに、JBLプレミアムサウンドシステムが設定されているので、快適な車内で雄大な音楽を楽しめる。
初代:2005年3月~2013年7月
車両価格帯:82万~358万円
ボリュームゾーン:110万~180万円
“助手席ファースト”なクルマはまだまだある
中古車ならお手頃価格で、上質な高級車や今をきらめく人気モデルも狙える。これぞ!というモデルをぜひ大切な人と楽しみながら探してみてほしい。
▼検索条件
BMW 5シリーズ(旧型)&シトロエン C4(現行型)&ボルボ V60&ポルシェ カイエン(旧型)&トヨタ ハリアーハイブリッド(初代)&日産 フーガハイブリッド(現行型)&スバル レガシィアウトバック(現行型)あわせて読みたい
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