■3.5Lと2.5Lエンジンを一新、さらに“世界初”装備を２つ追加

日産のアッパークラスセダン、フーガがマイナーチェンジされた。エクステリアではグリルや前後バンパー、リアコンビランプなどのデザインが変更され、GT Type Sでは専用エクステリアも設定されている。またインテリアでは、メーターや操作パネルなどの質感向上が図られているほか、最高級本革を使用したセミアニリン本革パッケージがオプションで選択可能になっている点が目新しい。
エンジンは、333psの4.5L V8は変わらずだが、3.5Lと2.5Lはともにスカイラインセダンと同じものに変更。それにより最高出力は3.5LV6が313psに、2.5LV6が223psにそれぞれアップ。また、よりスポーティな走行に適したギアを選択するDSモードを装備し、GT Type Sにはマグネシウム製パドルシフトも標準となる。
注目は、世界初のインテリジェントペダル［ディスタンスコントロールアシスト（一部オプション）］。これは車両前部に設置したレーダーセンサーからの情報で、先行車との距離や相対速度に応じてブレーキコントロールを行うというものだ。
またインテリジェントクルーズコントロールはコントロール可能な速度が従来の「5km/h～約100km/h」から、「停止～」となった。つまり先行車が停止した際は自車もそれに応じて停止する。
さらにもう一つ世界初の装備として、このインテリジェントクルーズコントロールに、ナビからの情報を得て、前方コーナーの大きさに応じてスピードをコントロールする、ナビ協調機能（一部オプション）が装備される。
ボディカラーは7色中5色が新色。たとえばクリスタルホワイトパール、ブレードシルバー、ストラフィアブルーなど。
価格は250GT(2WD)の396万9000円から、450GT Type P(2WD)の627万9000円まで。ちなみに写真の450GTの場合は、16万8000円のアップとなる。

■発表日:平成19年１２月２０日　■取り扱い：日産ディーラー