コペン ▲2025年ジャパンモビリティショー出品のスタディモデルが、次期コペンの下敷きに起用されることは想像に難くない。ここでは64ps超の高出力エンジンが搭載されて、ハイパフォーマンス版が仕立てられたら、との想定で予想CGを作成した


※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

生産終了目前。歴史は一度途切れるものの……

2026年8月末にコペンの生産が終了した。生産終了で一度はモデルライフが途切れるものの、ダイハツは次世代コペンの仕込みを始めている。
 

コペン▲先行開発車両はモータースポーツを起点にした車づくりに生かされ、FRオープン2シーターの特性を採って決め込む参考に使われていく
コペン▲先行開発車両のボンネット内。直3ターボが縦置きされていることがわかる

FRに生まれ変わる!

2025年秋のジャパンモビリティショーで明かされたように、社内ではエンジン縦置きのFR方式を模索して先行開発が始まっている。

ショー会場には現行2代目モデルをベースにしたランニングプロトが展示され、実際にエンジンが縦置きされている様子も包み隠さず公開された。

このプロトタイプが起点となる3代目コペンは、軽量化、定住進化、最適な重量配分をテーマに掲げて開発されていく。

40数年に及ぶ自主規制をブレイクスルーか?

興味深いニュースをキャッチした。それは最高出力64ps超を視野に入れた開発要件が組まれているということ。

説明するまでもなく、自動車メーカー各社は軽自動車の最高出力を64psに自主規制しており、この縛りはEVにも継承されている。

ただし、あくまでも自主的な規制にすぎないため、超えても何ら罰則が科されるわけではない。仮に最高出力が70psや80psに達する場合、サスペンションをはじめとする足回りやデフなどの駆動系、操舵系など、あらゆる部位の強度と耐久性に余裕をもたせる必要がある。

さらに想像と夢を膨らませるなら、64ps超のハイパフォーマンス版は、「MORIZO-RR」のような特別な存在としてラインナップされるかもしれない。

2025年の秋、モリゾウことトヨタの豊田章男会長は、ダイハツのマスタードライバーにも就任した。これは今後、ダイハツの車づくりにもモリゾウの生の声が反映されることを意味している。

エンジン縦置きのFRオープン2シーターともなれば、モリゾウが黙っているはずがない。上記イラストは、量産仕様を飛び越して、MORIZO-RRが設定されたらとの想定で作成したものだ。

次期コペンのラインオフ時期は2030年。この記事から4年後となるわけだが、これは初挑戦となるパッケージングに加え、一連の不祥事の反省に基づいて、丁寧に開発を進めることが前提に置かれているためだ。

文/マガジンX編集部 写真/マガジンX編集部、ダイハツ
※2026年8月20日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2030年
■全長×全幅×全高:3395×1470×1290(mm)
■搭載エンジン:660㏄ 直3+ターボ 他