昨年、注目された中古車をおさらい!~部門別編その2~【今年のCS COTYは12月19日発表!】
カテゴリー: レース&イベント
タグ: トヨタ / 日産 / スズキ / スポーツセダン / クーペ / 軽自動車 / クロカン / スカイラインGT-R / クラウンアスリート / ジムニー / ハスラー
2015/12/17
▲今回は昨年の3部門の部門賞を振り返ります個性あふれる車たちが並ぶ部門賞
カーセンサーnetには6000を超える車種が掲載されています。そんな中からみなさんの関心をもっとも引いた車を決めるのがカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー(CS COTY)です。イヤーカーを決めるランキングのほかに、個性的な車たちにスポットライトを当てた部門賞も目が離せません。今回は、昨年の「ニューカマー部門賞」「ハイエンド部門賞」「ビンテージ部門賞」の3つを振り返ってみたいと思います。
【ニューカマー部門賞】登場と同時に大ヒットした軽SUV
その1年にデビューした車の中で最も注目を集めた車を選ぶ「ニューカマー部門賞」。いわゆる新人賞と言い換えられるでしょうか。2014-2015シーズンに受賞したのはスズキの軽SUV、ハスラー(現行型)でした。
2014年1月にデビューしたハスラーですが、新車市場での人気を反映しその年の12月には流通量が300台を突破。一時は新車の注文から納期が3カ月以上先となったこともありましたから、中古車市場での注目度の高さも納得です。
また特筆すべきは価格帯。軽自動車ながら2014年12月当時の中古車平均本体価格は137万円台と決して安価とはいえませんでした。単に安いから、ではなく、車自体の魅力がその人気につながっていたからこその高値維持といえたのではないでしょうか。
そして2015年-2016年シーズンは多くの魅力的な軽自動車がデビューしただけに、ニューカマー部門から巣立ったハスラーがどんな活躍をしてくれるのか目が離せません。2015年-2016年シーズンのカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーでハスラーがどんな位置にいるか、要チェックですね。
▲新車市場で人気が出たハスラーは中古車市場でも高い注目度でした【ハイエンド部門賞】人気のスポーツカー軍団をおさえて受賞の大定番セダン
1年間の平均中古車価格が300万円以上であったモデルの中で最多のポイントを獲得した車種に贈られる「ハイエンド部門賞」。初代受賞車はトヨタ クラウンアスリートでした。
名だたるスーパーカーたちも対象となるこの部門。ポルシェ 911や日産 GT-R、ホンダ NSXをおさえての受賞は、適度な身近さと高級感が理由でしょうか。問い合わせの多かった400万円未満の価格帯では、2.5Lのガソリンエンジン車が約7割を占めています。大きすぎない排気量ながら走りを楽しめる走行性能と乗り心地を両立、かつ「クラウン」のブランドも兼ね備えた強力な魅力を備えています。
2015年10月にはダウンサイジングの潮流を受けた2.0L直噴ターボモデルが登場。2015年-2016年シーズンにはまだ影響は少ないでしょうが、今後も目が離せない車種に違いありません。
▲日本車の代表的高級車、クラウンのスポーツグレードが「アスリート」【ビンテージ部門賞】レースで数々の伝説を残した名車&今も2代目の生産が続く本格軽クロカン
生産終了から15年以上が経過した車種が対象となるビンテージ部門。最高ポイントを獲得したのは初代パジェロミニでしたが、すでに軽自動車部門賞を取っている(関連リンク参照)ため、繰り上げでこの2車種に決定しました。
R32型のスカイライン GT-Rはより新しいR33型、R34型をしのぐ人気を保つ脅威のモデル。昨年の時点で生産終了から20年が経過していましたが、今年は海外への輸出が話題になるなど、今後も価格が下落する望みは薄そうです。状態のよい個体は争奪戦といってよいのではないでしょうか。
一方ジムニーは軽自動車という枠を越えその強烈なキャラクターが光るモデル。ライバルがほとんどいないため、今後も受賞が期待できる名車といえるのではないでしょうか。
▲1989年にデビューしたR32型スカイライン GT-R。全日本ツーリングカー選手権での衝撃デビューを皮切りに、様々なレースで活躍しました
▲今では少なくなった本格的な悪路走破性能を持つ軽クロカンがジムニー。現在も生産が続く2代目はもちろん、初代の人気も健在です今回は昨年の3部門の部門賞を振り返りましたが、今年のカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーではどの車が部門賞を受賞するのでしょうか。12月19日の発表をお楽しみに!
【関連リンク】
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