ミーティング▲20代のクラシック/ネオクラシックカーミーティングにカーセンサー編集部が潜入


20代中心のクラシック/ネオクラシックカー乗りのミーティングにカーセンサー編集部が潜入。集まった15台の中から今あえてネオクラシックカーを好んで乗るオーナーに、「最近のモデル」や「これからの自動車」について思っていることを聞いてみた。

答えてくれたのは「シトロエン BX」「いすゞ ピアッツァ」「ホンダ シティカブリオレ」「ホンダ S2000」「アルピーヌ V6ターボ」「トヨタテクノクラフト MRスパイダー」「シトロエン C6」「シトロエン C2」のオーナーのみなさんだ。

60~70年代のクラシックカーオーナーに取材を行った様子は以下よりご覧いただきたい。


BX▲84年式シトロエン BX
C2▲83年式ピアッツァ
シティ▲85年式ホンダ シティカブリオレ
S2000▲2006年式ホンダ S2000
V6▲90年式アルピーヌ V6ターボ
MRスパイダー▲98年式MRスパイダー
C6▲2007年式シトロエン C6
C2▲2006年式シトロエン C2

最近の車で欲しいものやEVについてネオクラオーナーに聞いてみた

――いわゆるネオクラに乗ってるみなさんは、現行車で気になってる車はありますか?

糸川(愛車:MRスパイダー) 新型タフト。キャンプ行くのにMRスパイダーじゃ不便すぎて(笑)。荷物積めないし砂利の中入って行けないし。足車としてどこでも行けるようなタイプの軽自動は気になります。
 

タフト▲ダイハツのタフト

大澤(愛車:アルピーヌ V6ターボ) ジムニーとか遊びの車として欲しいなと思いますね。

KD ジムニーいいですね。シエラとか普通にいいなと思いますね。

松岡(愛車:シトロエン C2) 自分はシトロエンのベルランゴ欲しいです。

後藤(愛車:ピアッツァ) 俺もベルランゴ欲しい。

糸川 ベルランゴかぶることある(笑)? パルトネールとかじゃダメなの?

ジムニー
ベルランゴ
パルトネール▲上からスズキ ジムニー、シトロエン ベルランゴ、プジョー パルトネール

――プジョーのフルゴネット、パルトネールとはこれまたレアな (笑)。MT仕様しかなくて日本には導入されてないモデルです。

後藤 まあカングーとかフルゴネット系はすごい便利じゃないですか。キャンプに行ったり楽器積んだりするんで、やっぱり荷物が積める車いいですよね。

糸川 こういう車乗ってるがゆえに、なんでもない、車として使える車が欲しい。

松岡 ローテクスニーカーみたいな、履きつぶした方がかっこいいみたいな車欲しいですね。

KD(愛車:ホンダ S2000) 僕はGRヤリス RZ。基本古い車ばっかり乗ってきたんで、逆に3気筒で300馬力弱出て、現代の超ハイテク技術で速いっていうのに乗ってみたい。実際にファーストエディションはオートサロンで先行受付やってて、オーダーするか1時間悩みました。

鈴木(愛車:シトロエン C6) 僕はDS9ですね。こないだ試乗して、すごいよかった。乗り替え候補として筆頭ですね。妻はフィアット 500eやホンダ eが見た目もかわいくて気になっていますね。

KD アルピーヌ A110も楽しいですよね。

GRヤリス
DS9
500e
e
A110▲上からトヨタ GRヤリス、DS9、フィアット 500e、ホンダ e、アルピーヌ A110

小野(愛車:ホンダ シティカブリオレ) 僕は現行シビックですかね。タイプRが出たら、なおおもしろそうだなと思います。あとは軽トラ。

立石(愛車:シトロエン BX) 軽トラも入れていいの? そしたら俺サニトラがいい。

――結局旧車になっちゃってるじゃないですか(笑)。新車でって(笑)。

立石 新車ね……僕はね……ホントにないんですよ。(BXを見やって)ああいう生き方しかできない。

――(笑)。

立石 BXで通勤してるんですけどカドがない車だったら、仕事やめたくなっちゃう。そうだな、ジムニーがギリだな。

――カクカク依存がすぎますね(笑)。

立石 もっとデザインが立った電気自動車が出てくるのを期待します。

小野 今は安全面考えるとカクカクしたのは作れないからね。

立石 自動運転技術が進歩して、絶対ぶつからない車ができたときにデザインの風向きがまた変わってくれるんじゃないかと。

――なるほど技術の進歩で衝突安全性の呪縛からデザインが自由になれる日が来るかもしれない!?

立石 ぶつかんないんだったら自由でいいじゃん?

糸川 今絶対できないデザインといえば昔のバモス……フロントの短い車で趣味性の高い。

――初代バモスですね。オープンすぎるオープンの。

糸川 ああいうデザインが出てこれたらまた楽しいですよね。

――それは夢がありますね。みなさんEVシフトには抵抗ないですか?

後藤 旧車乗りだからって電気自動車なんて消えろなんてことはまったく思ってないし、むしろ今後に期待してる。電気自動車のデザインかっこいいなと思うし、流れとしてはいい方に行ってると思うんですよ。

後藤さん

KD 個人的にはガソリン好きではあるんですけど、共存できればいいなと思う。ホンダeとか運転してもよかったし。デザインもNコロみたいでね。でも全部電気です、ガソリン車禁止ですっていうのは厳しいな。

後藤 それはいやですね。

鈴木 うーん、でも締め出しにはならないんじゃないかな。昔はみんな馬に乗ってたんだから。

一同 (笑)。

立石 たしかにね、趣味として残るから。

KD 乗馬クラブに行けば馬に乗れるみたいに、例えばサーキットとか特定のエリアに行けばガソリン車走らせることができますよとか? でもそこまでなると現実的に厳しいなと思うんですけど。

後藤 もしこの先本当にガソリンダメって言われたらピアッツァはモーターに載せ替えてもいいと思ってる。

――愛する旧車に乗り続けるためならEVコンバートも辞さない、と。では将来EVに乗るとしたらどんな車がいいですか?

糸川 今後、特に高齢化じゃないですか。昔のミツオカみたいなマイクロカーみたいなものが増えていくのかなとも思うし。

大澤 中国で走ってるよね。

糸川 そういうの逆に乗りたいなって思います。昔大学の研究でコムスを大学の廊下で走らせて乗りましたけど、ちっこい車って乗ってて楽しい。
 

コムス▲こちらがトヨタ車体のコムス

――トヨタ車体の1人乗りマイクロEVですね。

松岡 あれは楽しいですね。

糸川 特に独身男性だと近所に買い物行くんだったらあれで十分。

大澤 原チャリよりも安全、っていう程度のね。まあ荷物も載るしみたいな。

糸川 ある意味趣味車で旧車持ってればあとはコミューターでいいのかなって、ミニマムな。

――趣味の旧車があるのが前提で、プラス足とするなら道具として便利でミニマムなものでいい、場合によっては所有すらしないでサブスクでいい?

KD 結局自分の車が好きだから、あとは割り切ってもいいみたいなところがありますよね。ただ、EVになると作るの簡単になるんでいろんな会社が入ってくると思うんですけど、もともと車を作ってないところがやって大丈夫なのかなっていうのはあります。衝突安全性だとか自動車メーカーとは全然経験値が違いますしね。

糸川 一方で、自動車メーカーが作る電気自動車は自動車っていう概念から離れられなくて。テスラもフィスカーも結局車の形してる。電機メーカーの作る車なら、もっと革新的なデザインになってくるかもしれないし、自動車業界以外のメーカーが参入することで、自動車メーカーへの発破にはなるんじゃないかなと思う。

――意外にも旧車乗りたちの「来たれ革新的に新しい車!」という熱を感じました。

糸川 ここにいる人たちは旧車だけが好きなんじゃなくて、車そのものが好きなんだと思うんですよ。おもしろい車に乗ってみたいし。知りたいっていう。

大澤 根本は一緒なんですよね。

文/竹井あきら、写真/阿部昌也、プジョー、ホンダ、スズキ、DSオートモビル、トヨタ車体 取材協力:リバイバルカフェ(〒238-0114 神奈川県三浦市初声町和田2650‐3)
 
竹井あきら

ライター

竹井あきら

自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してから次期愛車を物色しつつ、近年は1馬力(乗馬)に夢中。