第6回 スバル インプレッサ 22B STiバージョン 【見つけたら即買い!?】
2008/01/30
■数あるSTIバージョンの中で輝く超希少モデル
STI(スバルテクニカインターナショナル)は、ご存じのとおりスバルのモータスポーツ部門に位置する会社で、WRC参戦活動や市販パーツ開発・販売などを行っています。その『STI』の名前をいただくシリーズは、専用のチューニングによりベースモデルから性能が大幅に高められていて、インプレッサを筆頭にフォレスターやレガシィシリーズ(セダン/ワゴン)と幅広く展開され、ユーザーから高い支持を得ています。なかでもインプレッサSTIは、1993年から参戦しているWRCの活躍により世界中でその名を知られているモデルで、WRCでの活躍を記念して数々の特別仕様車・限定車が販売されてきました。数ある特別仕様車・限定車の中で最も希少価値が高いと思われるのが、今回即買いとして強くオススメする『22B STi』です。

22B STIは1995年から1997年までのWRCマニュファクチャラーズ3連覇を記念したモデルで
1:Impreza World Rally Car 97のイメージを極力再現すること
2:市販車として国内法規に合致し、ロードユースを前提とすること
3:パワーユニットは、拡幅ボディにふさわしく、2.2Lエンジンとすること
4:足回りは、タイヤ、ホィールを含め、新開発、専用チューニングを行い
速さと走りの愉しさ、乗り心地をバランスさせること
この4つの開発テーマをもとに400台限定で販売されました。
ロータスエランやマクラーレンF1のデザイナーであったピーター・スティーブンスによってデザインされたWRカーのイメージを極力再現するため、クーペボディをもとに一台一台職人の手によって仕上げられたそうです。大きく張り出したブリスターフェンダーや専用のフロントグリルなど、その姿は公道を走るWRカーそのもの。インテリアもボディカラーのソニックブルーマイカをコーディネイトしたエクセーヌ地のバケットシートを装着、フロントコンソール部分のシリアルナンバープレートを配置するなど、外観と同じように特別な仕様になっています。
迫力ある外観と同じく22B STiのハイライトが2.2L化されたエンジンです。シリンダー径を92mmから96.9mmにボアアップし2212ccになったエンジンは、最高出力こそロードユースを前提に280psにとどめられていますが、低・中速域を重視したチューニングによって発進以外を5速でカバーできるという優れたトルク特性を実現しています。
このパワーに負けないよう、足回りはハード仕様のビルシュタイン×アイバッハのサスペンションにBBS製の鍛造アルミホイール×超偏平・ワイドのピレリP-ZEROが組み合わされています。またSTiバージョンIVにオプション設定されていたスーパークイックステアリングギアを採用することで、ドライバーの操作に瞬間的に反応するようなクイックな操作感を手に入れました。

チューニング内容は3連覇を記念したモデルにふさわしい豪華なもので、限定400台の販売台数と相まって中古車の流通台数は極少です。1月30日時点で22B STiはたったの2台だけ。新車時の販売価格が500万円だったこともあり、流通価格も高めで現行STIが新車で手に入れられる金額です。それでも他のインプレッサSTIオーナーからは羨望の眼差しで見られること間違いなしの“即買いカー”です。
<カーセンサーnet編集部・フクダ>
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第6回 スバル インプレッサ 22B STiバージョン 【見つけたら即買い!?】/旬ネタ
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