スカイアクティブターボで、新世代マツダスピードを!
2016/01/26
▲もし、マツダ スピードアクセラが実現すれば、大型スポイラーやダーククロームの外装パーツが与えられて、精悍ないでたちで現れるだろう。4本出しエキゾーストのような過激な演出は回避かアクセラ+2.5Lガソリンターボが実現すれば……
北米で大型クロスオーバーSUVのCX-9をアンベールしたマツダ。同時にスカイアクティブ初のガソリンターボエンジンも公開した。最高出力227ps/最大トルク420N・mを発生するこの2.5Lユニット。なかなかそそるものがある。
そもそも、マツダはなぜスカイアクティブにターボ追加を決断したのか。いちばんの理由は、車体が大きくて、重量のかさむSUVを走らせるのに、より大きなパワーが必要になったから。先代CX-9には、3.7LのV6NAエンジンが搭載されてきたが、このエンジンは、同社がフォードグループにいたときに供給を受けたもので、環境性能の面で時代遅れとなりつつあった。
北米のニーズやライバル車の動向を考えれば、V6エンジンの世代交代も思い浮かびそうだが、同社のパワートレイン開発担当常務である、人見光夫氏によると、「マツダの規模でV6エンジンを丸ごと刷新しても採算が合わないとの理由から現実的ではないと判断した」と説明している。
▲CX-9とともに北米で発表された2.5Lガソリンターボエンジン。低回転域からタービンを回すダイナミックプレッシャーターボが新採用され、クールドEGRと相まって高効率なユニットに仕立てられているアクセラへの搭載に期待
この2.5L直4ターボは他のマツダ車に流用されないのだろうか。まさか年産5万台のCX-9専用にとどめておくはずもないだろう。どうせなら、ちょっと(?)手を加えてパワーアップさせたうえで、アクセラに搭載してみたらいかがだろうか。
思い返せば、マツダは初代と先代(2代目)アクセラに、2.3L直4直噴ターボを搭載したスポーツグレードを設定し、国内外で販売していた。
欧州では、フォード フォーカスやルノー メガーヌ、オペル アストラ、ホンダ シビックといった同クラスの2BOXハッチバックに、ハイパフォーマンスグレードが用意されており、こうしたライバル車と戦うための武器としてターボエンジン搭載車は欠かせない。
加えて、近年は北米においても車のダウンサイジングが進んでおり、Cセグメント車が受け入れられる環境が整いつつある。ハイパワー好きな彼らに訴求するにも、アクセラとターボエンジンの組み合わせは最適解のひとつと言えよう
2013年に登場した現行アクセラは、スカイアクティブ技術で身を固めており、ディーゼルターボやハイブリッドの設定が注目を集めた。その半面、ガソリンターボがラインナップから消滅したことを惜しむ声があったのも事実。
デビューから3年が経過する2016年後半には、大規模なマイナーチェンジが予定されているだけに、ぜひ2.5Lガソリンターボで武装した、新世代のマツダ スピードアクセラ参上に期待したい。
▲マツダ スピードアクセラ(初代)は、モデルライフ半ばに追加された
▲初代の人気を受け、マツダ スピードアクセラ(2代目)は、世代交代時からラインナップされた
※2016年1月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年9月
■全長×全幅×全高:4460×1815×1460(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4ターボ
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
あの名車は今? その後継モデルたちは……20年という時の流れは車をどう変えたのか。SL、ムルシエラゴ、911…
アコードの平均総額が1年で60万円以上ダウン! プレリュードが気になるけど実用性も欲しい諸兄にオススメのフラッグシップセダン
オフロードもなんのその!趣味も日常も共に走り抜けるイタリアンコンパクト フィアット パンダ
2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカー発表! ところで去年の受賞車はいくらで買える? 中古車状況を解説
3代目BMW X1が支払総額400万円台で狙える! 中古車市場に登場してから2年半、今のオススメの買い方・選び方は?
アメリカで販売台数ナンバーワンのF-150が日本の公用車に!? 知るほど沼る、魅惑のフォード車5選
マツダ ロードスター12Rの抽選に外れて絶望している人必見! 代わりにコレ、どうですか? 5選
新型CX-5が待ちきれないあなたに贈る「納車までの期間、代わりにコレどうですか?」5選
新型日産 エルグランドの発売が待ちきれないあなたに贈る「代わりにコレ、どうですか?」5選
トヨタ センチュリーがブランド化! クーペタイプも公開された今、改めて歴代モデルを振り返ってみよう!









