ヒョンデ インスターは見た目もサイズも最高! でも……EVはキツイという人に贈る「代わりにコレどうですか?」5選
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / スズキ / ダイハツ / フォルクスワーゲン / ルノー / シトロエン / ヒョンデ / ハッチバック / ロッキー / トゥインゴ / up! / クロスビー / C3エアクロスSUV / ライズ / インスター / 竹井あきら
2025/07/07
▲2025年4月に発売されたヒョンデ インスター。そのかわいい見た目と小さなサイズ感で気になっているけど、諸般の事情でEVはNGという人もいるのでは?新型 ヒョンデ インスターがかわいすぎるが……
2025年4月、ヒョンデの新型EV「インスター」が上陸しました。
小さいっていうだけでかわいいうえに、ピクセルグラフィックが並んだウインカーランプとその下のぱっちり丸目ランプが印象的な、愛嬌たっぷりのフロントフェイスにきゅんとしちゃった人も多いのではないでしょうか。

全長3830mm×全幅1610mm×全高1615mmという、軽自動車よりちょっと大きい程度の、狭い日本の道路や駐車環境でも扱いやすい絶妙なサイズ感。それでいて乗車定員を4人にしたことで大人が余裕をもって座れます。
室内の広さについては、長年パッケージングを磨き抜いてきた日本の軽ハイトワゴンに慣れた身にはさして驚くほどではありませんが、デザインと質感たるや一枚上手のステキさです。

ちなみに価格はというと……
エントリーグレード「カジュアル」:284万9000円
最高出力97ps、バッテリー容量42kWh、一充電航続可能距離は申請中なので不明
ミドルグレード「ヴォヤージュ」:335万5000円
最高出力115ps、バッテリー容量49kWh、一充電航続可能距離458km(※)
上級グレード「ラウンジ」:357万5000円
同じく最高出力115ps、バッテリー容量49kWh、一充電航続可能距離458km(※)
※WLTCモード
そんなわけで、インスターはまさに“今欲しい1台”の筆頭に挙げたくなる車ではあります。
しかし、「電気自動車(EV)はちょっとハードルが高い」と感じている人も多いのではないでしょうか。例えば、集合住宅で充電設備がなかったり、充電インフラが整っていない地域に住んでいたり……。
あるいはよく長距離を走るから、今ははまだエンジン車やハイブリッド車の方が都合がいいとか、はたまたどうにも4人乗りじゃダメなのよ、ということもあるかもしれません。
そんなみなさんのために、今回は「EVじゃない、ヒョンデ インスターに近い魅力をもつ」オススメのモデルを5台ピックアップしました!
1.スズキ クロスビー(初代)
▲個性的で愛着がわくデザインが特徴のクロスビーちょうどいいサイズ感と遊び心で、インスターに一番近い“非EV”ならこちら。
ポップな2トーンカラーと愛嬌ある丸目ヘッドライトで、“インスターっぽさ”を感じさせるクロスビーは、都会にもアウトドアにも似合う万能コンパクト。FFだけでなく4WDも用意されるので、雪や泥でがっつり遊びたい派にもうれしいですね。
全長3760mm×全幅1670mm×全高1705mmと、サイズ感もインスターにかなり近く、取り回しの良さは◎。それでいて5人乗りです。
1Lターボ+マイルドハイブリッドというパワートレインは、街中から高速まで軽快な走りを実現。WLTCモード燃費はFFで18.2km/L、4WDでも17km/Lと上々です。
「ハイブリッド MZ」「ハイブリッド MV」グレードには全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールを含む「スズキセーフティサポート」も付いてます!
▲可愛い外観とは裏腹に、SUVらしくタフな印象のインテリア中古車掲載台数は約970台、総額約65万~280万円。走行5000km以下に絞っても、約200台、総額約150万円から見つかります。
▼検索条件
スズキ クロスビー(初代)2.ダイハツ ロッキー(2代目)/トヨタ ライズ(初代)
▲ダイハツが開発・生産を行うロッキー(写真左)は、トヨタではライズ(写真右)として販売されるコンパクトSUV実用性の高さとハイブリッドによる低燃費が魅力のロッキー/ライズ兄弟。全長3995mmとインスターより少し長めながら、扱いやすいサイズで人気のSUV。もちろん5人乗りです。
広い室内空間と大容量の荷室は余裕たっぷり。ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は28km/Lと、先進のハイブリッドシステムがいい仕事をしているので、EVじゃなくても十分だと思えるんじゃないでしょうか。
4WDモデルは1Lターボの純ガソリンエンジン車のみなのですが、それでも燃費は17.4 km/Lとしっかり走ってくれますよ。
予防安全技術も、「ブラインドスポットモニター」などが加わった「次世代スマートアシスト」を採用。「プレミアムG HEV」「プレミアムG」グレードには、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールも標準装備されているので、ロングドライブも楽々です。
▲見た目以上に広い室内空間と大容量ラゲージが特徴中古車掲載台数は、ロッキーが約1000台、総額約110万~350万円。ライズが約3600台、総額約120万~470万円。400万円超えのライズの多くはコンプリートカーです。
▼検索条件
ダイハツ ロッキー(2代目)▼検索条件
トヨタ ライズ(初代)3.ルノー トゥインゴ(3代目)
▲最小回転半径はクラストップレベルの4.3mを実現している3代目トゥインゴ街中を小気味よく走り回る姿が似合う、パリ生まれのキュートなシティ派コンパクト。
インスター同様にどこかエスプリの利いた“愛され顔”で、ちょっと変わり種の車が好きな人には、トゥインゴのキャラクターは刺さるのではないでしょうか。インスターと同じく4人乗りです。
全長3620mmという、インスターを凌駕するコンパクトさに加えて、リアエンジン・リアドライブレイアウトでフロントにエンジンがないおかげで前輪がよく切れるので、最小回転半径はなんと4.3m! 驚異の小回り性能も特徴です。
▲外観同様、ポップな印象のインテリア2023年をもって日本向けモデルは生産を終了していますが、中古車掲載台数は約220台と十分。
フレンチコンパクトらしくMT車も約40台流通しています。価格は総額約50万~370万円。キャンバストップも見つかります。
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ルノー トゥインゴ(3代目)4.フォルクス ワーゲン up!(初代)
▲タイヤをボディの四隅に配置し、エンジンのレイアウトを見直したことで広々とした居住空間を実現しているup!シンプルで賢く合理的な、一番小さなフォルクスワーゲン。にかっと笑っているようにも見えるグリルレスのフロントフェイスがかわいい、全長3610mmと今回ご紹介する中では最も短いモデルです。
インスターと同じく4人乗りで、大人がちゃんと座れる後席の居住性は驚くほど。
「小さな高級車」として名を馳せただけあって、洗練されたデザインと質感の高さはばっちり。また、超高張力鋼板の採用やシティエマージェンシーブレーキ(低速域追突回避・軽減ブレーキ)を標準装備するなど高い安全性能も魅力です。
アイドリングストップ機能とブレーキエネルギー回生システムを搭載した独自の「ブルーモーションテクノロジー」で、フォルクスワーゲン車で過去最高となるJC08モード燃費25.9km/Lを達成しています。
▲洗練されたデザインと質感の高さが特徴のインテリア中古車掲載台数は約230台。3ドア仕様もありますが、7割以上が利便性の高い5ドア仕様となっています。価格は総額約20万~260万円。MT車も約30台見つかりました。
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フォルクスワーゲン up!(初代)5.シトロエン C3エアクロスSUV(初代)
▲ポップなアクセントカラーとたくましさ、かわいさが同居したエクステリアが特徴のC3エアクロスSUV最後に紹介するのは、C3エアクロスSUV。個性派シトロエンの中でもさらにユニークなスタイリングの超個性派SUVなら、インスターに引かれた人にもきっと響くのではないでしょうか。
シトロエンのエンブレム“ダブルシェブロン”の両端に薄型のデイタイムランニングライト、その下にヘッドランプというお顔は、ほぼインスター(いやこちらのほうが先ですが)。
そしてインテリアが素敵なんです! アクセントカラーの利いたシートだけでなく、インパネなどにも立体的なファブリックがあしらわれて、リラックス感のあるリビングのような仕上がり。
全長4160mmとやや大きめですが、その分ラゲージはフル乗車でも410Lとたっぷり。それでいて取り回しの良さも確保されるうれしいサイズ感です。
また、ディーゼルエンジン「BlueHDi」搭載車はWLTCモード燃費21.3km/Lと低燃費なので、長距離ドライバーにもオススメしたい1台です。
▲ファブリックを貼り込んだリビングのようなインテリア中古車掲載台数は約130台、総額約120万~400万円。そのうちディーゼル車は約30台、約260万円から見つかります。
巨大なサンルーフとFFだけどグリップコントロールとヒルディセントコントロールが付いて悪路もどんと来いなグレード「シャイン パッケージ」も約40台流通しているので、ぜひチェックを。
▼検索条件
シトロエン C3エアクロスSUV(初代)※記事内の情報は2025年6月25日時点のものです。

ライター
竹井あきら
自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してからしばらく車を所有していなかったが、2021年春にプジョー 208 スタイルのMTを購入。近年は1馬力(乗馬)にも夢中。
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