ランクルFJの中古価格に絶望した人に贈る、半額の300万円で買えるゴキゲンSUV5選
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / SUV / レネゲード / ミニクロスオーバー / エクリプスクロス / C3エアクロスSUV / MX-30 / ランドクルーザーFJ / 伊達軍曹
2026/10/09
▲大人気ゆえに中古車価格が高騰し、「買いたくても手が出ない!」と頭を抱えている人も多いであろうトヨタ ランドクルーザーFJ(写真上)。だが少しだけ視野を広げてみれば、その約半額となる「総額300万円前後」の予算感にて、ゴキゲンで個性的なSUVはけっこう見つかるものだ欲しいけど買えない? ならば視点を変えてみればいい
新たな本格オフローダーとして熱烈な支持を集めている「ランクルFJ」ことトヨタ ランドクルーザーFJ。レトロポップで骨太なギア感あふれるビジュアルにひと目ぼれし、「絶対に手に入れたい!」と鼻息を荒くした各位も多いことだろう。
だが、世界的な品薄と過熱する人気のあおりを受け、直近の中古車価格は総額560万~670万円という、新車価格(約450万円)を大幅に上回る水準となっている。
この状況に対して「さすがにそこまでは出せないし、プレミアム価格が載っかっているのもちょっと……」と嘆いている各位も多いかと思う。
▲こちらが2026年5月に発売され、大人気となっているトヨタ ランドクルーザーFJ。ボディサイズは全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mmで、パワーユニットは最高出力163psの2.7L直4ガソリンエンジンだが絶望するのはまだ早い。なぜならば中古車市場には、ランドクルーザーFJのおおむね半額=総額300万円ぐらいで狙えて、なおかつランクルFJの本質である「ただの移動手段ではない、乗るだけで気分がアガる乗り物」というニュアンスはしっかり内包しているゴキゲンなSUVも、多数存在しているからだ。
本稿ではそんなランクルFJ難民の心を救ってくれるであろう、総額300万円以内で狙える個性派SUV5モデルを厳選してご紹介したい。
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トヨタ ランドクルーザーFJ(初代)候補①:おしゃれ番長にして実力派。道具感と色気のハイブリッド
ミニ クロスオーバー(2代目)
「街角やアウトドアフィールドで映える、ポップで上質なギア」を求めていた人にまず注目してほしいのが、2017年に登場したコンパクトSUV、2代目ミニ クロスオーバー(F60型)だ。
▲街乗りでおしゃれなのはもちろん、ルーフレールやタフなプロテクターを備えた道具感も兼ね備えた2代目ミニ クロスオーバー。写真は2020年9月以降の後期型「MINI」を名乗りつつも、車体寸法は全長4315mm×全幅1820mm×全高1595mmと、大人4人が普通に乗れて荷物もしっかり積めるサイズ感。
しかし、当然ながら「実用一辺倒」のSUVでは決してなく、デザインにおけるギア感やポップ感は十分以上で、なんなら「ランクルFJ以上」と言うことさえできるかもしれないのが、2代目ミニ クロスオーバーという車だ。
▲絶妙にポップなデザインとなる、2020年9月以降のミニ クロスオーバーの運転席まわり。この世代からフル液晶メーターパネルがオプションとして採用されたランクルFJの約半額となる総額300万円以内で狙うなら、狙い目は2020年9月以降の「後期型 クーパー D」または「クーパー SD ALL4(4WD)」。両グレードの2L直4ディーゼルターボエンジンは出足から図太いトルクを供給し、高速巡航も山道の上り坂も完全に余裕。それでいて実燃費もまずまず優秀であり、しかしながら、走りにおける「ゴーカートフィーリング」は健在。
そして2020年9月以降の後期型であれば、内外装デザインや装備内容に古さを感じることもない――ということで、ランドクルーザーFJのような「超絶悪路性能」さえ求めないのであれば、「約半額で買えるランクルFJの代わり」としては、ほぼ文句なしの選択肢となるだろう。
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ミニ ミニクロスオーバー(2代目)候補②:丸目+ボクシーフォルムが素敵な、小型なれど生粋のジープ
ジープ レネゲード(初代)
ランドクルーザーFJの「丸目ヘッドライト」と「タフでスクエアなオフローダーテイスト」にほれ込んでいたのなら、ジープ レネゲード以上の候補は存在しないかもしれない。
▲丸型ヘッドライトと7スロットグリル、そしてボクシーなフォルムのボディなど、ジープ伝統のアイコンをこれでもかと凝縮して採用している初代ジープ レネゲードジープ レネゲードは、2015年に登場したジープ初のコンパクトSUV。
ボディは全長4255mm×全幅1805mm×全高1695~1725mmという取り回し性能に優れるサイズ感で、ジープの伝統的なアイコンである「7スロットグリル」と丸目ライト、ジェリカン(軍用燃料缶)をモチーフにした×印のテールランプなど、車内外のあちこちに遊び心が散りばめられたポップなデザインは、眺めているだけでも気分がアガるニュアンスだ。
モノコック構造のSUVゆえ、本気のオフロード性能はさすがにランクルFJには劣るかもしれないが、レネゲードの4WDグレードも、さすがは「ジープ」だけあって悪路には強い。というかそもそも、悪路はあまり走らない人が買う場合も多いのが、ランクルFJやレネゲードに限らず、昨今のSUVなのかもしれないが。
▲2019年2月以降の後期型の運転席まわりはこのようなデザインと世界観。車載インフォテインメントシステム「Uconnect」には、新たに地上デジタルテレビチューナーが標準装備となったそれはさておき総額300万円前後の予算があれば、デザインとパワーユニットが刷新された2019年2月以降のFF車「リミテッド」の低走行物件が選び放題。だが、ランクルFJ難民の各位により刺さるのは、4WDグレードである「トレイルホーク」かもしれない。
最低地上高が高められ、スキッドプレートや専用サスペンション、セレクテレイン(路面状況に応じた駆動力制御システム)などを備えたトレイルホークは、見た目だけのなんちゃってSUVとは一線を画す「本物感」をあわせもつ1台。
だが、それでも総額200万円台半ばから後半あたりの予算感にて、コンディション良好な後期型(2019年2月~)を見つけることができるだろう。
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ジープ レネゲード(初代)候補③:観音開きに心が躍る(?)超個性派コンパクトSUV
マツダ MX-30(初代)
「人と同じSUVにはなるべく(または絶対)乗りたくない」というこだわり派には、2020年に発売された「マツダ MX-30」を激推ししたい。
▲2020年10月に登場したマツダ MX-30。全長4395mmのクロスオーバーSUVで、中心となるパワーユニットは2L直4マイルドハイブリッドマツダ MX-30における最大の特徴は、前後のドアが観音開きとなる「フリースタイルドア」を採用している点。かつてのRX-8やトヨタのFJクルーザーを思わせるこの構造は、後席へのアクセスや荷物の積み降ろしが非常にラクであるのと同時に、独特の高揚感をもたらしてくれるものだ。
さらに、インテリアのコンソールトレイなどにあしらわれた「ヘリテージコルク」や、風合い豊かなリサイクルファブリックが醸し出す温かみのある北欧モダン的空間は、無骨さとはまた違うベクトルのこだわりが充満している。車には絶対的な個性とオリジナリティを求めたいあなたもきっと、MX-30であれば「相手にとって不足なし!」と感じることだろう。
▲Bピラーレス構造によって実現した「フリースタイルドア」を採用。フロントが82度、リアは80度まで開くセンターオープン式ドアにより、乗り降りのしやすさと後席へのアクセス性の良さを実現している狙い目となるのは、2L直4ガソリンエンジンに小型モーターを組み合わせた「e-SKYACTIV G」の4WDモデル。流通量がさほど多くないのが玉にキズだが、総額210万~280万円付近にて、走行少なめの好条件物件が見つかるはず。
もしも「総額300万円」という予算枠をきっちり想定していたのであれば、浮いた数十万円は、オールテレーンタイヤへの換装やルーフラックの装着といった「プチ・オフロード系カスタム」の原資に充ててみるのも素敵である。
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マツダ MX-30(初代)候補④:四角と丸の絶妙な脱力感、そしてあか抜け感が魅力のフレンチギア
シトロエン C3エアクロスSUV(初代)
シトロエン C3エアクロスSUVは、2019年7月に登場した全長4160mm×全幅1765mm×全高1630mmのフランス製コンパクトSUV。
街を行く無難な国産SUVたちとは明らかに住む世界が異なる、デザイン性の高さが魅力となる1台だ。
▲こちらが2019年7月に登場したシトロエン C3エアクロスSUV。当初搭載されたパワーユニットは最高出力110psの1.2L直3ガソリンターボで、2022年7月には同120psの1.5L直4ディーゼルターボを追加。写真は2021年11月以降の後期型昨今のSUVとしてはきわめてコンパクトなサイズながら、シトロエンならではの「アドバンストコンフォートシート」は、まるでリビングのふかふかソファに腰掛けているかのような極上の座り心地。
駆動方式は前輪駆動(FF)のみであるため、本格オフローダーであるランクルFJとはジャンルが異なる存在だが、SUVに「デザイン性の高さと扱いやすさ」を求めるのであれば、ランクルFJを凌駕している部分も大と考えられる。
▲シンプルな造形だが、細部を見ると妙におしゃれなインテリア。インパネにシート生地と同じ霜降りグレーのファブリックを貼ることで、シートと統一した温かみのある空間を構成している中古車価格は、マイナーチェンジが行われた2021年11月以降の後期型・低走行物件でも総額230万円~というイメージで、2022年7月に追加された1.5Lディーゼルターボ搭載グレード「ブルーHDi」系の各車も、総額250万円付近から見つけることができる。
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シトロエン C3エアクロスSUV(初代)候補⑤:攻めたデザインと「ガチな中身」の絶妙バランス
三菱 エクリプスクロス(初代)
「そうは言っても、自分は“シティ派SUV”では満足できない。走破性の本気度だけは絶対に譲れない!」と考える武闘派な各位には、三菱 エクリプスクロスがオススメとなる。
▲三菱が長年培ってきた電脳4WDシステム「S-AWC」を搭載するとともに、クーペ的な流麗さとSUVの力強さを融合させたデザインを採用している三菱 エクリプスクロス。写真は2020年12月以降の、全長が4545mmまでストレッチされた後期型三菱 エクリプスクロスは2018年に登場し、2020年の暮れにマイナーチェンジを受けた全長4405mm(後期型は4545mm)×全幅1805mm×全高1685mmのSUV。パワーユニットは1.5L直4ガソリンターボが基本となるが、デビューから少し遅れて2.2L直4ディーゼルターボを追加し、2020年12月には2.4Lエンジンに2基のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドもラインナップに加わった。
エクリプスクロスのフロントマスクは、三菱のアイデンティティである「ダイナミックシールド」を全面に押し出した超アグレッシブな造形で、リアセクションも、大胆にシェイプアップされたクーペライクなフォルム。様々なSUVの中でも異彩を放つ存在だ。
とはいえこのSUVの真骨頂は、見た目以上に「中身」にある。
エクリプスクロスの4WDグレードは、かつて世界ラリー選手権を席巻したランサーエボリューションの血統を受け継ぐ車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載。前後のトルク配分だけでなく左右のブレーキ制御まで緻密に行うこの4WDシステムは、大雨の高速道路から豪雪路、荒れた未舗装路に至るまで、驚くほどの接地感と旋回性能をドライバーに約束してくれる。
ランクルFJとは方向性こそ異なるが、こちらもまた“本物”なのだ。
▲後期型エクリプスクロスのインパネまわり。ダッシュボードの形状は前期型と大きくは変わらないが、スマートフォン連携ディスプレイオーディオは7インチから8インチに拡大されているオススメは、ボディが前後に延長されて精悍さを増した2020年12月以降の後期型。
その場合の中古車価格は1.5L直4ガソリンターボ搭載グレードが総額260万円~で、2.4Lプラグインハイブリッド搭載グレードが総額240万円~といったところだ。
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三菱 エクリプスクロス(初代)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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ランドクルーザーFJ 2.7 VX 4WD 登録済未使用車/MODELLISTAスピーカー/フルセグTV/LEDルームランプ/HDMI入力端子/純正12.3インチディスプレイオーディオ/純正フロアマット/ドラレコ&レーダー/AppleCarPlay/全周囲カメラ/トヨタセーフティセンス
本体価格528.0万円
支払総額549万円