フォルクスワーゲン ゴルフヴァリアント|ニューモデル試乗

バンマーケットが縮小し始めている。一方でスバルがレヴォーグを発表するなど、あらためてCセグメントのステーションワゴン活性化の動きが見えている。このゴルフヴァリアントがその先鞭をつける存在になるかもしれない

ステーションワゴンブーム再来の予感

ハッチバックと同じく手抜きは一切ない

7代目ゴルフがいかに偉大な車であるかは、すでに多くを語られており、あらためてここで言うまでもないだろう。それはヴァリアント(ステーションワゴン)になっても同様であり、ハッチバックと同じく手抜きは一切ない。

ワゴンとしての本懐を遂げるべく、荷室開口部はスクエアで使いやすく、先代モデルから約20%容量を拡大したラゲージルームは、通常でも605L、6:4分割可倒式の後席を倒せば最大1620Lにもなる。これはひとクラス上のDセグメントをもしのぐ数値だ。さらに荷室フロアを折り畳んで仕切りを作ったり、取り外したスライディングカバーを床下収納できるなど、細かい配慮も行き届いている。

グレードは、1.2Lのコンフォートラインと1.4Lのハイラインの2本立て。ハッチバック比で+60kgという車両重量ゆえ、パワーが欲しいというよりも、バイキセノンヘッドライトや、LEDポジションランプ、アルカンターラのシート、さらにはレーンキープアシストや全車速追従機能付きACCが標準装備される点などを考慮して、価格差約50万円高のハイラインを選びたい。

Cセグメントワゴンの世界基準

1.4LのTSIエンジンは、パワフルでワゴンボディであることを忘れさせる。熟成の進んだ7速DSGはもはやギクシャクした動きもほとんどなく、トルコンもかくやのスムーズさだ。JC08モード燃費はハッチバック(ハイライン)の19.9km/Lに対し、19.5km/Lと負けていない。

3代目ゴルフから脈々と続くヴァリンアントも、ハッチバック同様、Cセグワゴンの世界基準なのだ。

最新設計モジュールにより、旧型から最大50kgの軽量化。全長30mm、全幅15mm拡大しつつ全高を45mm低めた

最新設計モジュールにより、旧型から最大50kgの軽量化。全長30mm、全幅15mm拡大しつつ全高を45mm低めた

ハッチバックと同様に、様々な機能の操作をまとめたタッチスクリーンを配した水平基調のすっきりしたインテリアとなる

ハッチバックと同様に、様々な機能の操作をまとめたタッチスクリーンを配した水平基調のすっきりしたインテリアとなる

リアシートのボタンだけでなく、ラゲージルーム後方のレバーで後席を倒すことができるようになり利便性が高められた

リアシートのボタンだけでなく、ラゲージルーム後方のレバーで後席を倒すことができるようになり利便性が高められた

SPECIFICATIONS

グレード TSI Comfortline
駆動方式 FF
トランスミッション 7DCT
全長×全幅×全高(mm) 4575×1800×1485
ホイールベース(mm) 2635
車両重量(kg) 1300
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHCターボ
総排気量(cc) 1197
最高出力[ps/rpm] 105/4500-5500
最大トルク[N・m/rpm] 175/1400-4000
車両本体価格(万円) 269.5
Tester/藤野太一 Photo/向後一宏