フォルクスワーゲン ポロ【試乗レポート】(藤野太一)
2014/09/29
新型ポロは広報担当氏いわく「30代の女性をターゲットに」ということらしい。テレビCMでは女優の榮倉奈々さんが起用されているが、父親が娘にススメる車としては適役。その動的性能にきっと運転が好きになるはず
まさに“小さな”ゴルフ
アクセルをひと踏みすると、スルスルと滑らかに動き出す。走りだしてすぐに「あ、ゴルフに近づいた」と思った。
MQBモジュールとして設計された後方排気の1.2Lエンジンは、実は従来型より15ps/1.5kg-mほど出力ダウンされているというがまったく気にならない。7速DSGはいまやトルコンもかくやのスムーズな変速をみせる。
そうして燃費は5%向上し、22.2㎞/L(JC08モード)にまで達している。
装備面でもゴルフから多くが下りてきた。電動パワーステアリングやミリ波レーダーを使った自動ブレーキシステムをはじめ、追突された際などに対向車線へはみだすなどの二次衝突を防ぐマルチコリジョンブレーキシステムなどが全車に標準装備されている。さらにアダプティブクルーズコントロール(ACC)までも上級グレードには標準になった。
巡航速度を100km/hに設定して新東名を走る。静粛性も高い。横に座る乗員との会話も弾む。この装備があると圧倒的に長距離移動が楽になる。
ゴルフと同タイプのステアリングやメータークラスター、新意匠のシートなどを採用し高級感を高めた
見た目は前後バンパーやライトなどが変更されているが、言われなければオーナー以外は違いに気づかないかもしれない。しかし、マイナーチェンジと侮ることなかれ。中身はきっちりと熟成されている。この5代目ポロが登場したのは2009年。5年が経過したいまもこのセグメントにおいて世界のベンチマークであることに変わりはない。
このタイミングでゴルフにあってポロになかった、欲しかったものが追加されたというわけだ。もはや過不足ない。今やゴルフは全長約4.3m、全幅は1.8m。「ゴルフだとちょっと大きいんだよな」という人への最適解といえるだろう。
ボディサイズは変わらず、水平基調のラインを強調した最新ブランドフェイスへ。テールランプも変更
DOHC4バルブ化された新型エンジンを搭載。アイドリングストップ機構や回生システムも備える
【SPECIFICATIONS】
■グレード:TSI Comfortline ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1197cc
■最高出力:90/4400-5400[ps/rpm] ■最大トルク:160/1400-3500[N・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:7DCT
■全長×全幅×全高:3995×1685×1460(mm) ■ホイールベース:2470mm
■車両重量:1130kg
■車両本体価格:223万9000円(税込)
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