輸入車なのに50万円以下、なおかつ走行1万km台以下という夢の(?)選択肢
カテゴリー: クルマ
タグ: メルセデス・ベンツ / BMW / アウディ / フォルクスワーゲン / オペル / ミニ / ボルボ / プジョー / ルノー / シトロエン / フィアット / 安い / お手頃
2017/01/07

実はすぐそこにあった「欧州車に乗る」という毎日
価値観や好みは人それぞれでしょうが、輸入車(特にヨーロッパ車)に何となく憧れている人の数というのは、ここ日本でもそれなりに多いのではないかと存じます。ただし「輸入車=高い」「輸入車=壊れやすい」というイメージもあり、特に「高い」という部分については単なるイメージだけでなく、実際やや割高なのは事実でしょう。
それゆえ「だから輸入車はなかなか買えないんだよね……憧れてはいるんだけど」という人も多いと思います。しかしそんな場合でも、実はあきらめる必要は全然ありません。新車の輸入車はさすがにどのモデルもなかなか高価ですが、中古車であれば「車両価格50万円以下で、なおかつ走行わずか1万km台以下!」という物件もゴロゴロしているからです。
「ホントかよ? 眉唾物だなぁ……」とおっしゃる人も多そうなので、ここはひとつ実際のデータに基づいてお話ししましょう。
2016年12月20日現在、カーセンサーnetに掲載されている「車両価格50万円以下で、なおかつ走行1万km台以下」の輸入車は全部で104台。そのうち96台が「修復歴なし」です。で、96台のなかにはカートのようなものやバギーのようなもの、トライク(三輪バイク)も含まれちゃってるわけですが、人気ブランドの四輪乗用車に限ったとしても結構な数が流通しています。
いちばん豊富なのはフォルクスワーゲンで、ポロとゴルフを中心に様々なモデルが「車両価格50万円以下で、なおかつ走行わずか1万km台以下!」にて販売されています。その次に豊富なのが意外にもBMWで、第3位にフランスのプジョーとドイツのメルセデス・ベンツが同数で並んでいます。あとはアウディやミニ、シトロエン、ルノーなどがそこそこ目立つ状況。さすがにポルシェとかフェラーリはありませんね(当たり前か)。
これらのような「車両価格50万円以下で、なおかつ走行わずか1万km台以下!」という中古車であれば、「輸入車は欲しいけど、高いし壊れそうだからなぁ……」と躊躇していた人も、その気になりさえすれば何とかなるはず。ということで、たまたまこの記事を読んだのも何かの縁ですので、これを機会に積年の夢をかなえてしまってはどうでしょうか?

内外装のコンディションはやはり低走行車が有利
「とはいえ中古車の走行距離は短けりゃ短いほどいいってものでもないだろ?」という意見もあるかもしれません。それはもうおっしゃるとおりで、車というのは走らずとも「置いておくだけ」で劣化する部分もあります。年式的に古いのにあまり乗られていなかった車は、例えばエンジンルーム内や足回りなどのゴム部品がダメになっていたりすることもあります。
それゆえ「1万km台以下だから絶対にノープロブレム」などと言うつもりはありません。同じ低走行車でも極力新しめの年式を選んだ方が何かと安心でしょうし、その場合でも(中古車ですから)ある程度のメンテナンス予算は最初から見込んでおいた方がいいとは思います。
しかし「内外装のコンディションの良さ」に関しては、これはもう圧倒的に低走行車に分があります。もちろんこのあたりも前オーナーの扱い方によるので一概には言えませんが、たいていの場合において「走行10万kmの車」よりも「走行1万km台までの車」の方が、内外装のコンディションは圧倒的に良いものです。で、普通は車両価格50万円以下で買える輸入車というのは走行5万km以上だったり10万km以上だったりするので、1万km台までの車との差は火を見るよりも明らかです。


狙い目は様々だが、例えば旧々型ゴルフなんていかが?
以上のメリット・デメリットをざっと頭に入れたうえで「車両価格50万円以下で、なおかつ走行わずか1万km台以下!」なヨーロッパ車を探すとしたら、狙うべきはどのモデルになるでしょうか?
基本的にはこのページ下部の物件リンクから「好みとご予算に応じてお好きなやつをどうぞ」というのが答えですが、あえてオススメを挙げるとしたら、例えば旧々型フォルクスワーゲン ゴルフ(通称ゴルフ5)のGLiでしょうか。ややアンダーパワーでも気にならないなら、同世代のゴルフEも悪くないと思います。


ゴルフ5は04年から09年にかけて販売された、今となってはやや古いモデルではありますが、最近のゴルフと違ってATは伝統的な「トルコン式」ですので、変な壊れ方をするケースは少ないはず。特に走行1万km台までであれば、トルコン式ATというのはよほどのことがない限り壊れません(ま、たまに「よほどのこと」もあるのでもちろんチェックは必要ですが)。そういった意味で、旧々型フォルクスワーゲン ゴルフは結構オススメです。もちろんエンジンと足回りがしっかりしている個体であれば、いかにもドイツ車らしい硬質な走りもまだまだ堪能できるはずです。
その他イタリアのフィアット グランデプントも気になるところですし、流通台数はやや少ないですがフランスのシトロエン各モデルも、個性派にはぴったりかと。
いずれにせよ、「車両価格50万円以下で、なおかつ走行わずか1万km台以下!」というヨーロッパ車の選択肢は思いのほか豊富です。ぜひ下記の物件リンクをチェックしていただき、購入後の「傍らにヨーロッパ車があるステキなライフスタイル」にまつわるイメージを膨らませていただけたなら幸いです。
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
先代GLCクーペなら200万円台後半から狙える! メルセデス・ベンツの人気クーペSUV、新型との違いや中古車価格、オススメな選び方を解説!
メルセデス・ベンツ Aクラスセダンの平均価格が半年で40万円も下落! 総額200万円から狙えるプレミアムセダンは買いか?
現行型メルセデス・ベンツ GLCの中古車平均価格が約1年で90万円ダウン! 人気輸入SUV、今オススメの買い方・選び方は?
ゲレンデ狙いの“成功を手に入れた芸能人”へ贈る「代わりこの輸入SUVどうですか?」5選
【試乗】新型 フォルクスワーゲン ゴルフ R|走行性能アップでクルージングからサーキットまでこなす“真のオールラウンダー”へ!
いつも心にあった1台。気品あふれるメルセデス・ベンツ W123と過ごす鹿児島ライフ
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ Gクラス G450d|マイナーチェンジで生まれ変わった、プレミアムクロスカントリー
令和のデートカー5選|プレリュード復活予定の2025年、「昭和を知る各位」にオススメしたい1台は?
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ GLC 220 d 4マチック コア|見た目も乗り味もエントリーグレードにあらず! “これが良い”と思わせてくれるベストモデルだ!
巨匠 ジウジアーロがデザインした中古で買える輸入車を5モデル選んでみた