スバル、次期新型車に“クーペフォルム”のSUVを検討か?
カテゴリー: クルマ
タグ: スバル / SUV / ニューモデルスクープ!
2019/06/06
▲スバルが投入を検討している新型車は、レクサス UXやマツダ CX-30のような、クーペを思わせるフォルムに仕上がる可能性もある。他社の競合車と違って、十分なロードクリアランスが確保されSUV本来の力強い一面も見せるだろうXVやフォレスターとは別路線を画策
長年にわたって培ってきた4WD技術とイメージを生かし、スバルが新たなSUV投入を検討しているという。すでに販売しているXVとフォレスターの間に位置し路線の異なるモデルが模索されているようだ。
スバルのスタディモデルに受け継がれているネーミングVIZIV(ヴィジヴ)。その最新作にあたるモデルが、2019年3月に行われたジュネーブモーターショーでお披露目されたVIZIVアドレナリンコンセプトだ。
ダイナミック&ソリッドをもっと大胆に進化させたモデルだとメーカーはうたっていた。
このモデルが果たして、未来の何につながるのか気になるところだ。その答えは、スバルの新中期計画「STEP」にあった。
▲2019年3月のジュネーブモーターショーに出品されたコンセプトモデル、VIZIVアドレナリン。「大胆」「力強さ」をテーマに造形されている。フェンダーの大半を覆う樹脂ガーニッシュや、キャビンを守るイメージの別色ルーフが特徴的技術的な課題も抱える新モデル
スバルの新中期計画「STEP」には、「さらに個性の際立つSUVとスポーツモデルの強化」とある。
つまり、VIZIVアドレナリンコンセプトは、既存車種の生まれ変わりではなくスバルSUVシリーズの新たなモデルとしてラインナップされるのだ。
ただ、「スバルはコンセプトカーのときはカッコいいけど、量産車になるとガッカリすることが多い」との声も聞かれる。そのあたりに関しては、技術的な課題も。
例えば、VIZIVアドレナリンコンセプトの特徴のひとつである、短い前後オーバーハングを実現するにはエンジンを車両中心にもってくる必要がある。
となると、既存のトランスファー一体型トランスミッションの刷新は不可欠だ。これに関してはリニアトロニックCVTから多段ATへの移行が予想されているだけに実現の可能性が期待できる。
また、2020年以降は、パワートレインの電動化が重要になっていく。これは間違いのないことだろう。エンジンはもちろんAWDシステムも含めて、大きく変える必要がある。
環境対応が厳しい水平抵抗以外のユニットを採用する案もなきにしもあらずか。まだ、量産モデルまでに5年もあるため世の中の状況や動向を考慮しながら開発が進められるだろう。
※2019年6月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2023年以降
■全長×全幅×全高:4500×1800×1550(mm)
■搭載エンジン:1.6L 水平対向4+モーター 他
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