総額250万円以下で狙う! 冬の遠距離ドライブにオススメしたい、現行型ハイブリッドSUV3選
2019/11/10
▲本来ハイブリッドカーは高速巡行での低燃費は苦手。そこで高速巡行時はエンジンのみで走るようにするなど、各社様々な低燃費技術で対応している4人乗っても荷物があふれない! ゴルフバッグを4つ積めるSUV
スノボーやスキーといったウインタースポーツだけでなく、家族や友達との冬の温泉旅行や冬キャンプなどで間違いなく活躍するSUV。中でもハイブリッドモデルなら燃費がいいから、つい遠くのスキー場や温泉へと出かけたくなる。
4~5人で出かけるとなると、必然と載せる荷物も増えるからラゲージ容量を気にしたいところ。スノボーやスキーの板はルーフキャリアを使えばいいとはいえ、ラゲージに載せられなかった荷物(しかも雪や雨で濡れているような)をシートに載せなければならない、なんてことはできれば避けたい。
持ち込む荷物の容量やキャンプ道具の大きさはケースバイケースなので、数値で「これくらいは必須」と示すことは難しい。そこでラゲージ容量の判断基準として、2列目シートを倒さずともゴルフバッグを4つ載せられるかどうかで決めるのはどうだろう?
ゴルフバッグが4つ積めるということは、4人で出かけても一人ひとりがゴルフバッグ程度の荷物をラゲージに載せられる、ということになる。ラゲージ容量にすると450L以上。これなら4人以上で遠出しても荷物をしっかりとラゲージに積めるはず。
ということで今回は、ゴルフバッグ4つを積める現行型ハイブリッドSUVを集めてみた。
「ハイブリッド」「SUV」と人気要素2つが掛け合わされているため、中古車価格はやや高めだが、それでも下記の3車種ならば支払総額200万円台半ばから見つけることができる。
ラゲージ容量が広く、燃費の良いハイブリッドSUVを手に入れて、今冬はいつもより遠出してウインタースポーツや温泉旅行を思いっきり楽しもう。
レクサスとは違うラグジュアリー感のあるSUV
トヨタ ハリアー(現行型)
▲JC08モード燃費は21.8km/L。当時のエスティマハイブリッドと同じハイブリッドシステムだが、ハリアーの方が低燃費。システム全体の最高出力で197psを発揮する。ボディサイズは全高4720mm×全幅1835mm×全高1690mm
▲2列目シートを畳んだ際のラゲージ容量は992L。2列目使用時でも9.5インチゴルフバッグを4つ積める。オプションで100V/1500Wのコンセントが用意されているレクサス RXの日本仕様という立場をあらため、2013年に国内専用モデルとしてデビューしたトヨタ ハリアー。
当時のRX(旧型)より少し小柄だが、レクサスに勝るとも劣らぬラグジュアリーな内外装が人気のSUVだ。
デビュー時は2Lガソリンモデルと、2.5L+モーターのハイブリッドモデルがラインナップされ、ハイブリッドは4WDのみとなる。
ラゲージ容量(2列目シート使用時)はガソリン車と同じ456L。ただし床下収納はガソリン車より少し小さく、スペアタイヤ装着車はガソリン車が48Lに対して43L、スペアタイヤレス(修理キット対応)車で143Lが138Lとなる。
電子制御式の4WDを備えるハイブリッドモデルは、コーナリングの際に走行状態に合わせて瞬時に前後トルクが最適化されるなど、滑りやすい路面でも安定して走ることができる。
2017年のマイナーチェンジでは、衝突被害軽減ブレーキが全車で標準装備された。
デビュー時の車両本体価格は361万~447万円。
原稿執筆時点(2019年11月5日)で、ガソリン車の2WDなら総額100万円台から見つかるが、ハイブリッドモデルは支払総額約200万円からとなる。
支払総額約250万円まで予算を上げれば、走行距離5万km未満で十分探せる。
▼検索条件
トヨタ ハリアー(現行型)×ハイブリッド×総額250万円以内×全国ハイブリッドのみ衝突被害軽減ブレーキを標準装備
日産 エクストレイル(現行型)
▲JC08モード燃費は2WDが20.6km/L(2017年のマイナーチェンジで20.8km/Lに)、4WDが20.0km/L。全高4690mm×全幅1820mm×全高1730mm。2017年のマイナーチェンジで先進運転支援システムの「プロパイロット」など最先端技術が用意された
▲ガソリン車には3列シート車があるが、ハイブリッドは2列シート(5人乗り)のみ。ラゲージ床下にバッテリーを搭載するため、ラゲージ床は感電防止として同車の特徴のひとつであるウオッシャブルボードではなく、一般的なカーペット張りとなる2013年10月に登場した3代目日産 エクストレイル。
スノボーやサーフィンなど、アウトドアスポーツでの使い勝手を想定したタフギアに、同車初のハイブリッドモデルが追加されたのは2015年7月だ。
2Lエンジン+モーターという組みあわせで、4WDの他、2WD(前輪駆動)も用意されている。
ハイブリッドのラゲージ容量(2列目シート使用時)は、床下のアンダーボックスと合わせて430L。
ガソリン車の550L(2列シート車)と比べると少ないが、これはバッテリーを積む分、床下のスペースが狭いためで、床上はガソリン車と同様に9インチゴルフバッグ4つを積めるスペースを確保している。
スカイラインなどと同じ1モーター2クラッチの「インテリジェント・デュアル・クラッチ・コントロール」を採用し、気持ちのいい加速が可能だ。
同社自慢の電子制御式4WD「インテリジェント4×4」は滑りやすい路面で車両を安定させるだけでなく、低燃費化を図れる2WDモードや、雪道の急な坂道や砂地といった悪路で威力を発揮するロックモードを備える。
また、ハイブリッドモデルは全車に衝突被害軽減ブレーキを標準装備。
デビュー時の車両本体価格は280万4760円~324万円。
ガソリン車の2WDなら支払総額100万円台前半で見つかり、ハイブリッドモデルは2WD/4WDともに支払総額200万円以下から探すことができる。
▼検索条件
日産 エクストレイル(現行型)×ハイブリッド×総額250万円以内×全国キャンプで電子レンジやホットプレートも使える
三菱 アウトランダーPHEV(現行型)
▲JC08モード燃費は18.6km/L(2015年のマイナーチェンジで20.0km/Lに)。旅先の急速充電器で充電できるので、燃費を稼ぎやすい。2015年のマイナーチェンジで顔つきが大きく変わった
▲ガソリン車にある3列シート車はPHEVには設定なし。2列シート(5人乗り)のみとなる。100V/1500Wコンセントはデビュー時にはオプションだったが次第に標準装備するグレードを増やし、2018年から全車標準装備に三菱 アウトランダーPHEVはi-MiEVの電動化技術と、パジェロやランサーエボリューションなどで培ってきた4WD技術を詰め込んだプラグインハイブリッドSUV。2012年デビューというロングレンジモデルだ。
満充電でのEV走行距離は60.2km(デビュー時のJC08モード)だから、普段の買い物程度なら電気自動車として使える。また100V/1500Wコンセント装備車を選べばキャンプや車中泊の際に家電が使えて便利だ。
ラゲージ容量(2列目シート使用時)は463Lと、ガソリン車の477Lと比べて少ないが、床下には充電ケーブルを収められるラゲージフロアボックス(約35L)が確保されている。
フロントとリアにモーターを搭載し、これに2Lエンジンが組み合わされる。
ガソリン車ではオプションのS-AWC(走行安定性だけでなく、車両を意のままにコントロールできるランエボ由来の技術)を標準装備するなど気持ちいい走りも楽しめる。
衝突被害軽減ブレーキはデビュー時より一部グレードで標準装備し、2018年に全車に標準装備となった。
デビュー時の車両本体価格は356万9000円~429万7000円(受注生産のEを除く)。
顔の変わる前の前期モデルなら支払総額150万円以下でも狙え、顔つきが大きく変わった後期モデルは支払総額200万円+アルファからといったところ。
▼検索条件
三菱 アウトランダーPHEV(現行型)×総額250万円以内×全国バッテリーをラゲージ下やリアシート下に搭載するため、ラゲージの床下収納はあまり期待できないが、床上部分はガソリン車とほぼ同等でゴルフバッグ4つを飲み込める。
また4WDと組み合わされる場合、前後輪を自在にコントロールしやすく、滑りやすい路面で車を安定しやすいというメリットもある。
家族や仲間と楽しく、安全に出かけられるハイブリッドSUV。冬本番を迎える前にぜひチェックしてみよう!

ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はルノーのアヴァンタイムと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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日産
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支払総額158.8万円
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