ライズやロッキークラスの大きさで、フタケタ万円から狙えるデザインコンシャスなコンパクトSUV3選
2020/01/30
▲2019年11月にライズ/ロッキーが登場し、注目を集めているコンパクトSUV。同じようなサイズのSUVが、中古ならフタケタ万円から見つけることができる(写真はフォルクスワーゲン クロスポロ)「軽自動車以上、ホンダ ヴェゼル以下」のジャストサイズ
トヨタの新型車ライズとダイハツのロッキーの売れ行きが好調だ。
ライズは発売から1ヵ月で目標の約8倍にあたる約3万2000台を、ロッキーも同5倍の約1万5000台を受注したという。
さらに、フォルクスワーゲンからはTクロスも発売された。
このように、販売台数ランキング上位常連のホンダ ヴェゼルや、トヨタ C-HRといった比較的手ごろなサイズのSUVよりも、さらにコンパクトなSUVが注目を集めている。
街乗りが中心だから2WDでいいけど、軽自動車サイズでは物足りない……そういったユーザーにライズ/ロッキーは見事に応えたというわけだ。
▲左がロッキー、右がライズ。街乗りでも気軽に走れるサイズがウケている実はこのカテゴリー、しばらく新型車が出ていなかったのだが、中古車を見渡せば魅力的なコンパクトSUVが見つかる。
しかも中には、支払総額50万円以下から狙えるモデルまである。
今回はライズ/ロッキーの全長3995mm前後を想定し、全長が3800mm以上で、ヴェゼルの4330mmより短い4200mm以下、さらに2010年式以降で支払総額フタケタ万円から狙える3モデル紹介しよう。
いずれもデザインコンシャスなモデルばかりだから、所有する楽しさも大きいハズだ。
スポーツカー+SUVという新しいデザインが魅力
日産 ジューク(初代)
▲全長4135~4165mm×全幅1765~1770mm×全高1565~1570mm。細い目がウインカー&ポジションランプで、丸い目がヘッドライトだ。ヴェゼルやC-HRより先に、後席のドアノブをCピラーにブラックアウトさせて目立たなくさせて、クーペのように見せる手法を採用。2019年内で生産が終了した
▲センターコンソールまわりの、バイクのタンクのような造形が特徴的なインテリア。メーターまわりのデザインにもバイクのパーツをモチーフにしているなど、外装に劣らず内装も個性的2009年のジュネーブモーターショーで披露されたコンセプトカーほぼそのままのデザインで、まず欧州市場に登場した後に、そして2010年6月に日本デビューした日産 ジューク。コンパクトスポーツカー+SUVというデザインは当時斬新で、その魅力は今も色あせない。
デビュー時に搭載されたエンジンは1.5L。これに副変速機を備えたCVTが組み合わされた。上級グレードの15RXには、走行モード(ノーマル/スポーツ/エコ)を切り替えられる「インテリジェントコントロールディスプレイ」を標準装備している。
デビュー時は2WDのみだったが、約半年後の同年11月には1.6Lターボエンジンを搭載した16GTと、その4WD版である1.6GT FOURが追加された。
1.6GT FOURの4WD「ALL MODE 4×4-i(トルクベクトル付)」は運転操作や状況に応じて最適なトルクを後輪に送り、コーナリング時には後輪外側に大きなトルクを伝えてスポーティな走りが楽しめる4WDだ。
デビュー時の価格は162万~179万250円。
原稿執筆時点(2020年1月23日)で、中古なら支払総額50万円以下でも上級グレードの15RXを狙うことができ、よりスポーティな16GTや16GT FOURも支払い総額60万円前後から見つけることができる。
さらに、掲載台数も1000台を超えており、価格はもちろん色やグレードなど、自分の希望にあった1台が見つかるはずだ。
▼検索条件
日産 ジューク(初代)×全国ミニらしいデザインを踏襲した初の4ドアモデル
ミニ ミニクロスオーバー(初代)
▲全長4105mm×全幅1790mm×全高1550mm。日本の立体駐車場に収めやすいよう、ルーフアンテナの形状を日本独自のものに変更して、全高を欧州仕様の1561mmから1550mmとした。ルーフレールは全車標準装備
▲当初は4人乗りと5人乗りが選べたが、2014年のマイナーチェンジの際に4人乗りはラインナップから外れている。4人乗りはカップホルダーや小物入れ付きのセンターレールが後席の左右を仕切っていた2011年にミニらしいデザインの、コンパクトSUVルックで登場したミニクロスオーバー。
当時のミニのハッチバックより少し大きなボディで、ミニブランドとしては初めて4ドアを採用したモデルだ。
「ミニのスタイルは好きだけれど、実際使うとなると2ドアだし、小さすぎるかも」といった人にピタッとはまる“ミニ”だ。
デビュー時に搭載されたエンジンは最高出力98ps(ワン)と同122ps(クーパー)の1.6L、同184ps(クーパーS)の1.6Lターボの3種類。いずれも6速MTまたは6速ATが組み合わされる。
また、クーパーSにはミニブランド初となる4WDモデルも用意された。もちろん、いずれもミニらしいゴーカートフィーリングを味わえる。
大型スピードメーターがインパネ中央に、ドライバーの前にはタコメーターが備わるのは当時のハッチバックと同様。リアシートは左右分割でリクライニング&スライドが可能だ。
デビュー時の車両本体価格は265万~379万円。
原稿執筆時点で走行距離10万km前後のクーパーが支払総額60万円前後で狙え、5万km未満でも同100万円あたりから見つけることができる。
▼検索条件
ミニ ミニクロスオーバー(初代)×全国街で着るアウトドアブランドのジャケット感覚
フォルクスワーゲン クロスポロ(2代目)
▲全長4000mm×全幅1710mm×全高1505mm。高速道路でのしっかりした安定性や適度に抑えられたロールなど、ベースであるポロの走行性能の良さをしっかりと継承している
▲ステアリングやシフトノブ、ハンドブレーキグリップが本革で覆われる。シートはボディカラーに合わせたツートーンの専用生地で、アルミ調ペダルも備わる5代目ポロをSUV風に仕立てたのがクロスポロだ。
当時のポロより地上高を15mm高めて、専用サスペンションとルーフレールを備えた。またアンダープロテクター風の専用バンパーが備わり、ボディ下部をブラック塗装の樹脂パーツが覆っている。
その端正なルックスは、まるでパタゴニアのアウトドアジャケットを本格的な山登りではなく、街着のために着るような感覚のある1台だ。
搭載されたエンジンは1.2Lターボ。これに7速AT(デュアルクラッチ)が組み合わされ、4WDの設定はなく、すべてFFとなる。
2014年11月のマイナーチェンジで、アイドリングストップ機構と衝突被害軽減ブレーキが標準装備された。
フルオートエアコンや外部入力端子付きのオーディオ、6スピーカーも標準で装備される。また、17インチアルミホイールやスポーツシートも備わるなど、ポロ一族の中でも上級グレード的な位置付けだ。
デビュー時の車両本体価格は260万円。
原稿執筆時点で走行距離5万km以上の中古車が支払総額60万~70万円から狙え、衝突被害軽減ブレーキ付きは修復歴なしで支払総額約160万円から探せる。
▼検索条件
フォルクスワーゲン クロスポロ(2代目)×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はルノーのアヴァンタイムと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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