ミニ▲【カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2019】にてハッチバック部門ランキングで第1位に選ばれたミニ ミニ(初代)

カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2019【ハッチバック部門】

カーセンサーだけがもっている膨大なデータをもとにした、毎年好例の中古車注目度&競争率ランキング「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」。

この記事では、ハッチバックの上位10モデルをピックアップ。各車種について簡単に紹介する。


●第10位|アルファ ロメオ アルファ147(初代)

(2001年10月~2011年3月)

アルファ ロメオ アルファ147 ▲3ドアと5ドアが用意されていたアルファ147。流通している中古車のうち、4割近くは3ドアになる

イタリアのスポーツカーブランドであるアルファ ロメオが製造したスポーツハッチバック。1.6Lと2L、2種類の4気筒ツインスパークエンジンと、GTAに搭載される3.2L V6エンジンをラインナップ。

トランスミッションはツインスパークモデルが5MT、GTAには6MTが搭載され、さらにどちらも2ペダルでATのように乗れる5速シーケンシャルトランスミッションのセレスピードが用意された。

ホットハッチと呼ばれるモデルは多くあるが、アルファ ロメオならではの官能的なエンジンサウンドとダイレクトなスポーツフィーリングは、走り好きなら一度味わう価値あり! オススメはセレスピード搭載のMTモデルだ。圧倒的なパワーとラグジュアリーさを堪能したいならGTAを。

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アルファ ロメオ アルファ147(2001年10月~2011年3月生産モデル)×全国

●第9位|ホンダ シビック(5代目)

(2017年9月~生産中)

ホンダ シビック ▲ハッチバックとともにセダンとタイプRも用意された。ハッチバックとタイプRはイギリスの工場で製造されている

燃費の良さと広い室内空間など利便性の高さから、世界中で人気のあるホンダのグローバルモデルがシビック。日本では2015年にタイプRが限定発売されたが、カタログモデルとして投入されたのは現行型が7年ぶりとなる。

新開発のプラットフォームを採用したことで、がっしりと安定感のある走りを実現。搭載される1.5Lターボエンジンは6MTとCVTでチューニングが異なり、MTのエンジンは2.4L NAエンジン並みのトルクを発生する。

シビックの伝統である広い室内空間はこのモデルでも健在。荷室は420Lの容量が確保されていて、ゴルフバッグを重ねれば3つ横置きできる。

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ホンダ シビック(2017年9月~生産中モデル)×全国

●第8位|ホンダ フィット(3代目)

(2013年9月~生産中)

ホンダ フィット(3代目) ▲本モデルからフィットとフィットハイブリッドを統合。ミニバンに匹敵する室内の広さは驚愕!

2019年の東京モーターショーで新型が世界初披露されたフィット。旧型となる本モデルは従来どおり1.3Lと1.5L、2種類のエンジンが用意されているが、これらはひとつ前の世代から刷新されてDOHC化されている。

さらにガソリンモデルとハイブリッドと用意。ハイブリッドはJC08モード37.2km/Lを達成した。1.5Lエンジン搭載車にはスポーティ性を高めて軽快な走りを楽しめるようにしたRSもラインナップ。

プラットフォームも刷新され、ホンダを象徴するセンタータンクレイアウトを継承しつつ、剛性を高めて安定感のある走りを実現。後席のシートアレンジも豊富で、大きな荷物や背の高い荷物も積みやすくなっている。

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ホンダ フィット(2013年9月~生産中モデル)×全国

●第7位|BMW i3(初代)

(2014年4月~生産中)

BMW i3 ▲レンジエクステンダーに搭載されるエンジンは647ccの2気筒。リアには観音開きのドアがあるため後席へもアクセスしやすい

BMWが展開するeモビリティブランドである「BMW i」。i3はBMW iから発売された電気自動車のシティコミューターだ。全長約4mのコンパクトなボディは細い道でも取り回しがしやすく、街中を気軽に運転できる。

搭載されるモーターはモーターは最高出力125kW(170ps)/最大トルク250N・m(25.5kg-m)を発生。電気モーターに発電用の小型ガソリンエンジンを搭載したレンジエクステンダー車なら航続距離が大幅にアップする。

2019年2月以降のモデルはバッテリー容量が大幅に拡大され、モーターのみのモデルで1充電当たりの走行距離が360km、レンジエクステンダー車だと最大466kmに(いずれもWLTCモード)。

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BMW i3(2014年4月~生産中モデル)×全国

●第6位|ミニ ミニ(2代目)

(2007年2月~2014年3月)

ミニ ミニ ▲現行型がキープコンセプトデザインなので、2代目のデザインも古く見えないのがいい!

イギリスの名門ブランドをドイツのBMWが傘下に収め、2001年から販売している大人気ブランド。オリジナルのミニのキャラクターを踏襲しつつ、現代のモデルらしい走行性能や安全性などを盛り込んでいる。

この2代目ミニは初代同様5ナンバーに収まるボディサイズに1.4L NAエンジン(ワン)、1.6L NAエンジン(クーパー)、1.6Lターボエンジン(クーパーS)を搭載。さらにクーパーSをベースにチューニングが施されたホットモデル「ジョン・クーパー・ワークス」も用意された。

2014年に登場した現行型は3ナンバーボディになっているが、初代から現行型までそのデザインコンセプトは一貫しており、初代、2代目、3代目の違いが分からない人も多い。初代や2代目を中古車で買っても古く見えないのもミニの魅力だ。

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ミニ ミニ(2007年2月~2014年3月生産モデル)×全国

●第5位|トヨタ プリウス(4代目)

(2015年12月~生産中モデル)

トヨタ プリウス(4代目) ▲TNGAのもと開発された新プラットフォームを採用した現行型プリウスは全幅が1760mmまで拡大。後輪をモーターで駆動する4WD“E-Four”も用意される

「21世紀に間に合いました。」というキャッチコピーで世界初の量産ハイブリッドカー、プリウスが登場したのが1997年。4代目となる現行型はトヨタが展開する次世代アーキテクチャ「TNGA」採用第1弾モデルとして登場した。

燃費はベーシックグレードのEでJC08モード40.8km/Lを達成。そのうえで剛性感のある走りや走行中の優れた静粛性を実現している。

前期型はアヴァンギャルドなルックスで登場したがそのデザインは賛否両論あり、2018年12月のマイナーチェンジでややおとなしい方向にデザインを変更。どちらが好きか、じっくり考えて選びたい。

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トヨタ プリウス(2015年12月~生産モデル)×全国

●第4位|日産 ノート(2代目)

(2012年9月~生産中)

日産 ノート(2代目) ▲写真は前期型。e-POWERが登場した後期型からはフロントに日産のアイデンティティであるVモーショングリルが備わった

日産は爆発的にヒットしたホンダ フィットへの対抗モデルとして、コンパクトなハッチバックボディに広大な室内空間を与えたティーダ(2004年)とノート(2005)を登場させる。そしてノートのフルモデルチェンジ時(2012年)にティーダと統合し、ベーシックなノートと高級感を高めたノートメダリストを発表した。

そんな現行型ノートは室内長が2065mmも確保されていて、後部座席は大型セダン並みのスペースがある。エンジンは燃費性能を意識した1.2L 3気筒と燃費とパワーを両立した1.2L 3気筒スーパーチャージャーを用意。さらに2016年11月のマイナーチェンジで、走行は100%モーターで行いエンジンで発電するシリーズハイブリッド方式のe-POWERがデビュー。これが大ヒットした。

ベーシックなノート、高級感を高めたメダリストの他に、スポーティモデルのNISMOやオーテックを用意するなどバリエーションが豊富なので、どんな乗り味を楽しみたいかを考えながら選んでみよう。

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日産 ノート(2012年9月~生産中モデル)×全国

●第3位|トヨタ アクア(初代)

(2011年12月~生産中)

トヨタ アクア ▲空力性能をとことんよくしたボディだが、室内は思いのほか広い。ファミリーでも満足できるはずだ

2代目以降のプリウスがボディサイズを拡大して3ナンバーになったことで湧き上がった「コンパクトサイズのハイブリッドカーが欲しい」という声。それに応えたのがハッチバックタイプのハイブリッドモデルであるアクア。

搭載されるのは2代目プリウスのシステムをベースに小型化されたハイブリッドシステム。デビュー時の燃費はJC08モード35.4km/Lを達成し、現在はJC08モード38.0km/Lまで進化している。

ベーシックなモデルの他、スポーティさを高めたG'sやGRスポーツ、アウトドアテイストを盛り込んだクロスオーバーなどもあるので、好みで選ぼう。

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●第3位|トヨタ アクア(2011年12月~生産中モデル)×全国

●第2位|トヨタ プリウス(3代目)

(2009年5月~2015年11月)

トヨタ プリウス ▲インパネ~センターコンソールが立体的になり、プリウスらしい近未来感を感じるデザインに

2代目プリウスで初採用された空力性能を高めたオニギリ型の“トライアングルシルエット”を継続採用。

さらに1.8Lエンジン+モーターの新開発ハイブリッドシステムにより、10・15モード38.0km/L(JC08モード32.6km/L)という当時の世界最高燃費を記録した。

ルーフに設置された太陽電池で作った電気を利用して駐車中に車内の空気を換気する“ソーラーベンチレーションシステム”や、駐車のサポートを行う“インテリジェントパーキングアシスト”など、プリウスらしい先進装備も採用されている。2012年11月以降のモデルでは、最大1500Wまでの電化製品を動かせるAC100Vコンセントがオプション設定されている。

3代目プリウスは爆発的にヒットしたため中古車の流通量も豊富。グレード、装備、走行距離などが予算に応じて選びやすくなっている。

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●第2位|トヨタ プリウス(2009年5月~2015年11月生産モデル)×全国

●第1位|ミニ ミニ(初代)

(2002年3月~2007年1月)

▲デビューから18年たった現在でも人気が衰えない初代ミニ。ボディは3ドアハッチバックとコンバーチブルが用意された

ローバーを傘下に収めたBMWが立ち上げた新生ミニ。その愛らしいルックスはコアなファンはもちろん、オリジナルを知らない人もとりこにし、世界中で大ヒットした。

パワートレーンはチューニングが異なる2つの1.6Lエンジン(ワン、クーパー)と、スポーティさを高めた1.6Lスーパーチャージャー(クーパーS)が用意された。トランスミッションはワンとクーパーが5MTとCVT、クーパーSが6MTと6ATになる。

インテリアにはオリジナルミニで人気の高かった大型のセンターメーターを採用。ポップなボディカラーや歴代オーナーが施した様々なカスタムを眺めながら中古車を探すのは楽しいもの。特別仕様車や限定車もたくさんあるので、好みの1台をじっくり探そう。

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ミニ ミニ(2002年3月~2007年1月生産モデル)×全国

総括

かつて、ハッチバックは免許を取り立ての若者のエントリーモデルという位置付けだった。しかし今では、運転しやすいサイズ感はそのままに、広い室内空間や多彩なシートアレンジなどユーティリティ性に磨きがかかり、より幅広い層に支持されるカテゴリーになっている。

そんな中、中古車市場で注目を集めているのは、価格帯がこなれた旧型モデルや、流通量が多く選びやすいロングセラーモデル。

低燃費で日々のコストを抑えられるハイブリッドカーが多くランクインしていたのも特徴だ。新車だとガソリン車より割高となるハイブリッドカーだが、中古車なら、お得にゲットできる。

使い勝手がよく、お財布に優しい。ハイブリッドや電気自動車を選べば、地球にも優しい。

まさに“優等生”のハッチバックモデルは、これからの中古車市場でますます注目度の高まるカテゴリーだろう。

文/高橋 満(BRIDGE MAN)、写真/FCA、トヨタ、日産、ホンダ、BMW
高橋満(たかはしみつる)

自動車ライター

高橋満(BRIDGE MAN)

求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、 音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、 心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。 愛車はフィアット500C by DIESEL