トヨタ ランドクルーザー70▲5年目を迎える筆者の愛車トヨタ ランドクルーザー70。今回は赤裸々な維持費のお話!

普通の車とはちょっと違うんです!

今回は、愛車 トヨタ ランドクルーザー70について書いていこうと思います。2015年5月に納車され、去年の4月にローンを払い終えたのですが、乗ってみて良かったこと&悪かったことをレポートしていきたいと思います。

というのも、この車は「かわいい~!カッコいい~!」だけじゃ乗り続けることができない車だと思ったからです。それに「購入したもののお金がこんなにもかかると思わなかった」「乗り心地がよくない」などの話もよく聞きますし……。

ランドクルーザーのオーナーとしては、良いところも悪いところも分かったうえで迎え入れてほしいと思うので、包み隠さず皆さんにお伝えさせてください!
 

トヨタ ランドクルーザー70
 

トヨタ ランドクルーザー70ってどんな車?

トヨタ ランドクルーザー70▲2014年から1年間限定で復刻販売されたランドクルーザー70系(写真はバンの「76」)

まずはじめに、トヨタ ランドクルーザー70(以下、ランクル70)とはどんな車なのかをおさらいしましょう。

ランクル70は、ヘビーデューティ系ランドクルーザーとして1984年に販売を開始しました。その後、世界各国で愛されてきましたが、日本国内では2004年に販売を終了。

ですが、ランクル70復活を望むファンの強い要望に応えるべく、2014年夏に1年間限定で4ドアバンの「76」、ダブルキャブピックアップの「79」が国内で復刻販売されることになったのです。

当時、私はランドクルーザー60系に乗っていたのですが、欠品部品も多く修理が難しかったので手放すことを決意し、4ドアバンの「76」を購入しました。

ラダーフレーム構造による高い堅牢性&耐久性、4L V6ガソリンエンジンとパートタイム4WDを組み合わせることで悪路走行に強いタフな車となっています。
 

トヨタ ランドクルーザー70▲この土ぼこりを巻き上げて走る姿、なんと男らしいことか! 運転席に座るたびに、守られているって感じます。そのたびに、心臓がキュンッてなります。はぁああ! かっこいい! 素敵!

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トヨタ ランドクルーザー70(1984年~2015年/バン・ピックアップ)×全国
 

お金の話① 盗難には絶対注意!

ここからは、私のランクル70を例に、所有するうえでかかるお金を見ていきましょう。

で、いきなりネガティブな話になってしまい恐縮ですが……、盗難には本当に気をつけてください!

2020年2月の自動車盗難事故実態調査によると、盗難されやすい車種の1位がランクルです。実は私も、納車した次の日に盗難被害に遭いそうになりました

セキュリティーアラーム&盗難防止ナンバーフレーム&GPS発信器&保険に入る&ハンドルロックをかける(ハンドルが動かないように鍵で固定するもの)など、盗難対策は徹底してください!

せっかくのランクルライフで悲しい思いをしてほしくないと思い、あえて最初にこの話をさせていただきました。
 

トヨタ ランドクルーザー70▲こちらがハンドルロック

参考までに、私が施したセキュリティー系のカスタム費用も以下に記載しておきます。

●セキュリティーアラーム
4万1040円
●盗難防止ナンバーフレーム
4104円
●GPS発信器
3万8700円
●ハンドルロック
4059円

 

お金の話② 新車購入からの5年間にかかった維持費

トヨタ ランドクルーザー70▲こちらが注文書のコピー。車両本体価格が360万円、メーカーオプション&付属品を付けて477万2010円で購入しました。

購入価格はメーカーオプションなどによって変わるので、必ずしも私が購入した金額になるとは限りません。また、使用頻度&使用方法についても維持費は変わってくるのであしからず。あくまでも私のランクル70のケースを紹介していきます!

まず車に乗るには、自動車税、車検代、保険料などの維持費がかかります。ランクル70は1ナンバー、普通貨物車ということもあり、乗用車とは税金や車検の間隔が違うので、そこらあたりもチェックしていきたいと思います。

新車で購入してからの5年間、何にどれくらいかかったのか?1年ごとに見ていきましょう。

【2015年】 1年目

●自動車税         1万6000円
●任意保険(対人・対物)  3万3800円
●車両保険         10万5000円
●JAF(入会金&年会費)   6000円

合計:16万800円


納車後、もしものときのために、任意保険&JAFにも入ったので、そちらの金額も書いておきます。

何年も事故を起こしていないので、私の場合は車両保険料はかなり安くなっています(20等級)。ちなみに、月々の支払いが8750円です。保険を使用する頻度によって、ここの価格は変わってきます。

【2016年】 2年目

●自動車税         1万6000円
●任意保険(対人・対物)  3万3800円
●車両保険         10万5000円
●JAF(年会費)       4000円

合計:15万8800円


新車で購入したので車検はなく、1年目とかかった金額はあまり変わりません。

【2017年】 3年目

●自動車税         1万6000円
●車検費用         9万円程度
●任意保険(対人・対物)  3万3800円
●車両保険         10万5000円
●JAF(年会費)       4000円

合計:24万8800円


冒頭でもお話したとおり、ランクル70は1ナンバーの普通貨物車です。新車で購入した場合、車検の間隔が最初が2年、その後1年ずつとなります。なので、3年目から毎年車検がくるわけです。ちなみに、乗用車だと新車で購入した場合、車検の間隔が3年→2年となります。これは結構痛いです……。
 

トヨタ ランドクルーザー70▲私は毎年、ディーラーで車検を受けています。ちなみに、つい先日(2021年2月末)車検に行ったときの内訳はこんな感じ。去年部品を交換したばかりということもあり、例年よりも金額は少なめでした。

車検費用はその年によって違うので大体の金額を記載しています。ディーラー車検といえども、車検費用自体はそんなに高くないと思います。ただ、多くの普通車に比べると部品代が高いので、部品交換などの項目が多くなると値段は跳ね上がります。

【2018年】 4年目

●自動車税         1万6000円
●車検費用         9万円程度
●任意保険(対人・対物)  3万3800円
●車両保険         10万5000円
●JAF(年会費)       4000円

合計:24万8800円


大きな故障もなく、かかった費用は3年目と一緒くらいです。

【2019年】 5年目

●自動車税         1万6000円
●車検費用         9万円程度
●任意保険(対人・対物)  3万3800円
●車両保険         10万5000円
●JAF(年会費)       4000円

合計:24万8800円


やっとローンを返し終わりました! ボディは傷だらけですが(近所のスーパーでバンパーを擦るなど)大きな故障もなく、かかった費用は4年目と一緒くらいです。

以上が、この5年間でかかった維持費です。はたして、5年間の総額はいくらになったのか?
 

トヨタ ランドクルーザー70▲6年目を迎えた現在の愛車のお姿

ずばり総額は、106万6000円 でした。

この維持費は、まぁ普通車と比べて少し多いかな? というレベルかと思います。では、冒頭で紹介した「購入したもののお金がこんなにもかかると思わなかった」という人たちが何を言っているのかというと……



ランニングコストが高い



ということです。
 

 

お金の話③ ランニングコストはどれくらい?

ここで言うランニングコストとは、文字どおり「走るための費用」のこと。

つまり、ガソリン代や高速代などが結構かかるのです。私の場合、金額的にはガソリン代が一番かかりました。参考までにお伝えすると…

5年間のガソリン代は、およそ240万円かかっています。

ランクル70の燃費は、街乗りでリッター4kmくらい、高速で6~7kmくらいです。私は毎日乗る&仕事の移動でも乗るので、ガソリン代は毎月4万円くらいかかります。ちなみに、遠方のロケが多いときは走行距離が延び、ガソリン代が9万円くらいかかった月もありました。

もちろん人によって走行距離は異なるので、どのぐらいかかるかは一概には言えません。ただ、現代の低燃費車に慣れた感覚からすると、それなりの大食いであることは覚えておいてください!

また、高速道路料金の車種区分で「中型車」になるので、普通車よりも料金が高いです。家族と遠出することが多い or 通勤に使うなど、車に乗る機会が多い人は要注意です!
 

トヨタ ランドクルーザー
 

ランクル70の良いところ&悪いところ

確かにランニングコストは高いですが、私はこの車に乗ることで人生が豊かになったと感じています。

四駆仲間ができた&この車だからこそ楽しめるオフロードコースを走るようになったなど、お金では買えない思い出や時間を過ごすことができました。

車に対する価値観は人それぞれなので、「うわぁ、絶対乗りたくない」という人もいるでしょう。確かに、燃費が良くて維持費も安い車が好まれる昨今では考えられない車かもしれません。

なので、この車に乗って6年目に突入した私が言いたいのは「見た目だけで購入すると、維持が大変! やめておいた方がいい」ということと同時に、「維持費は高いけど、ランクルだからこそ楽しめることがあるよ」です。

以下、私が5年間ランクル70と過ごしてみて、良いと感じたところ、逆に悪いと感じたところをまとめてみました。

●良いところ

頑丈なところは、ランクル70ならではです。ラダーフレームが採用されているので堅牢性も高く、ボディも車内にいる人を守るためにしっかり補強が入っていて、横転してもつぶれにくくなっています。

中低速域での力強いトルクは、林道&オフロードコースなどの悪路を走るのにはもってこいです。街乗りなど、綺麗に舗装された道を走るときは2WDを、悪路を走るときは4WDを選択し路面状況に応じた走りができます。片方のタイヤが空転しても反対側に駆動力を伝えて、走破性を高めることが可能になる「電動デフロック」も付いています。

構造自体がシンプルな車なので、しっかり整備すれば何十年も乗ることができます。また、価値が下がりにくい車種なのも◎です。中古車販売店で見てもらいましたが、400万円弱で下取りできますとのこと。再販のランクル70は1年間限定で販売されたということもあり、相場は上がっているそうです。

また、ランクル乗りの間では10万km走ったら慣らしが終わりといわれるくらい強く丈夫なエンジンなので、中古車で購入するときに走行距離はそこまで気にしなくてもいいと思います。

●悪いところ

復刻版の70系はマニュアルの設定しかないため、オートマチック(AT)限定で運転免許証を取った人は乗ることができません。また、小回りが利かないので運転しにくいと感じる人がいるかもしれません。軽自動車だとUターンできる道でも、ランドクルーザー76だと、2~3回切り返さなくてはいけなかったりします。

ちなみに、1年間限定で再販売された復刻70(私の愛車です)にはATはありませんが、復刻前の丸目の70にはATの設定があります
 

トヨタ ランドクルーザー70▲こちらが復刻前、丸目のランクル70(1984年~2004年)

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トヨタ ランドクルーザー70(1984年~2004年/バン・ピックアップ)× AT ×全国

以上が、長年乗ったからこそ分かるランクル70のあれこれでした! 購入の際は、ぜひ参考にしてみてください。

トヨタ ランドクルーザー70▲ランドクルーザーは何十年も乗ることができるくらい丈夫で頑丈な車なので、整備しながらおばあちゃんになるまで乗っていきたいと思っています! 今のところ、手放すつもりは全くないです!

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トヨタ ランドクルーザー70(2014年~2015年/バン・ピックアップ)×全国

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トヨタ ランドクルーザー70(1984年~2004年/バン・ピックアップ)×全国
文/矢田部明子、写真/矢田部明子、トヨタ
矢田部明子(やたべあきこ)

自動車ライター

矢田部明子

アナウンサーやラジオパーソナリティーとして活動後、モータージャーナリストの道を歩み始めたばかり。宇部工業高等専門学校で機械工学や物質工学について学んだ知識を生かし、女性の目線から評論できるように修行中! 愛車はランドクルーザー76でオフロードコースを走るのが趣味。