メルセデス・ベンツ Gクラス▲外観は従来型を踏襲しているが、フロント独立懸架となるなどメカニズムが大幅に進化したGクラス。中古車市場でも高い人気を誇る

Gクラスの最新相場

1979年の登場から実に40年近くを経過して、2018年6月に初の大規模なモデルチェンジを行ったメルセデス・ベンツ Gクラス。

従来型から引き継いだ優れたオフロード性能と、メルセデス・ベンツらしい快適性、安全性を両立する類い希な本格クロカン四駆だ。

新車を検討している人でも納期の観点などから、中古車の情報もチェックすることをオススメしたい。

この記事では、2018年7月に登場した現行型メルセデス・ベンツ Gクラスの最新中古価格や流通量を紹介する。

2021年12月時点では、中古車の平均価格と流通台数は下記のとおりとなっている。

■Gクラス(現行型)
・中古車平均価格:1792万円
・中古車流通量:120台
 

Gクラス ▲メルセデス・ベンツ Gクラスの月間延べ流通台数と中古車平均価格の推移(※データはカーセンサーnetを参照)

伝統のラダーフレーム構造を踏襲しながら、フロントサスペンションをリジッド式から独立懸架式に変更、ボディサイズがひと回り大きくなり、デザインもブラッシュアップされたGクラス。

グレードラインナップは主に下記の3種類となっている。

「G550」:4L V8直噴ツインターボ・ガソリンエンジンを搭載。左ハンドル仕様のみで、新車価格は1562万円(デビュー時)

「G350d」:3L V6直噴ターボ・ディーゼルエンジンを搭載。右ハンドル仕様のみで、新車価格は1170万円(デビュー時)

「G400d」:2021年5月に追加されたグレード。「G350d」と同じエンジンを搭載し、ソフトウエアや駆動系を調整することで動力性能をブラッシュアップさせている。左右ハンドルが設定。新車価格は1289万円(デビュー時)
 

Gクラス ▲ディーゼル特有の大トルクと経済性で人気の高い「G350d」

エンジンタイプごとの流通状況(21年12月時点)

Gクラス ▲LED式ヘッドランプの採用など、外観も従来型よりブラッシュアップされている

ガソリンとディーゼル、いずれも魅力的で甲乙つけがたいGクラス。ここではガソリンとディーゼルに分けて、相場状況を紹介する。

Gクラス全体の中古車流通量は120台。そのうちガソリンが19台、ディーゼルが109台と、現時点では圧倒的に後者が多い。

新車価格が400万円近くも安いこと、重い車体にディーゼルのトルクが適していること、軽油ならではの経済性などが主な理由だろう。
 

価格別の流通状況(21年12月時点)

Gクラス ▲フロントサスが独立懸架式になっても、Gクラス特有の高いオフロード走破性能は健在

ここではGクラスの流通状況を価格別に見てみよう。まずは最安値物件。そして、1700万円未満と1700万円以上のゾーンに分けて紹介する。

■Gクラス(現行型)の最安値
車両本体価格で最安値となるのは、2019年式「G550」の黒・走行約4.5万km・専用フロントスポイラーなどがセットになったオプションのAMGラインを装備した物件で、支払総額は1499万円となっている。

デビューイヤーに近い年式の物件であっても、1500万円以下の価格帯になることは極めて少ない。

ガソリンだけでなくディーゼルの「G350d」も同様の傾向だ。
 

▼検索条件

メルセデス・ベンツ Gクラス(現行型) × 車両本体価格の昇順

■Gクラス(現行型)|総額1700万円未満
Gクラスで車両本体価格1700万円未満の物件の流通量は44台。うちガソリンは14台、ディーゼルは106台と、Gクラス全体のガソリン/ディーゼル比率を反映したものとなっている。

走行距離のゾーンは5000~4.5万kmであり、実は1700万円以上とそう大きく変わらない。

■Gクラス(現行型)|車両本体価格1700万円以上
車両本体価格1700万円以上の物件の流通量は76台。うちガソリンは4台、ディーゼルは65台となっている(その他は価格応談)。

2021年に登場した「G400d」の流通量も37台と、まずまずの豊富さだ。走行距離のゾーンは21~2.9万kmとなっている。
 

21年12月時点|コンディション別の流通状況

Gクラス ▲インテリアは俄然モダンな印象となり、高級感もアップした。「G550」は左ハンドル、「G350d」は右ハンドル、「G400d」は左右両方のハンドルから選べる設定となっている

続いてコンディション別の流通状況を紹介する。ここでは走行距離1万km以上か、それ未満で分けた。

■Gクラス(現行型)|走行距離1万km以上
走行距離1万km以上の物件の流通量は44台だ。

うちガソリンは15台、ディーゼルは29台となっている。走行距離のゾーンは1万~4.5万km。

Gクラスのロングライフ性能を考えると、まだまだ新車の範囲内、これからが本番というところだ。

「G400d」で走行距離1万km以上の物件は、今のところ2台しかない。

■Gクラス(現行型)|走行距離1万km未満
Gクラスで走行距離1万km未満の物件の流通量は81台。

うちガソリンは6台、ディーゼルは75台となっている。

走行距離のゾーンは21~1万km。「G400d」で走行距離1万km未満の物件は35台となっている。

■Gクラス(現行型)|登録済未使用車
ナンバー登録はしてあるものの未使用で、新車に近いコンディションを保持しているのが登録済未使用車だ。

数は少ないもののGクラスでも流通しているため、新車を検討している人はこちらもチェックしてみよう。

Gクラスで登録済未使用車の物件の流通量は4台。価格帯は車両本体価格で1933万~2500万円。

すべてがディーゼル車で、「G350d」が1台、「G400d」が3台となっている。
 

▼検索条件

メルセデス・ベンツ Gクラス(現行型) × 全国

※記事内の情報は2021年12月20日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/メルセデス・ベンツ
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。