レクサス LSの中古車価格が1年で約60万円ダウン! 400万円台から狙える人気国産セダン、今オススメの買い方・選び方は?
2024/08/26
▲日本を代表する高級車ブランドである「レクサス」。そのフラッグシップセダンである現行型LSの中古車平均価格が今、比較的大きくダウンしています。これを機に「現行型レクサス LSの上手な選び方」を考えてみることにしましょう!中古車平均価格はこの1年で60万円以上ダウン!
「現行型レクサス LSは、世界を震撼させた初代LS(日本名=トヨタ セルシオ)から数えて5代目となる、レクサスのフラッグシップセダン。初代以来継承されているLSのDNAはそのままに、革新的なデザインや数々の先進技術を備えた「新たなレクサスの象徴」として2017年にデビューしました。その圧倒的な静粛性や快適性は「もはや異次元レベル!」と評してもいいかもしれません。
そんな現行型レクサス LSの中古車平均価格が今、大きくダウンしています。

2022年中はほぼ横ばい傾向だった現行型LSの中古車平均価格でしたが、2023年に入るとダウントレンドに転換。そしてそのトレンドは2024年に入っても続き、結果として直近の平均価格は628.9万円に。これは前年同月比で64.6万円もの大幅ダウンを記録したことになります。
比較的手頃な価格で入手可能となってきた現行型レクサス LSをこれから購入するのであれば、果たしてどんなグレードをいくらぐらいの予算で狙うのが得策となるのでしょうか? 次章以降、じっくり考えてまいります。
▲2017年10月に発表された現行型 レクサス LS。後期型の最上級グレードである500h エグゼクティブ アドバンスド ドライブに試乗した際の様子▼検索条件
レクサス LS(現行型) × 全国モデル概要:日本市場では2代目となるレクサスのフラッグシップ
現行型は、日本では「セルシオ」と名乗っていた初代LSから数えるなら5代目の、2005年に日本でもレクサスビジネスがスタートしてからの歴史で考えれば2代目にあたるフラッグシップセダン。
プラットフォームは「レクサス LC」と同じく低重心が特徴の新世代FR用プラットフォーム「GA-L」で、ボディサイズは全長5235mm×全幅1900mm×全高1450mmという堂々たるもの。パワーユニットは、ガソリン車である「LS 500」系には新開発された最高出力422psの3.5L V6ツインターボを採用し、ハイブリッド車である「LS 500h」系には同299psの3.5L V6エンジンに2つのモーターを組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムを採用。こちらのシステム最高出力は359psです。駆動方式は、LS 500とLC500hの双方に2WD(FR)と4WDが用意されています。
▲こちらが現行型レクサス LS。写真は前期型のバージョンL
▲ボンネットとトランクリッド、フロントフェンダーや前後ドアなどにアルミを使用したボディは、どこか4ドアクーペ的なフォルムが採用されている
▲レクサスLSの運転席まわりはおおむねこのような世界観。写真のグレードはバージョンL足回りには、レクサス LCで開発した前後マルチリンクをベースとする電子制御エアサスペンションが採用され、フラッグシップセダンにふさわしい優れた操縦安定性と乗り心地を実現。乗降時に車高を最大30mm上昇させて乗り降りしやすくする、レクサスならではのおもてなし機能も備わっています。
最先端の予防安全技術も惜しみなく投入され、標準車には「Lexus Safety System+」を装備し、それ以外のモデルには、さらに高度な先進安全機能を加えた「Lexus Safety System+A」を搭載。安全運転支援情報を表示する大型カラーヘッドアップディスプレイも採用されました。
2018年と2019年に一部改良を行った現行型レクサス LSは、2020年11月にマイナーチェンジを実施。静粛性と乗り心地を向上させるとともに、最新の高度運転支援技術「Lexus Teammate」を採用しました。
そしてエクステリアに関しては、フロントバンパーのコーナー部に縦のキャラクターラインを配置し、その他にもフロントバンパーコーナー部のメッキモールをサイドまで回り込む造形に変更するなど、細かな変更が随所に加えられています。
▲静粛性と乗り心地を向上させるとともに、微妙なデザイン変更も行われた2020年11月以降の後期型そんな現行型レクサス LSがラインナップしている欠くグレードは下記のとおりです。
●LS 500またはLS 500h:ベースグレード(※現在はカタログから消えています)
●LS 500またはLS 500h Iパッケージ:やや上級のグレード(※現在はこれがベースグレードに相当します)
●LS 500またはLS 500h Fスポーツ:スポーティな内外装となっているグレード
●LS 500またはLS 500h バージョンL:28Way調整式フロントパワーシートなどを備える上級グレード
●LS 500またはLS 500h エグゼクティブ:助手席420mmシートスライドやリアシートの電動オットマンなどが標準装備となる最上級グレード
価格状況&考察:大幅ダウンの要因は単に「経年ゆえ」か?
平均価格が1年間で60万円以上ダウンしたと聞くと、「何かネガティブなポイントが発覚したのか?」と不安に思うかもしれませんが、特にそういった事実はありません。車というのは細かな部品の集合体ですので「絶対に壊れない」なんてことは言えませんが、現行型レクサス LSは特に壊れやすい車ではありません。
ならばなぜ平均価格が大きくダウンしたかといえば、これはもう単純に「経年ゆえ」でしょう。市場では2023年式ぐらいの新しい物件も流通していますが、最初期年式のLSはもはや7年落ち。つまり初度登録の時点から見て「車検3回分の年月」が経過しているわけです。そしてそのあたりの年式の高級車というのは、レクサス LSに限った話ではなく、1年間で数十万円ぐらいは普通に値落ちするものです。
そのような形で相場が順当に下がった初期年式の価格が全体の平均価格を押し下げたというだけのことであり、高年式な個体は、相変わらずけっこうな高値で流通しているのが現状です。
そのため今回の平均価格大幅ダウンに関しては、特に何らかの心配をする必要はありません。やるべきことといえば「初期年式の中でも特にボロくなった個体の購入は避ける」ぐらいのものです。
それでは次章、いよいよ「具体的なオススメ」について考えてみることにしましょう。
▲写真は「エグゼクティブ」のキャビン。この素敵な世界観は、果たしていくらぐらいで入手できるのか?中古車のオススメ①:「なるべく安く!」と考えるなら
LS 500またはLS 500hの「Iパッケージ」
▲なるべく安価に狙いたいなら、オススメはパワーユニットを問わず「Iパッケージ」ということになるはず(※写真はバージョンL)「なるべく安く!」というのもやや曖昧な話ですが、現行型レクサス LS全体の直近の価格分布が総額340万~1470万円ですので、「総額340万~450万円」あたりであれば「安い!」と感じられるはずです。
総額340万~450万円の予算でも、いちおうすべてのグレードを狙うことは可能ですが、例えば最上級グレードである「500hエグゼクティブ」だと、総額450万円以下の物件数はかなり希少になります。
逆に初期の標準車であるLS 500または500hであれば安く買えそうな気がしますが、こちらも流通量がきわめて少ないため、現実的な選択肢にはなり得ません。
総額340万~450万円の予算で比較的容易に見つけることができるのは「LS 500 Iパッケージ」と、そのハイブリッド版である「LS 500h Iパッケージ」です。この2モデルのいずれかを総額420万円前後で探してみるというのが、オススメのモデルケースとなるでしょう。物件にもよりますが、走行5万km台ぐらいの悪くない個体が見つかるはずです。
Iパッケージ以上に装備が充実している「バージョンL」なども気になるかもしれませんが、Iパッケージでも挟み込み防止機能付きのパワートランクリッドや本革ステアリング&本革シフトノブ、運転席・助手席シートヒーター&シートベンチレーション機能付き本革シート、運転席20Way/助手席18Way調整式フロントパワーシートなどが標準装備されていますので、不満を覚えることはまずないでしょう。
▼検索条件
レクサス LS(現行型) × 500 Iパッケージ × 全国▼検索条件
レクサス LS(現行型) × 500h Iパッケージ × 全国中古車のオススメ②:「4WDのLSが欲しい!」と考えるなら
注目すべき価格帯は「総額500万円前後」
▲総額500万円前後で好バランスな1台が見つかる場合が多い「Fスポーツ」現行型レクサス LSは、ガソリン車にもハイブリッド車にもフルタイム4WDが設定されています。2WD(FR)でも十分ではあるのですが、荒天時の高速道路などを走る機会が多い人には4WDも大いにオススメであるといえます。
現行型レクサス LSの4WD車比率は全体の約37%で、総額360万~1470万円の範囲で約200台が流通しています。
しかし、ガソリン車の4WD車はなぜかやや少なめで、中心はハイブリッドのLS 500h系です。その中でも下は総額360万円ぐらい、上は総額1500万円近いプライスで様々なグレードが流通しており、1000万円以上のお金を出せば、かなり上等な中古車を買うこともできるでしょう。
「現実」というものを重視して考えるのであれば、狙いどころは「総額500万円前後のゾーン」ということになるはず。このあたりの予算帯であればIパッケージからエグゼクティブまでの全グレードの、まずまず悪くない4WD車を見つけることができます。どのグレードを選んでも良いとは思いますが、価格とコンディションのバランスが最も良いのは「Iパッケージ」または「Fスポーツ」です。
▼検索条件
レクサス LS(現行型) × 4WD × 総額500万円前後 × 全国中古車のオススメ③:「『エグゼクティブ』が欲しい!」と考えるなら
注目すべき価格帯は「総額600万円前後」
現行型レクサス LSの最上級グレードであるLS 500またはLS 500hの「エグゼクティブ」は、LSの中でもトップ・オブ・トップの最上級グレード。IR・UVカットガラス・プライバシーガラス/遮音機能付きリアクォーターガラスや22Way調整式リアパワーシート、降車時リクライニングサポート、助手席420mmシートスライドなどが標準装備され、さらにリアシートには電動オットマンを装備し、インテリアの素材もバージョンL以上のものが採用されるという、とにかく贅を尽くした仕様です。
▲写真はLS 500hエグゼクティブ
▲エグゼクティブのリアシートはご覧のとおりの豪華絢爛な世界。運転席よりリアシートに座りたくなる?そんなLS 500/500hエグゼクティブの、直近の流通台数と価格状況はおおむね下記のとおりです。
●LS 500エグゼクティブ|9台|総額350万~1000万円
●LS 500エグゼクティブ 4WD|8台|総額540万~920万円
●LS 500hエグゼクティブ|21台|総額380万~1260万円
●LS 500hエグゼクティブ 4WD|53台|総額810万~1300万円
流通台数的にはこちらも「ガソリン車が少なめで、多いのはハイブリッド車」という状況になっており、価格は300万円台から1000万円超までと、かなり上下に幅広い状況です。
この中から「これが一番のオススメ!」と具体的に挙げるのは難しいのですが(なにせ予算感は本当に人それぞれなので)、それでもあえて具体的なことを言うとしたら「総額600万円前後のゾーンにご注目を!」ということになります。もちろん1000万円オーバーなどの“上”を見れば世の中キリがないのですが、総額600万円前後でも、納得のいくコンディションを伴った「好バランスな中古車」を見つけることは可能です。
▲こちらは後期型エグゼクティブの運転席まわりそのうえで「ガソリン車にするか、それともハイブリッドで行くか?」という問題については「どちらでもいい」というのが答えになります。とにかくコンディションを優先しながら総額600万円前後でエグゼクティブ全般を探し、たまたまガソリン車でちょうどいいのが見つかったならばそれを買えばOKですし、逆に500hの方でイイものが見つかったなら、それを選ぶべきでしょう。
レクサスLSのような高額車(高級車)の場合、素性がよろしくない個体を買うと「金食い虫」になってしまう危険性もあるため、とにかくコンディション最優先の姿勢で選ぶことが何よりも重要なのです。
▼検索条件
レクサス LS(現行型) × エグゼクティブ × 総額600万円前後 × 全国
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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