メルセデス・ベンツ EQBの中古車価格が1年で約130万円ダウンし400万円台から狙える! SUVタイプの輸入EV、今オススメの買い方・選び方は?
2024/12/19
▲3列シート/7人乗りの輸入EVとして人気の「メルセデス・ベンツ EQB」ですが、このところ、その中古車平均価格がやや大きめにダウンしています。買いやすいプライス感になってきたメルセデス・ベンツ EQBの選び方を集中的に研究してみましょう!もはや「高嶺の花」ではなくなってきた
メルセデス・ベンツ EQBは、2022年7月に発売となった3列シート/7人乗りのSUVタイプのEV(電気自動車)。モーター駆動ならではの力強い走りと、比較的コンパクトなボディサイズでありながら十分に広い居住空間、そしてメルセデス・ベンツらしい上質感と存在感により、主にファミリー層のユーザーから高く評価されている1台です。
そんなメルセデス・ベンツ EQBの中古車価格が今、昨年11月比で130万円近くダウンしています。

もはや高嶺の花ではなくなってきた、メルセデス・ベンツ EQBという「最新世代の輸入EV」。その中古車としての狙い方を集中研究してみることにしましょう!
▲メルセデス・ベンツ EQBは、比較的コンパクトなボディサイズの中で「7人乗り」を実現させている稀有なEV。現実的な価格水準になってきた今、どのグレードを選ぶのが正解なのか?▼検索条件
メルセデス・ベンツ EQB(現行型) × 全国モデル概要|3列/7人乗りのキャビンを有するCセグメントEV
メルセデス・ベンツ EQBは、メルセデスの電動SUV第3弾モデルとして2022年7月に上陸したCセグメントのSUV。全長4685mm×全幅1835mm×全高1705mmという比較的コンパクトなサイズのボディでありながら、3列シート/7人乗りのキャビンを有しています。
▲こちらがメルセデス・ベンツ EQBの前期型
▲3列目シート使用時の荷室容量は110Lだが、2列目、3列目シートを倒せば最大で1620Lまで拡大可能駆動方式はFFと4WDの2種類をラインナップ。FFモデルである「EQB 250」は、フロントの車軸に最高出力190ps/最大トルク385N・mのモーターを搭載し、4WDモデル「EQB 350 4マチック」は、フロントとリアの車軸にモーターを1基ずつ搭載。システム最高出力292psと同最大トルク520N・mを誇ります。
上陸当初は容量66.5kWhだったリチウムイオンバッテリーは両モデル共通で、初期モデルの一充電走行距離(WLTCモード)はEQB 250が520km、EQB 350 4マチックは468kmでした。
メルセデス自慢の運転支援システムは全車標準装備で、横長形状のコックピットディスプレイとセンターディスプレイに様々な情報が表示され、MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)によって操作するという方法も、他の最新世代メルセデスと同様です。
2列目シートには140mmの調整が可能な前後スライド機構を採用。後ろにスライドさせることでレッグスペースを拡大できる他、前方へスライドさせて積載性をアップさせることも可能。3列目シートを使用しない場合は、折り畳んでラゲージスペースとして利用できます。
▲10.25インチのコックピットディスプレイと、同じく10.25インチのタッチスクリーン式ディスプレイを組み合わせた横長の液晶パネルが印象的なEQBのコックピット
▲3列目シートは「身長165cm以下の乗員のみ」という使用制限が設けられている。シートバックは50:50の分割可倒式で、シングルアクションで倒すことができる2024年6月にはマイナーチェンジを実施。内外装デザインを変更するとともに、駆動用リチウムイオンバッテリーを66.5kWh から70.5kWhの高電圧タイプに変更しました。これに伴いEQB 250から「EQB 250プラス」に改名されたFFモデルの一充電走行距離は、デビュー当初の520kmから557kmまで延長されています。
価格状況&考察|平均価格のダウン幅は輸入EVとしては平均的?
中古車の平均価格が大きくダウンするのはありがたい話である半面、「……そんなに値落ちするということは、何かネガティブな要因が隠れているのでは?」と疑心暗鬼になってしまう話でもあります。
しかし、結論から申し上げると、メルセデス・ベンツ EQBの平均価格ダウンの背後には、特にネガティブな要因はない模様です。
ならばなぜ平均価格が下がったのかといえば、「輸入EVとはそういうものだから」というのがひとつの答えになります
▲平均価格がこの1年間で約130万円ダウンしたとはいえ、何らかの「ネガ」が見つかったから値落ちしたわけではない?新車として納車されてから1~3年の間にリセール価格が大きく下がるのは、ごく一部の例外を除き、どんな車でも同じです。そのこと自体に輸入車と国産車、エンジン車と電気自動車の差異はありません。
しかし――正確な理由は不明ですが、輸入車のEVは特に、最初の1~3年で中古車平均価格がやや大きめにダウンする傾向があります。
新車時価格788万~870万円だったメルセデス・ベンツ EQBの中古車平均価格が約2年半で503.3万円までダウンしているのと似たニュアンスで、同じメルセデスの「EQC」は約5年間で新車価格の半額ほどになっており、「BMW iX1」の平均価格は新車の登場から約1年半で、新車価格の約7割までダウンしています。
先ほども申し上げたとおり、輸入EVの中古車平均価格が初期段階で大きめに下がる正確な理由は不明です(「未知数な部分が多い」というイメージの問題でしょうか?)。しかし「とにかくそういうものなのだ」と達観したうえで、新車よりも断然割安な価格で狙える「輸入EVの中古車」をおトクに購入することが、我々ユーザーが取るべきシンプルな行動なのでしょう。
それでは次章以降、具体的なオススメグレードの検討へと移ってまいります。
▲公道試乗時の様子中古車のオススメ①|価格重視で選ぶなら総額450万円前後のEQB 250 MP202301
2024年12月中旬時点におけるメルセデス・ベンツ EQBの中古車平均価格は500.3万円で、約110台の中古車が総額430万~710万円のレンジで流通しています。
その中から「価格重視」で、つまりなるべくお安くEQBを狙うとしたら、ターゲットとなるのは総額430万~470万円付近のEQB 250(FF車)またはEQB 350 4マチック(高出力な4WD車)です。
▲直近の平均価格を下回る「総額400万円台半ば付近」の物件でも、中古車としてのコンディションは普通に上々である場合が多い総額430万~470万円というのは、メルセデス・ベンツ EQBの中古車の中では確実に「安い部類」に入りますが、それでもほとんどの物件は走行数千kmから1万km台までの1~2年落ち車。そのため中古車としてのコンディションも、まったく問題ない場合が大半です。
2024年12月中旬現在、総額430万~470万円付近で狙えるEQBのグレードと価格および流通量の目安はおおむね下記のとおりです。
●EQB 250|総額450万円|希少
●EQB 250 MP202301|総額430万~470万円|まずまず豊富
●EQB 350|総額470万円|希少
●EQB 350 MP202301|総額450万~470万円|少ない
高出力なフルタイム4WD車であるEQB 350系もこの価格帯で狙えないことはないのですが、該当する物件の数は希少です。そのため実質的には、FF車であるEQB 250系を狙うことになるでしょう。
上記に2種類記載されているEQB 250系のうち「MP202301」というのは、最初期のEQB 250と基本的な内容はまったく同じですが、2022年9月に新車価格の改定(値上げ)と、かなり細かな仕様変更が実施された世代です。流通量がまずまず豊富なEQB 250 MP202301の低走行物件を総額450万円前後で探すというのが、EQBを「価格重視」で狙う場合のモデルケースになります。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ EQB(現行型) × 総額450万円前後 × EQB250 MP202301 × 全国中古車のオススメ②|AMGラインパッケージも「MP202301」の低走行物件に注目
メルセデス・ベンツ EQBの「AMGラインパッケージ」とは、以下のスポーティな部材がセットになった59万8000円(※MP202301の新車時)のパッケージオプションです。
・内装:レザーDINAMICA
・AMGスタイリングパッケージ
・ダイレクトステアリング
・スポーツサスペンション(アジャスタブルダンピングシステム付き)
・20インチAMGマルチスポークアルミホイール
・スポーツシート
またAMGラインパッケージ装着車の中には、加えて「AMGレザーエクスクルーシブパッケージ」という本革内装を装着している物件もあります。AMGレザーエクスクルーシブパッケージも装着されている中古車は、カーセンサーnetでは「レザーEXC」「レザエク」などと略して表記されることもあるようです。
▲なかなか精悍なイメージとなるAMGラインパッケージ装着車
▲AMGラインパッケージ装着車の場合、インパネのイメージカラーはローズゴールドではなくシルバーになるそんな「AMGラインパッケージ」を狙いたい場合の価格と流通量のイメージは、おおむね下記のとおりとなります。
●EQB 250 AMGラインパッケージ|総額480万~485万円|少ない
●EQB 250 AMGラインパッケージ MP202301|総額450万~650万円|豊富
●EQB 250 AMGラインパッケージ MP202302|総額550万~620万円|少ない
●EQB 350 4マチック AMGラインパッケージ MP202301|総額510万~570万円|まずまず
●EQB 350 4マチック AMGラインパッケージ MP202302|総額610万円|希少
ここで出てきた「MP202302」というのは、2023年3月に装備のかなり細かい部分が改定された世代で、車としての骨子は最初期モデルやMP202301と同じです。
そんなMP202302のAMGラインパッケージはEQB 250系も350系も流通量がまだ少ないため、ここでのモデルケースは下記のとおりとなるでしょう。
●FFの250系で良しとするなら?
→「総額480万円前後」を目安に、EQB 250 AMGラインパッケージ MP202301の低走行物件を狙う。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ EQB(現行型) × 総額480万円前後 × 250 AMGラインパッケージ MP202301 × 全国●フルタイム4WDの350系にこだわりたいなら?
→「総額540万円前後」を目安に、EQB 350 4マチック AMGラインパッケージ MP202301の低走行物件を狙う。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ EQB(現行型) × 総額540万円前後 × 350 4マチック AMGラインパッケージ MP202301 × 全国中古車のオススメ③|EQB 350 4マチックの「AMGラインパッケージじゃないやつ」も捨てがたい
AMGラインパッケージが装着されているEQBは確かにカッコよくて素敵なのですが、「……7人乗りの3列シートSUVに、果たしてAMGのパーツや20インチホイール等々は必要なのだろうか?」というニュアンスの疑問を覚える人もいるかもしれません。筆者個人も、どちらかといえばそう考えるタイプです。
で、もしも「AMGラインパッケージは不要だが、SUVとしてフルタイム4WDは絶対に欲しいところだし、できればパワフルに走れる車でもあってほしい」と考えるのであれば、狙い目は「AMGラインパッケージが付いてないEQB 350 4マチック」になります。
▲写真の車両は本国モデルゆえ20インチのAMGマルチスポークアルミホイールを履いているが、日本仕様の「AMGラインパッケージじゃないやつ」には、18インチのシンプル系デザインなアルミホイールが装着されているシステム最高出力292psならびにシステム最大トルク520N・mと、パワーユニットはかなり強力ですが、タイヤサイズは235/55R18という適度なものであり、なおかつスポーツサスペンションではなく「コンフォートサスペンション」であるため乗り味もソフト。そしてビジュアルの面でも落ち着き感があるため、「AMGのイケイケ感」とは対極のニュアンスを好む人にはオススメの選択肢です。
そんなEQB 350 4マチック(のAMGラインパッケージじゃないやつ)は、流通量がやや少ないのがネックではあるものの、総額470万円前後にて低走行な1台を見つけることができます。「能ある鷹は爪を隠す」的なメルセデス・ベンツ EQBを探したい人は、ぜひこちらにご注目ください。
▼検索条件
メルセデス・ベンツ EQB(現行型) × EQB 350 4マチック × 全国▼検索条件
メルセデス・ベンツ EQB(現行型) × 全国
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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