スバル アセントの日本導入が待ちきれない! それなら、中古車で買える北米風味なフルサイズSUVはどうですか?
カテゴリー: 特選車
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2026/08/20
▲北米で販売されているスバルの3列シートSUV「アセント」の日本導入が検討されているが、実現するとしても、まだまだ先のこと。ならばアセントの代わりになり得て、なおかつ今すぐ買えるフルサイズの3列シートSUVを探してみようではないかアセントは欲しいが、長い間待たされるのも微妙
スバルファン待望の北米向け3列シート大型SUV「アセント」は今、2026年後半をめどとする日本市場への導入が検討されている。
アメリカンサイズのボディに、スバル特有の高度なAWD性能と「アイサイト」を詰め込んだアセントの登場を、首を長くして待っていた人も多いはず。だが実際の発売時期や納車は、残念ながらまだ少々先の話だ。
▲写真はスバル アセントのサードシート。できることなら今すぐにでも、この世界観を入手したいものだが……となれば、アセントならではの大らかな存在感と高い実用性を「今すぐ味わいたい!」という我々の欲求は、アセントの代わりになり得るSUVによって解消するしかない。
この記事ではスバル アセントの日本導入が待ちきれない人々に向け、買おうと思えば今すぐ買える「アセント的な魅力」をもつビッグサイズなSUV5車種を紹介しよう。
アセントの代わり①|マツダ CX-80(初代)
→中古車価格:総額370万~600万円
マツダ CX-80は、3列シートのクロスオーバーSUVである「CX-8」の後継として2024年10月に登場した、マツダの新たなフラッグシップSUV。ラージ商品群第2弾として開発された本作は、全長4990mm×全幅1890mm×全高1710mmという堂々たる体躯を誇り、まさにアセントに通ずる存在感と室内空間のゆとりを備えている。
▲こちらがマツダ CX-80
▲いかにも最新のマツダ車らしい、クリーンでモダンなイメージのインテリア。上級グレードはBOSEのプレミアムサウンドシステムが標準装備となるパワートレインには、3.3L直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドや、2.5L直4ガソリンベースのPHEVなどをラインナップ。特に直6ディーゼルが生み出す余裕たっぷりのトルクは、巨体であることをいっさい感じさせない重厚かつ滑らかな加速フィールを味わわせてくれる。トランスミッションはトルコンレスの8速ATが組み合わされ、ダイレクト感あふれる走りが特徴となる。
そしてスペック上のゆとりもさることながら、CX-80の真骨頂は「フラッグシップ」と呼ばれるにふさわしい上質なインテリアと、3列目シートまで大人がしっかり座れる実用性の高さにある。
▲国産SUVの場合、3列目はけっこう狭い場合も多いが、マツダ CX-80の3列目は、一般的な体型の成人男性でも余裕をもって座ることができるアセントがもつ「大柄な3列シート車で、家族と快適に移動できる」という本質的な価値を、欧州プレミアムSUVにも近い走りの質感とともに今すぐ手に入れたいのであれば、マツダ CX-80は最有力候補となるだろう。
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マツダ CX-80(初代)アセントの代わり②|日産 エクストレイル(4代目)ロッククリーク
→中古車価格:総額450万~550万円
通算4代目となるT33型日産 エクストレイルは、1.5L直3 VCターボエンジンが発電に専念する最新世代の「e-POWER」と、緻密な電動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載したミドルサイズSUV。アセントのようなフルサイズSUVではないが、2列5人乗り仕様の他、3列7人乗りの仕様も用意されている。
その中でも「ロッククリーク」は、北米市場で人気を博しているオフロード志向のグレード感を日本仕様へ落とし込んだ、タフでアクティブなモデルだ。
▲4代目日産 エクストレイルの「ロッククリーク」
▲全体をブラック基調としたうえで防水表皮のシートを採用し、シートやドアトリム、ステアリングホイールなどには赤いアクセントを加えているロッククリークのインテリア専用のフロントグリルや前後バンパー、防水シート、そして18インチのオールテレーンタイヤなどを標準装備するロッククリークは、ボディサイズこそ全長4690mm×全幅1840mm×全高1720mmとスバル アセントよりはいくぶん小ぶりだが、「道具としてのタフネス」を前面に押し出したエクステリアは、まさにアセントがもつ北米テイストそのもの。
もちろん走りの実力も折り紙付きで、前後モーターによる「e-4ORCE」の精密な駆動制御は、悪路走破性だけでなくオンロードでのフラットで吸い付くような乗り心地をも実現。タフな見た目とは裏腹に、走りは驚くほど上質で滑らかであるいうギャップがたまらない1台だ。
▲写真は日産純正の車中泊仕様車である「ロッククリーク マルチベッド」のラゲージスペース使用例。セカンドシート位置から荷室スペース全体にわたって展開できるベッドシステムと、硬質のフロアパネルを荷室に装備しているアセントが日本にやってくるまでの間、北米の香りを十分に感じさせる「無骨で頼もしい相棒」とアウトドアライフを楽しみたい場合は、4代目日産 エクストレイルのロッククリークは、間違いない選択肢となるだろう。
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日産 エクストレイル(4代目) ×ロッククリークアセントの代わり③|フォード エクスプローラー(5代目・後期型)
→中古車価格:総額190万~480万円
日本では2011年に発売された5代目フォード エクスプローラーは、全長5050mm×全幅2000mm×全高1820mmという、「アメリカンSUVのど真ん中」といえるサイズ感の王道3列シートSUV。従来型までのラダーフレームからモノコック構造へと劇的な転換を果たし、大柄なフルサイズ級ボディでありながら、乗用車的でフラットな走りの質感と静粛性を獲得している。
▲写真は2015年10月以降の後期型フォード エクスプローラー
▲フォード エクスプローラーの運転席まわり。後期型では、新開発のドアシールを採用することで室内の静粛性を向上させている前期型のパワーユニットは力強い3.5L V6自然吸気と、優れた効率とトルク性能を両立させた2L直4「エコブースト」ターボで、路面状況に合わせて走行モードを選択できる「テレインマネージメントシステム」搭載の電子制御4WDが組み合わされている。
とはいえ、前期型はさすがに今や若干の古さを感じさせるが、2015年10月のマイナーチェンジで登場した後期型のビジュアルとたたずまいは、いまだ十分にクール。こちらは、3.5L V6の方は前期型のパワーユニットがキャリーオーバーされているが、エコブーストエンジンの方は2.3L直4ターボに進化。
そしてテレイン・マネージメント・システムはタッチパネル方式からボタン式に変更され、スマートキーレスエントリーシステムとウォッシャー機能付きリアビューカメラも全モデルに標準採用された。
そんな5代目・後期型フォード エクスプローラーの真価は、大柄なSUVの本場といえるアメリカの車ならではの雄大な世界観と、大人7人がゆったり座れる3列シートの快適性だ。
▲3列目は身長170cm以上の乗員にとっても十分な居住空間が確保されている。着座姿勢も不自然ではないスバル アセントと同様に「北米で鍛え上げられた本格ファミリーSUV」の本家本元を中古車として手に入れ、街乗りからアウトドアまで豪快に楽しむ爽快感は格別であり、「やはり“本場モノ”を選んでよかった!」と、心から納得できるだろう。
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フォード エクスプローラー(5代目) × 2015年10月~アセントの代わり④|ジープ グランドチェロキーL(初代)
→中古車価格:総額540万~980万円
ジープ グランドチェロキーLは、ロングボディ版の5代目グランドチェロキーに6人乗りまたは7人乗りの3列シートを採用し、ジープブランドとしての新境地を切り開いた最高峰モデル。全長5200mm×全幅1980mm×全高1795~1815mmという堂々たるアメリカンサイズは、スバル アセントを検討している層にとっても間違いなくストライクゾーンであるはず。
▲こちらがロングボディ+3列シートのグランドチェロキーである「ジープ グランドチェロキーL」
▲サラウンドビューカメラとヘッドアップディスプレイ、ストップ&ゴー機能付きのアダプティブクルーズコントロール、歩行者とサイクリストも検知可能な衝突被害軽減ブレーキなどは全車標準装備パワートレインは最高出力286psを発生する3.6L V6ペンタスターエンジン。8速ATとの組み合わせにより、大排気量自然吸気ユニットならではの伸びやかでストレスのない加速感を味わわせてくれる。もちろんジープ伝統の高度な4WDシステム「クアドラトラックII」やエアサスペンションを備え、悪路走破性と高級セダン並みのしなやかな乗り心地を、きわめて高い次元で両立させている点も大きな魅力だ。
とはいえグランドチェロキーLが、そのスペックや悪路走破性の高さ以上に我々の心を揺さぶる理由は、問答無用のプレミアム感と「アメリカンラグジュアリーとしての風格」にあるのかもしれない。上質なレザーとウッドに囲まれた室内は実にきらびやかで、アメリカ在住の富豪にでもなったような気分(?)にさせてくれるのだ。
▲3列目シートは決して飾り物ではなく、さすがは全長5200mmのSUVだけあって十分な広さが確保されている。写真は、2列目がキャプテンシートとなる上級グレード「サミット リザーブ」スバル アセントの特徴である「アメリカ育ちのタフさと3列シートの実用性」に、圧倒的な格調高さとジープのブランド力までを加えて今すぐ楽しみたいなら、ジープ グランドチェロキーL以上の適任を探すのはなかなか難しいだろう。
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ジープ グランドチェロキーL(初代)アセントの代わり⑤|トヨタ セコイア(2代目)
→中古車価格:総額280万~1100万円
2代目トヨタ セコイアは、北米トヨタのピックアップトラック「タンドラ」と骨格を共有し、長年にわたり君臨しているフルサイズSUVの傑作。全長5210mm×全幅2030mm×全高1955mmという堂々たるスケール感は、スバル アセントすら圧倒する強烈な存在感を放っている。
▲北米トヨタのフルサイズSUVである「トヨタ セコイア」。写真の2代目セコイアは2008~2022年まで販売された
▲2代目セコイアの運転席まわり。プレミアムSUVほどの豪華で凝ったインテリアではないが、実用フルサイズSUVとしては十分以上の質感を備えているパワートレインの主軸は、最高出力386psをたたき出す5.7L V8自然吸気。V8ならではのド迫力な重低音サウンドと、低回転から湧き上がる極厚トルクは、最近のダウンサイジングターボやハイブリッドでは味わえない「古き良き大排気量アメ車」の醍醐味そのものだ。
並行輸入車として日本の中古車市場で流通している個体の数は限られるが、「本物のアメリカンフルサイズ」が醸し出すタフネスと大らかな乗り味には、そこを押してでも狙ってみたいと思わせるものがある。3列目まで大人が余裕で寛げる広大な室内空間と、圧巻のトレーラーけん引能力を兼ね備えたその姿は、「北米マーケットの本質を体現している」ともいえるだろう。
▲全長5.2mを超える車だけあって、さすがに3列目の居住空間は広大だ「アセントの日本導入を待つくらいなら、いっそタフなV8を積んだ“アメリカのトヨタ車”を中古で手に入れ、おおらかに街を流したい」という豪快で骨太なカーライフを望む者にとって、2代目トヨタ セコイアは適した選択肢となるはずだ。
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トヨタ セコイア(2代目)せっかくなら、アセントの導入までは「どこかアセントなエッセンスを感じる」SUVでカーライフを楽しんでみるものいいかもしれない。

自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。