レクサス NXの新型が待ちきれない人へ、納車まで前期型で楽しむという選択肢はいかがでしょうか?
2026/10/01
▲フルモデルチェンジにも近い改良が施された新型(写真上)が発表されたレクサス NXだが、発売と納車はまだまだ先のこと。ならばそれまでの間、今すぐ買える「前期型」に乗りながら新型の登場を待つ――という考え方はどうだろうか?新型の納車待ち期間は「前期型」でつなぐのが賢者の選択?
待望の新型レクサス NXが2026年9月1日、ついに発表された。
トヨタはこれを「一部改良」と言っているが、純ガソリン車の廃止および新世代ハイブリッドシステムへの刷新、次世代インフォテインメントの採用やボディ剛性の向上、最新予防安全パッケージの採用など、全方位にわたる改良は「フルモデルチェンジ級」とも呼べる内容だ。
▲こちらが2026年9月1日に公開された新型(大幅改良型)レクサス NX
▲新型NXのインストルメントパネル。ドライバーの視界を確保しつつも視線移動が少なくなるよう、12.3インチ液晶メーターと 14 インチのナビゲーションシステム/マルチメディアを水平に配置。見通しの良さと操作性を両立させているだが新型NXは、発表されたからといって即座に手に入るわけでもない。実際の発売や納車開始はまだまだ先の話であり、人気モデルゆえ、長期間の納車待ちを強いられるのもほぼ確実である。
ならば新型NXが手元に届くまでの間、現時点における完成形たる「前期型(現行型)レクサス NX」をソッコーで手に入れ、とっととカーライフを満喫してしまうという作戦はどうだろうか?
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レクサス NX(2代目)前期型NXでつなぐべき理由①:リセールバリューの盤石さ
新型登場までの間、前期型(現行型)NXで“つなぐ”作戦をオススメする最大の理由は、前期型のきわめて強固なリセールバリューにある。
レクサスの主力SUVであるNXは、中古車市場における需要が国内外問わず絶大。そのため、新型が出るからといって相場が即座に暴落するような気配はなく、高値安定をキープしている。もちろん今後一定の下げ幅は生じるだろうが、現行型レクサス NXの残価率の優秀さは、同クラスの輸入SUVと比べても圧倒的だ。
つまり、今購入して新型の納車時に手放すという「短期保有のワンポイントリリーフ」的に運用しても、トータルでの損失リスクはまずまず低いと予想されるのだ。
前期型NXでつなぐべき理由②:乗っているからこそわかる「進化の差分」
前期型(現行型)レクサス NXを日常の足として身体になじませておくことは、後にやってくる新型NXを120%味わい尽くすための、最高の“前菜”になり得る。
基本骨格の素性や現行インフォテインメントの使い勝手、静粛性の水準を体感として知っていればこそ、新型へ乗り替えた瞬間に「どこがどう洗練されたのか」という差分が鮮明に浮かび上がる。つまり、いきなり新型に乗るよりも、レクサス技術陣の執念ともいえる細部のアップデートを解像度高く楽しめるということだ。
そのように贅沢な「比較体験」は、車好きあるいはレクサス好きにとって、最高レベルの知的エンターテインメントとなるだろう
モデル概要:次世代レクサスの幕開けを飾ったミドルSUV
ここで、ターゲットとなる「2代目レクサス NX(前期型)のモデル概要をざっと整理しておこう。
2021年秋に登場した2代目レクサス NXは、次世代レクサスの幕開けを飾る第1弾として、改良型GA-Kプラットフォームを採用して登場した全長4660mm×全幅1865mm×全高1675mmのミドルサイズSUV。
エクステリアはスピンドルグリルを起点とした凝縮感のあるプロポーションと、リアに配された一文字シグネチャーランプおよび新意匠の「LEXUS」英字ロゴが特徴的。インテリアには、手綱を手にした騎手のように直感的な操作を可能とする「Tazuna Concept」が初採用され、大型タッチディスプレイを中心とした先進的かつ包まれ感のあるコックピットが構築された。
▲こちらが2代目レクサス NX。写真のグレードは2.5Lハイブリッドを搭載する「350h」
▲リアからはL字のバッジがなくなり、文字間を開けた「LEXUS」ロゴがあしらわれている
▲2代目レクサスの運転席まわり。標準グレードのタッチワイドディスプレイは9.8インチだが、写真のバージョンLやFスポーツでは14インチとなるパワートレインは、レクサス初となったプラグインハイブリッド(2.5L直4+モーター)の他、主力の2.5Lハイブリッドや新開発の2.4L直4ターボ、そして実用的な2.5L自然吸気と、用途や好みに合わせた幅広いキャラクターが勢揃い。
2023年3月には、ボディ剛性を強化するとともに「レクサスセーフティシステム+」の機能を拡充するなどの一部改良を実施。そして2024年2月にはボディ剛性のさらなる強化や足回りのチューニングを実施しつつ、アウトドアライフをイメージした新グレード「オーバートレイル」を追加している。
▲2024年2月の一部改良時に追加された「オーバートレイル」。アウトドアライフスタイルのイメージを表現した内外装と、専用チューニングされたサスペンションの採用などが特徴中古車の狙い方①|購入価格を抑えるなら「350h バージョンL」
前期型NXの新車時価格はグレードにもよるが、あくまでもざっくり考えるならば600万~700万円。そして直近の中古車平均価格が約565万円であることから考えると、購入予算を抑えたい場合は「総額400万円台で入手する」というのが、ひとまずの目標となるだろう。
2026年9月中旬現在、市場では約80台の2代目レクサス NXを総額400万円台で見つけることができる。だが、この価格帯で流通しているグレードにはけっこうな偏りがあるため、主には2.5Lハイブリッドの上級グレードである「350h バージョンL」のみを狙うことになる。
▲「350h」はパワーユニットに2.5Lハイブリッドを採用しているグレードで、その「バージョンL」は、本革シートや運転席・助手席ベンチレーション機能、アダプティブハイビームシステム(AHS)等々が標準装備となる上級パッケージ
▲標準グレードのホイール径が18インチであるのに対し、バージョンLは20インチが標準。これだけでもビジュアル上の雰囲気はずいぶん異なってくる装備内容の面でもパフォーマンスの面でも何ら問題はない350h バージョンLではあるが、総額400万円台の予算で「走行5万km以下の物件にこだわりたい!」などと考え出すと、選べる物件の数は極端に少なくなる。
そのため、ここは検索条件を「走行8万km以下」ぐらいまでゆるくし、多数ヒットする物件の中から、なるべく内外装コンディションと整備履歴が良好な個体を吟味するというのが勝ち筋となるだろう。
とはいえ、そういった物件=内外装コンディションと整備履歴が良好な総額400万円台の個体は、たいてい総額499.9万円ぐらいの「ギリ400万円台」だったりもする。
ならば、ここは400万円台というキリの良い数字には固執せず、「総額500万円ちょいぐらいまで」という具合にレンジを曖昧に広げ、「なるべく状態の良いモノを、可能な範囲でお安く狙う」という方針で臨むのがベストだ。
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レクサス NX(2代目) × 350h バージョンL
▲こちらが350h Fスポーツ。専用のスポーティな内外装を採用している他、走行中に生じるボディのしなりや微振動をダンパーが吸収して、シャープなハンドリングを実現させる「パフォーマンスダンパー」をボディの前後に装備しているなお350h バージョンLよりは流通量が少なめになるが、同じ2.5Lハイブリッドを搭載するスポーティバージョンである「350h Fスポーツ」も、この「総額500万円ちょいぐらいまでの予算感で探す」という手法にて、なかなかの1台を見つけることができるだろう。
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レクサス NX(2代目) × 350h Fスポーツ中古車の狙い方②|スポーティな走りを楽しみたいなら「350 Fスポーツ」
2代目レクサス NXにおける「走り」の部分こそを重視したいのであれば「350 Fスポーツ」。
新開発された最高出力279psの2.4L直4ターボエンジンと、これまた新開発の専用電子制御4WDシステムを採用し、「パフォーマンスダンパー」の装着やボディ剛性の強化なども行われているグレードを選ぶのがベストだ。
▲最高出力270psの純ガソリン2.4Lターボエンジンを搭載する350 Fスポーツ。トランスミッションは、小気味良い変速を素早く行ってくれる「Direct Shift-8AT」
▲350 Fスポーツのコックピット。Fスポーツ専用ステアリングホイールはパドルシフト付きで、ディンプル本革と専用マークを採用しているそんなレクサス NX 350 Fスポーツの中古車は、総額550万~700万円付近の価格帯で約40台が流通中。中古車の数が少なめなのは、2代目NXに「走り」を求めた新車購入ユーザーは少なかったから――ということなのかもしれない。
だが、いずれにせよ約40台の物件は確実に流通しており、最高値の物件は総額700万円を超えるが、そこまで出さずとも「総額500万円台後半」ぐらいの予算感にて、十分に良コンディションな350 Fスポーツは入手できる。
350 Fスポーツは流通量が少なめであるため「自分好みのボディカラーや装備を選ぶ」というのはやや難しく、燃費性能もハイブリッド車の半分程度でしかない。だがそこを気にしないのであれば、「走り重視」なあなたにとって総額500万円台後半の350 Fスポーツは、かなり素晴らしい選択肢となるだろう。
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レクサス NX(2代目) × 350 Fスポーツ中古車の狙い方③|PHEVを探すなら「450プラス」のバージョンLまたはFスポーツ
2.5Lハイブリッドを搭載するグレードが流通の中心となる2代目レクサス NXではあるが、プラグインハイブリッド車である「450hプラス」系の中古車も全国で約70台が流通している。
▲プラグインハイブリッド車である「NX450hプラス」。NX350hと共用の2.5L直4エンジンに総電力量18.1kWhのリチウムイオン電池と、前後に1基ずつのモーターを組み合わせている。システム最高出力は309ps
▲充電ポートは車両の右側に設定。大容量な駆動用バッテリーにより、満充電からのEV航続距離は87kmを達成(WLTCモード)このうち、2024年2月に追加された「450hプラス オーバートレイル」はまだ流通量が極端に少ないが、ラグジュアリー系の「450hプラス バージョンL」またはスポーティ系の「450hプラス Fスポーツ」は、おおむね下記の状況で流通中だ。
●450hプラス バージョンL|約30台|総額480万~770万円
●450hプラス Fスポーツ|約40台|総額450万~770万円
いずれのグレードも、2度目の一部変更が行われた2024年2月以降の世代はまだまだ高額である場合が多い。だが、それ以前の世代でもOKとするならば総額480万~550万円付近で、つまり価格重視で350hバージョンLを狙う場合に毛が生えたぐらいの予算感で、良コンディションなプラグインハイブリッド車が見つかるはず。
前期型プラグインハイブリッド車の場合、EV走行距離は新型(これから発売される後期型)の140kmよりも短い「87km」にはなる。だが近所での用事を済ますだけの場合は、前期型プラグインハイブリッド車でも「おおむねEV」として使用できる。
それが総額480万~550万円ほどで入手できるのであれば、ご自宅に充電設備がある人にとっては「大いに狙い目!」といえるはずだ。
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レクサス NX(2代目) × 450hプラス系▼検索条件
レクサス NX(2代目)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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この記事で紹介している物件
レクサス
NX 350h バージョンL ワンオーナー禁煙車 サンルーフ 純正14インチナビTV オットキャスト マークレビンソン Bluetooth AppleCarplay 全方位カメラ 茶革 シートヒーター&エアコン レーダークルーズ
本体価格498.0万円
支払総額518.4万円
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