【試乗】新型 ボルボ XC60リチャージ プラグインハイブリッド T6 AWD インスクリプション|ワンペダルドライブも可能なPHEVのSUVモデルが登場!
カテゴリー: ボルボの試乗レポート
2022/06/09
▲新型XC60は、アクセルペダルだけの操作で加減速を可能にしたワンペダルドライブ機能を装備。市街地のストップ&ゴーも加減速を繰り返すワインディングのドライブも楽しめそうだパワートレインを刷新しトータルの動力性能を上げてきた注目モデル
ボルボのベストセラーSUVであるXC60のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが新しくなった。正式な車名は「ボルボ XC60 リチャージ プラグインハイブリッド T6 AWD インスクリプション」で、実は従来までの「T8」から数字が小さくなっている。
スペックを見ると、エンジンは従来備わっていたスーパーチャージャーが廃されて2Lターボとされている。単体でのスペックは従来の最高出力318ps、最大トルク400N・mから同253ps、350N・mへと低下しているのだが、この車がPHEVだということを忘れてはいけない。
実はフロントのCISG(クランクマウンテッド・インテグレーティド・スタータージェネレータ)と呼ばれる小型電気モーターは、従来の最高出力46ps、最大トルク160N・mから同54ps、160N・mへ。そしてリアモーターに至っては、同87ps、240N・mから145ps、309N・mへと大幅にスペックを向上させているのだ。しかも、リチウムイオンバッテリーの容量も11.6kWhから18.8kWhへと大きくなっている。
▲エンジンは2Lターボに変更。加えてバッテリー容量を大きく、モーター出力をアップしてきた結果としてXC60のPHEVは、トータルでの動力性能が高まり、これまで以上に高い速度域まで電気モーターだけで走れるようになり、航続距離もさらに長くなったというわけである。
そうした数値を知らなかったとしても、乗ればその差はすぐに体感できるはずだ。十分に充電された状態であれば車はエンジンを始動することなく発進するが、まずこの領域の力強さが段違いに増している。そして、そのままアクセルを踏み込んでいってもエンジンはかからず、至極滑らかに、力強く加速していく。
高速道路に入っても、あえて全開にしたりしない限りは通常のHybridモードでもエンジンはかからないままスーッと走っていく。感覚的には、ほとんどバッテリーEVの世界である。
しかも、今回のモデルからはアクセルペダルの操作だけで発進から減速、停止までできる、いわゆるワンペダルドライブも可能になった。これは、まさに電気モーター駆動ならではの新鮮な走りの楽しさ。ちなみにこれ、オン・オフの切り替えが可能なのも嬉しいポイントだ。

EV航続距離は最長で81km。充電状況が一定の値を下回るとエンジンと電気モーターを併用するハイブリッドになる。このEV航続距離も、そして実際のドライブフィーリングも、よりバッテリーEVに近づいたと言っていい。
2030年のラインナップ完全BEV化を目指すボルボ。現状、国内販売に占めるPHEV比率は12.4%だという。この車の完成度を見れば、その数字が今後さらに伸びてくるのは間違いなさそうだ。




モータージャーナリスト
島下泰久
1972年生まれ。自動車専門誌から経済誌やファッション誌などに数多く寄稿、YouTubeチャンネルを主宰するなど幅広く活躍するモータージャーナリスト。「間違いだらけのクルマ選び」の著者でもある
ボルボ XC60の中古車市場をチェック!

XC60の現行型は世界累計100万台の販売台数を誇る、ベストセラープレミアムSUVの2代目として2017年に登場している。
現在時点(2022年5月末)の流通量は380台前後と品揃えは豊富。流通しているモデルのパワートレインは大まかにガソリンターボ、ディーゼルターボ、マイルドハイブリッドの3タイプ。価格帯は車両本体価格で320万~900万円となる。台数の多いボリュームゾーンは450万~700万円。目安としてこれくらいの予算感であれば選びやすいだろう。
▼検索条件
ボルボ XC60(現行型)× 全国【関連リンク】
あわせて読みたい
日常の足か、憧れの一台か。どちらも叶えるのが中古車という選択【中古車購入実態調査】
新型ホンダ CR-Vの新車価格が先代モデルから約120万円アップで絶望した人に贈る「おおむね半額で買えるコレ、どう?」5選
現役大学生がビビッときたのはアウトドア感マシマシのフォレスター!?【大阪モーターショー探訪】
20代は車の乗り替えに前のめり? 好きな車は「いつか」より「今」乗ろう【中古車購入実態調査】
“生きた機械”に乗る楽しさ! 「空冷ポルシェ 911」の世代ごとの特徴と選び方のポイント!
SUV全盛時代にあえて選びたい「エッジが効いているRV車」6選!
新型CR-V発売間近! ところで先代5代目の中古車状況はどうなってる? 都市型SUVの先駆け、オススメの狙い方を解説
センチュリークーペに魅了されてしまった諸兄に贈る「代わりにコレ、いかがですか」5選
こんなにおしゃれなフレンチSUVが総額200万円から狙える!? シトロエンC3エアクロスSUVの選び方
デビュー60周年を迎え再燃!? ランボルギーニ躍進とスーパーカーブームに火を付けたミウラ登場エピソード【スーパーカーにまつわる不思議を考える】









