5ナンバーミニバンから3列目を取り去ったら、走りが軽快に!?

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PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説

走行性能をさらに追求した5人乗りRSTを新設定
今回のマイナーチェンジ最大のポイントは、5人乗り仕様である「RST」をラインナップに加えたことだ。RSTは大胆にも3列目シートを取り外し、そこに専用のラゲージスペースを設置。ボディの軽量化や専用サスチューンなどにより、スポーツワゴンとして高いハンドリング性能を実現した。また従来のRSZやXもエクステリアを中心にスポーティ感を強調した。

DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説

3列目を取り外し軽量化走りに軽快感が加わった
2LのRSTを中心に試乗。RSTはFFのみの設定だが、走り出してすぐにその走りがRSZとは違うことがわかる。重量差は20㎏だが、やはり3列目シートという「おもり」がなくなることで、リアサスの動きがとても軽快、よく動いていることがわかる。特に高速道路のレーンチェンジではフロントの操舵に対し、リアが遅れることなく追従してくる点は好ましい。
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SPACE室内空間の広さや演出を解説

床下収納ボックスなどの採用により使い勝手も良好
RSTはシートを2列化することで、標準状態でも420Lの大容量スペースをもつ。専用のラゲージボードを採用し、2列目シートをさらに倒せば奥行きは1845㎜まで拡大。荷室高も1100㎜ありマウンテンバイクを3台積載することができる。またラゲージ4カ所に設置されたフックや床下収納ボックスの設定によりワゴンらしい使い勝手の良さも見逃せない。

OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証

走りの良さも楽しめるジャストサイズのワゴンとして
元々低床化されたプラットフォームをもつストリームはミニバンらしからぬハンドリングの良さで人気がある。今回のRSTは、3列シートは必要ないが、よりスポーツやレジャーなどをアクティブに楽しみたい層には魅力的だ。子育て層やプレファミリーに人気だったストリームだが、RSTは独身はもちろん、子離れした夫婦などにもオススメできるモデルと言える。

SPECIFICATIONS

グレード 2.0RST
駆動方式 FF
トランスミッション CVT
全長×全幅×全高(mm) 4570×1695×1545
ホイールベース(mm) 2740
車両重量(kg) 1400
乗車定員 5人
エンジン種類 直4SOHC
総排気量(cc) 1997
最高出力 110kW(150ps)/6200rpm
最大トルク 190N・m(19.4kg-m)/4200rpm
車両本体価格 233.0万円

RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する

EQUIPMENT(装備)

RSTはオーディオレスのため、星2つ。注目は今回RSZとXに設定された「HDDナビパッケージ」だ。インターナビ対応のHDDカーナビ(リアカメラ付き)がRSZならわずか17万円高で装着されお買い得。

SAFETY(安全性)

ABSやフロントエアバッグは標準装備されるが、VSA(ABS+TCS横滑り防止機構付き)は残念ながら今回もメーカーオプション。最上級の2.0Giには装備されるのだから、積極的な装着を期待したい。

ECO(環境性能)

2005年度基準排出ガス規制は全グレードで75%を達成。2010年度燃費基準はRSTの場合、+10%を達成。最も優れたXのFF車(ナビパッケージ含む)が+15%とライバルに比べやや物足りない。

MILEAGE(燃費)

RSTの10・15モード燃費は14.6km/L。最も優れているのは2LのGiと1.8LのX(いずれもFF車)の15.0km/Lである。走りの良さを考えれば納得できるが、エコカー減税に多くが対応していないのが惜しい。

VALUE(バリュー)

安全や環境性能を考えるとマイナーチェンジのタイミングは少々不利かもしれない。しかし、その中身はかなり煮詰められており、久々に走りが楽しめるジャストサイズのクルマとしてオススメできる。

総合評価
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RATING 総合評価|ニューモデル試乗
写真:尾形和美、篠原晃一 文:高山正寛