アンディ・ウォーホルが自らペイントしたBMWアート・カーが六本木ヒルズに登場!
2013/12/17
BMWはこれまで17台の「BMWアート・カー」を作ってきた。ロイ・リキテンシュタインやデイヴィッド・ホックニーなど、アート界の名だたる巨匠たちが車を「キャンバス」に見立てペインティングしている。そのなかの1台、ポップアート界の超巨匠アンディ・ウォーホルがペインティングを施したBMW アート・カーが2014年2月1日から5月6日まで、六本木ヒルズ森タワーで公開される。
これは森美術館10周年記念「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」のなかで、作品として展示されるもの。車両は、アンディ・ウォーホルが自ら絵筆を取り、自分ひとりの手でペインティングを施したBMW M1 Group 4 Racing Version。今回は、その制作風景を記録した貴重な映像とともに公開される。
BMW M1は70年代後半にBMWモータースポーツ(現BMW M)が開発を始めたミッドシップのスーパースポーツで、市販バージョンの発売は78年。グループ4仕様のレーシングマシンはワンメイクレースである「プロカー・レース」で80年代末まで活躍した。アンディ・ウォーホルがペインティングしたのはそのなかの1台である。
他のアーティストがペイントしたBMWアート・カーはどれもきっちりしているというか、かなり細かい描き込みが施されているのだが、ウォーホルのアート・カーは、彼の他の作品同様まさに型破り。ある意味「ペンキを塗りたくったような」とも言えるこのセンスは、おそらくはアンディ・ウォーホルしか成し得ないものであり、ウォーホル亡き今となっては、かなり貴重な文化遺産と言えるだろう。
期間は2014年2月1日から2014年5月6日まで、時間は10時~22時(火曜日のみ10時~17時)。場所は六本木ヒルズ森タワー52階のセンターアトリウム。なかなか生で見れるものではないので、車好きも現代アート好きも、この機会にぜひ!
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