宝くじが当たっていたら中古車販売店に走りたい

未曾有の不況にさらされている世界経済ですが、もろに影響を受けているのが中古車市場でしょう。特に高級車は、あからさまな相場変動を目の当たりにします。今回オススメするなかには、安くなったとはいえ高嶺の花も登場しますが、要注目物件であるには違いありません。しつこく中古車相場をチェックしておけば、高嶺の花が現実のものになるやもしれません。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。見るのはタダですし!

第10位はアストンマーティンDB9(現行)。安くなった、といっても1000万円オーバーでスイマセン。ですが4年落ちで半値近い相場は、お買い得と言わざるを得ません。一時期の熱狂的なブームが去ったような雰囲気があるなか、今後の中古車相場の推移は注目度大です。吼える12気筒は乗れば感激ものですし、個性たっぷりなデザインは時間の経過に関係なく美しいと表現できるでしょう。いわゆる“格下モデル”、V8ヴァンテージとの価格差が縮まっています。

第9位はベントレーコンチネンタルGT(現行)。本当は新車価格4000万円近いものが1000万円前後で流通しているアルナージがオススメなのですが、さすがに一般家庭には不向きでしょう。コンチネンタルGTでさえ、オススメすることにお叱りを受けそうなのに・・・。新車価格2000万円前後とベントレーにしては、安価で登場したコンチネンタルGT。往年のファンにはドイツ車っぽい進化が受け入れられなかったようですが、客観的には素晴らしい車です。それが半値から探せます!

第8位はLSハイブリッド(現行)。ほかのハイブリッド車の値落ち率の低さから比べれば、LSハイブリッドはお買い得です。さすがにレクサスが現在誇る最高級モデルとあって新車時価格がメチャメチャ高かったので、安くなったとはいえ800万円以上が当たり前・・・。やっと新車の日産GT−Rくらい、と考えると国産車では超高級車ですね。日本が世界に先駆けて量産に成功したハイブリッド車。しかもレクサスが威信をかけて投入したLS。順当に値落ちしているのは事実です。

第7位はBMW6シリーズ(現行)。個人的には最もカッコいいBMW車だと思っています。優雅でスポーティで、なおかつ新鮮味があります。斬新すぎた7シリーズとはうってかわって、しっくりきます。500万円弱が当たり前だった昨年の相場に比べれば、400万円弱から狙える今は狙い目と言えるでしょう。新車時の販売台数は決して多くないはずですから旧型6シリーズ同様、時間が経っても中古車相場は下げ止まるのではないでしょうか? 日産スカイラインクーペを新車で買うなら検討してみては。

第6位はアウディA8(現行)。大型高級セダンは、このところ特に値崩れを起こしています。M・ベンツSクラスだけが、若干安定している雰囲気。ジャガーXJやBMW7シリーズなどは激しく値落ちしています。ちょっと前までA8は安いもので400万円台ほどでしたが、最近では300万円台も当たり前。今後はさらなる値落ちも見込めそうなのでオススメ。高値安定が続いていたS8も値落ちし始めましたが、まだ一般人が手を出せるような相場ではありません。対するA8の、国産大型ミニバンほどの相場はお得。

木曜日には第5位から1位を発表します。

フォトコレクション

写真:第10位:アストンマーティンDB9(現行)|なんでもベスト10

第10位:アストンマーティンDB9(現行)

写真:第9位:ベントレーコンチネンタルGT(現行)|なんでもベスト10

第9位:ベントレーコンチネンタルGT(現行)

写真:第8位:レクサスLSハイブリッド(現行)|なんでもベスト10

第8位:レクサスLSハイブリッド(現行)

写真:第7位:BMW6シリーズ(現行)|なんでもベスト10

第7位:BMW6シリーズ(現行)

写真:第6位:アウディA8(現行)|なんでもベスト10

第6位:アウディA8(現行)

Report / 古賀 貴司