軽自動車やミニバンなど、人気車が明らかに!

カーセンサーnetに掲載されている欲しい車を、ツイッターを使ってつぶやく「ほしいカー?キャンペーン」結果の後編です。繰り返しになりますが、たくさんのつぶやき、ありがとうございました。いきなりですが、ツイッターって便利ですよね。ハッシュタグを使えば、カーセンサーnetをご覧になっている皆さんが、どんな車を欲しがっているのかわかるんですから。こうしてランキングをあらためて見ると、10台中5台が軽自動車で、ミニバン、ハイブリッドともに2台ずつ、そしてコンパクトカー1台だったんですね。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。


第5位は日産セレナ(現行)。5ナンバーサイズながら運転席からの視界が広く感じられるよう、随所に工夫が凝らされています。「2Lエンジンで経済的」「ちょうど良いサイズ感で8人乗り」などの点でユーザーにウケがいいのでしょう。実際、2007~2009年は単独車名のミニバンとしてはベストセラーでした。アイドリングストップ機構を採用していて(一部グレード除く)、環境意識の高まりに応えているのもヒットの理由かもしれません。


第4位はスズキワゴンR(現行)。4代目となる人気の軽ハイトワゴンは、新プラットフォームの採用で、旧型よりも室内長が105mmも拡大しています。と同時に前後の乗員間距離は140mmも広がっていて、軽自動車枠内で広さを求める工夫は脱帽ものです。シートアレンジを活用すれば荷物も思いのほかたっぷり積めます。一般的に値落ちしにく軽自動車ですが3年で3割強落ちなら、リーズナブルな部類に入るでしょう。街乗り燃費、ヘタなエコカーよりイイです!


第3位はダイハツタント(現行)。軽自動車であることを忘れさせるような広い視界と空間を初代から引き継ぎ、キープコンセプトで利便性を追求したカタチで進化しています。現行型は助手席にセンターピラーレススライドドアを備えているのが大きな特徴と言えます。リアシートへの乗り降りが楽なのはもちろん、チャイルドシートを使うドライバーには格段にアクセスしやすいようになりました。また、子供がドアを開けた際、隣に駐車中の車にぶつけるリスクも軽減。


第2位はトヨタプリウス(現行)。街中や高速道路で走っている台数からすれば、1位にランクインしなかったのが不思議なくらいです(笑)。1.8Lの直4エンジンと電気モーターを組み合わせた、日本が誇るハイブリッドカーと呼んでいいでしょう。2.4L級の走りで、10・15モード燃費38.0km/Lを実現しています。エコカーだからといって、質素にまとまっているわけではないのがヒットの理由でしょうか? と同時に、人気があるから値落ち率は低いのがネックですね。


第1位はスズキアルトラパン(現行)。この結果には「へぇ」と唸ってしまいました。いやっ、ちょっとノスタルジックな雰囲気と未来性をうまく融合させたデザインに注目しなかったわけではありません。でも、まさか堂々の1位にランクインするとは。ワゴンRと同じプラットフォームですから、車内の広さは十分確保されています。競合車が斬新なデザインになっていくなか、アニメに登場するようなオーソドックスな“車”のカタチがウケたのかもしれませんね。

Report / 古賀 貴司