不思議な成り立ちの元カレ!?はお尻が特徴のスポーツカー【吉田由美の勝手にハピバ】#004 ポルシェ ケイマン
カテゴリー: クルマ
タグ: ポルシェ / ケイマン / 吉田由美の勝手にハピバ / 吉田由美
2021/10/19
▲ケイマンは、911、ボクスターに続くポルシェ第3のスポーツカーシリーズであるミッドシップ2シータークーペ。2代目は、最高出力275psの2.7Lと、同325ps の3.4L 水平対向6気筒エンジンをラインナップし、どちらのエンジンにも6速MTとツインクラッチの7速PDKが用意されているこんにちは、カーライフ・エッセイストの吉田由美です!
カーセンサーの本でも連載している企画「勝手にハッピーバースデー」。
この企画では、発売したタイミングをその車の誕生日と見立てて、○年後に○歳おめでとう! と勝手にお祝いをしていきます。
ポルシェ ケイマン(2代目)を勝手にハッピーバースデー!
今回お祝いするのは、2012年12月に発売されたポルシェ ケイマン(2代目)、981型ですね。
来た来た! ポルシェ ケイマン!
私、このスポーツクーペが大好き! 何しろ初代のケイマン 987型は私も乗っていましたから。
なんだかんだ言っても、愛車になった車は数年間をともに過ごすのですから、愛着はひとしおです。高いお金も支払ってますし(笑)。
それにしてもケイマンは、ポルシェのオープンカー、ボクスターの派生モデルとして誕生した2ドア2シーターのクーペですが、不思議な成り立ちだなーといつも思っています。
なにが不思議かというと、一般的にはクーペモデルが最初に登場し、その後でオープンモデルが追加されるんですよね。あるいは、同時か。
しかし、ケイマンはその逆。
オープンモデルのボクスターが先で、クーペモデルのケイマンが後。そもそも名前自体が違うし。
さらに価格も! 通常はオープンモデルの方が高いのに、クーペモデルの方が高いという……。ある意味、異例づくめ。
最新モデルの718ケイマンでは、名前と見た目も大きく変化。価格もボクスターの方が約40万円ほど高くなって、ある意味、普通になったのかも。

しかし、初代から2代目の変化はヘッドライトやサイドエアインテークのデザインなどが受け継がれた、いわゆる正常進化。
なので、私にとって懐かしさもあるデザインなのです。
なぜケイマンにいまだに心惹かれるかというと……、私の愛車ケイマンは、不慮の事故によって予定より早く手放すことになったため。
まるで、両思いなのに、無理やり別れさせられた恋人、みたいな(笑)。
そんな昔の彼氏にそっくりな2代目ケイマン。
エクステリアのポイントは、ズバリ、 ボリューミーなリアのスタイル。
私、後姿フェチなのかも。リアが個性的な車が好きみたい!
自分で乗っていたときは気がつきませんでしたが、リアはボディスタイルだけではなく、よく見るとライトも独特な形状をしています。
写真で見ると平面的に見えるかもしれませんが、中央のクリアガラス部分はかなりせり出しています。

そうそう、ドアハンドルの形状も独特だったな、と思い出して手を入れてみると……なんか違う。ここは、2代目で少し形状が変わっておりました。
初代はドアグリップの内側に少し傾斜の肉厚感があり、手を入れるとケイマンと手をつなぐような感覚だなーと記憶しています。
そんなところに気づく私もかなりマニアックですが(笑)。

さらに、私が気になっているのは、レーシングイエローのボディカラー。イイ!
最近、黄色のボディカラーの車が欲しいなーと思っていましたが、この色は私がイメージする黄色そのもの。ほ、欲しい!!!
思い出したといえば、スピードが高くなるとせり出すリアスポイラー。
普段は隠れていますが、スピードが高くなると自然にポップアップ。
もちろん故意にもできます。これのおかげで、ポルシェの安定する走りを実現しています。

キーは、ポルシェのフォルムになっていますが、私の持っていた初代は、確か普通のキー。 これだけでもテンション上がりますね。

ミッドシップエンジンなので、カーゴスペースは前後に2つ。
リアは浅めではありますが、ボクスターと比べると少し広いですね。普段使いもギリギリOK。

インテリアは、センターコンソール部分の小さくてたくさんあるスイッチ類も今見ると、とても懐かしい感じ。

現行型の718ケイマンはもちろん、最近のポルシェの車は、トレンドでもある電動化の波が押し寄せて、こんなにアナログ感はありません。

時計もアナログ時計が付いていますが、そうそう! このカップホルダーのニュッと出る感じも懐かしい。

レザーのスポーツシートもヘッドレストまでしっかりサポートするところは、さすがポルシェ。

とはいえ、3眼メーターは、見るとなぜかほっとして落ち着く~(笑)。

久しぶりにケイマンをじっくり見て、いつかまた欲しいな! と思うのでした。
9歳、ハッピーバースデー!!
▼検索条件
ポルシェ ケイマン(2代目)×全国
カーライフ・エッセイスト
吉田由美
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクターを経て「カーライフ・エッセイスト」に転身。車回りのエトセトラについて独自の視点で、自動車雑誌を中心にTV、ラジオ、WEB、イベントなどで広く活動中。人気ブログ「なんちゃってセレブなカーライフ」も更新中!

今回の撮影にご協力頂いた「A1 Hills高品質ポルシェ専門店」には、911をはじめとする走行距離が短いポルシェの車両がズラリ。このレーシングイエローのケイマンも走行距離1.7万kmと、まるで新車?とも思えるようなグッドコンディションでした!
【関連リンク】
この記事で紹介している物件
ポルシェ
ケイマン PDK 1年間走行距離無制限保証・純正20インチAW・PDLS・オプションLEDテールランプ・スポーツステアリング・ETC・シートヒーター
本体価格528.0万円
支払総額539.3万円
ポルシェ
ケイマン PDK ワンオーナー ディーラー記録簿12枚 PSMP スポクロ 19インチAW PSMP(R7.6.29契約) 社外ナビ フルセグTV バックカメラ ETC
本体価格286.0万円
支払総額298万円
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
あの名車は今? その後継モデルたちは……20年という時の流れは車をどう変えたのか。SL、ムルシエラゴ、911…
マツダ ロードスター12Rの抽選に外れて絶望している人必見! 代わりにコレ、どうですか? 5選
プロショップで聞いた600万円前後で狙える初代 ポルシェ マカンのリアル! 狙うは前期型の高性能グレードか? それとも後期型のベーシックグレードか?
ポルシェの性能に大興奮!? 車好きGENIC 西澤呈が憧れの911を初体験【後編】
ポルシェの性能に大興奮!? 車好きGENIC 西澤呈が憧れの911を初体験【前編】
~300万では選べない、1000万では高すぎる~ 600万円で探せる一度は乗っておくべきクルマ【カーセンサーEDGE 2025年11月号】
「安っ!」2代目カイエンが200万円台だけど買いなの? ポルシェの大人気SUV、中古車相場やオススメの狙い方を解説
“しごデキ”彼女の愛車はポルシェ ケイマン。車どっぷり人生は、偶然から必然へ!
ポルシェ タイカンの中古車価格が半年で約180万円もダウン! ハイパフォーマンスEV、今オススメの狙い方は?
憧れの高級車「ポルシェ」が総額200万円台から狙える!? 中古車平均総額が1年で50万円ダウンした初代パナメーラのオススメの買い方・選び方を紹介









