本体価格100万円以内! 絶滅寸前の3ドアハッチバックを狙うなら要チェックの5モデル
2020/07/13
▲ひと昔前までは多くの3ドアハッチバックモデルがあったが、気づけば絶滅寸前という状況に……。気になる人は、早めにチェックした方が良さそうだ魅力あるデザインが多い3ドアハッチバック
扱いやすいサイズ感と手頃な価格帯から、幅広い層に人気のあるコンパクトハッチバック。かつては、5ドアとともに3ドアモデルが用意されていることが多かった。
子供を乗せたいファミリー層などには5ドア、1人で乗ることが多い人には3ドアというように、メーカーにとってすみ分けがしやすかったようだ。
特に3ドアモデルはスポーティなものも多く、いわゆる“ホットハッチ”と呼ばれるモデルが登場し、若者を中心に支持されてることが多かった。
しかし時代が変わり、SUVやミニバン、軽ハイトワゴンなど、若者の選択肢が増えると次第に“ホットハッチ”という言葉も聞こえなくなってきた。
その結果、国産車においては3ドアハッチバックが消滅。(ただし間もなく登場予定のトヨタ ヤリスGRで3ドアモデルが復活!)
そして輸入車を見てみても、多くの3ドアハッチバックモデルがたくさんあったが、国産車同様にどんどん消滅していった。
例えば、アウディ A1は新型から5ドアのみとなった。
ホットハッチの名車「GTI」を擁するフォルクスワーゲン ゴルフも、旧々型(ゴルフ6)からすでに日本市場では5ドアのみだし、205GTiを祖にもつプジョー 208も、モデルレンジ半ばから208GTi以外は5ドアに。
その208GTiもすでに生産中止で間もなく新型に切り替わるが、どうやら3ドアは期待薄だ。
なくなると思うと欲しくなる……。5ドアの方が何かと使い勝手はいいけれど、今後いつだって乗れるじゃないか。
それにリアドアの制約のない3ドアの方が、ルーフラインを下げてスポーティなデザインにしやすいなど、本来デザイン的には有利。
だから3ドアには、個性的なデザインの名ハッチバックが多い。
しかも今なら、2010年式以降の程度のよい3ドアが本体価格100万円以下から十分狙える。
ということで、今回は今はまだ選びやすい輸入3ドアコンパクトハッチの中から、2010年式以降で本体価格100万円以下から狙えるモデルを紹介。
原稿執筆時点(2020年7月9日)で掲載台数が多いベスト5を、ランキング形式で見ていこう。
レース界の名門が生んだベビー・アルファ
第5位:アルファロメオ ミト(初代・2010年式以降) 69台
▲コーナリング時にロールを適度に抑え、乗り心地と操作性を高めるリバウンドスプリングダンパーを装着。最上級グレードのクアドリフォリオ ヴェルデは電子制御式サスペンションが備わる
▲デビュー時は後席2人で乗車定員は4名だったが、2010年3月にリアシートを3人乗りに変更し、乗車定員を5名とした。オプションまたは限定車で高級本革のポルトローナフラウ製シートが用意されたレース界の名門アルファロメオが2009年に放ったベビー・アルファ、ミト。
以前アルファ147というコンパクトカーもあったが、それよりも全長で100mmも短い全長4070mmだ。
そうしたサイズ的な制約に加え、アルファロメオというブランドイメージもあるのだろう、設定されたのは3ドアのみだった。
デビュー時に搭載されたエンジンは最高出力155ps/最大トルク201N・mを発揮する1.4Lターボで、6速MTが組み合わされた。
さらに、エンジン制御やステアリングアシスト機能を備えた「アルファロメオD.N.A.」システムでダイナミックモードを選ぶと、トルクは一時的に約231N・mまでアップする。
翌2010年3月には6速AT(ツインクラッチの2ペダルMT)と、最高出力135ps/最大トルク190N・mの新1.4Lターボ「マルチエアエンジン」を組み合わせたモデルが追加された。
さらに、同年7月には最上級モデルとなるクアドリフォリオ ヴェルデも加わる。クアドリフォリオ ヴェルデも1.4Lターボの「マルチエア」だが、最高出力170ps/最大トルク230N・mとなり、6速MTのみが組み合わされた。
その後も、アルファロメオらしいスポーティな装備や上質な仕様の特別仕様車が登場している。
デビュー時の車両本体価格は285万円。
2014年式でも車両本体価格100万円以下から狙え、最上級モデルのクアドリフォリオ ヴェルデも9台見つかった。
▼検索条件
アルファロメオ ミト(初代)×2010年式以降×本体価格100万円以内×全国軽自動車以上コンパクト未満のカジュアルハッチ
第4位:フォルクスワーゲン up!(現行型) 101台
▲2017年4月のマイナーチェンジで全長は65mmアップし3610mmに。ラゲージは通常で215L、後席を畳むと951L。これは同時期のポロ(280L/952L)に匹敵する広さだ
▲デビュー時は外部入力端子付きのオーディオを標準装備。2017年4月のマイナーチェンジで、自分のスマホをインパネ上部に据えて専用アプリを使い、ナビ画面や走行データなどを表示できるシステムを用意した。もちろんスマートフォン内の音楽も聴ける軽自動車に迫る全長3550mm×全幅1650mm×全高1490mmという、スモールサイズのup!。
フォルクスワーゲンのエントリーモデルとして2012年9月に日本デビューした。
デビュー時から3ドアと5ドア(同社では2ドアと4ドアと呼ぶ)が用意されたが、3ドアはベーシックグレードのmove up!のみで、いずれも乗車定員は4名だ。
搭載されたエンジンは1L。組み合わされるトランスミッションは2ペダルの5速MT(AT免許でOK)で、シングルクラッチゆえ、独特な変速を楽しむことができる。
ドア枚数やグレードを問わずJC08モード燃費は23.1km/L。2015年6月にアイドリングストップ機能が追加されJC08モード燃費は25.9km/Lまで向上している。
エントリーモデルとはいえ、当初から衝突被害軽減ブレーキ(シティエマージェンシーブレーキ)を標準で装備するなど高い安全性能を備えている。
また、2017年4月からオートライトやレインセンサーを全車に標準装備とした。
なお、2019年2月に限定車として、走りの高性能モデル「GTI」が3ドアのみに設定され、2019年10月には常時ラインナップにも加わった。
デビュー時の車両本体価格は149万~183万円。
支払総額40万円以下から見つけられ、2018年式も車両本体価格100万円以下で探せる。残念ながらGTIは100万円以下では見つからず、約150万円以上がほとんどだ。
▼検索条件
フォルクスワーゲン up!(初代)×3ドア×本体価格100万円以内×全国現行型でついに消滅した、小さな高級ハッチ
第3位:アウディ A1(初代) 107台
▲オプションでルーフアーチ部分をボディカラーと別の色を選ぶことができた。なお、5ドアはルーフアーチとルーフが同色となる。またフロントドアは3ドアより240mmも短縮された
▲MMI(マルチメディアインターフェイス)は音声認識機能やブルートゥース機能が備わる。また本革シートやBOSEサラウンドシステムなどがオプションで用意された全長4mを切る3970mmというコンパクトサイズでもプレミアムなモデルを、と開発された3ドアモデルのA1。
同じフォルクスワーゲングループのポロと基本設計を共有しながら、高いクオリティのインテリアが与えられ、いわば小さな高級車として2011年1月に登場した。
2012年6月には5ドアモデルのA1スポーツバックが追加されたが、ボディサイズこそ3ドアと同じものの、後席の居住性を向上させるためルーフを3ドアより伸ばしておりボディ後端の形状が異なる。
また3ドアは4人乗り、5ドアは5人乗りという違いもある。
搭載されたエンジンは最高出力122ps/最大トルク200N・mの1.4Lターボ。これに7速AT(デュアルクラッチの2ペダルMT)が組み合わされた。
HDDナビとオーディオを統合したMMI(マルチメディアインターフェイス)が全車に標準装備されている。
なお、アウディお得意のクアトロ(4WD)は用意されておらず、すべて前輪駆動の2WDとなる。
2013年10月にスーパーチャージャーを追加し、最高出力185p/最大トルク250N・mまで高めたアーバンレーサーリミテッドが、3ドアのみに追加。
そして、2015年5月のマイナーチェンジではエンジンが最高出力95psの1Lターボと、150psの1.4Lターボの2種類に切り替わっている。
デビュー時の車両本体価格は289万~333万円。
車両本体価格100万円以下で見ると2017年式も狙え、スポーツモデルのアーバンレーサーリミテッドも見つかった。
登場初期のモデルだと、50万円以下から探せるのもうれしい。
▼検索条件
アウディ A1(初代)×本体価格100万円以内×全国名車ミニのイメージを受け継ぐ3ドアスタイル
第2位:ミニ ミニ(2代目・2010年式以降) 249台
▲見た目もサイズ感も初代とほぼ同じだが、エンジンや足回りなどほとんどが新設計された2代目。2010年8月にはワンとクーパーに歩行者保護機能を強化したボンネットが備わり、リアのテールランプにLEDが採用された
▲大きなスピードメーターがインパネ中央に備わる。一方スポーティなモデルらしく、エンジン回転計はドライバーが確認しやすいようステアリングの根本に据えられた。スイッチ類がトグルタイプなのも個性的2007年2月に登場したBMW製ミニの2代目。
初代よりほんの少しだけ大きくなったが、それでも全長3700mm×全幅1685mm×全高1430mmというコンパクトなサイズだ。
クラシックミニのデザインを踏襲し、4名乗りの3ドアスタイルのみとなる。ちなみに2011年に派生車のミニ クロスオーバーが登場した際は「ミニ初の5ドア」と呼ばれたほど。
それくらい「ミニといえば3ドア」だったのだが、現行型ではついに5ドアモデルも登場している。
2007年2月のデビュー時に搭載されたエンジンは、最高出力120ps/最大トルク160N・mの1.6L(クーパー)と、175ps/240psの1.6Lターボ(クーパーS)。同年5月には1Lエンジンを積むワンが追加された。
いずれも6速ATの他に、6速MTも用意されている。
さらに2008年9月には、ハイパフォーマンスモデルであるジョン・クーパー・ワークスも加えられた。
最高出力211ps/最大トルク260N・mに高められた1.6Lターボエンジンに、当初は6速MTのみの組み合わせだったが、後に6速ATモデルも追加された。
いずれのモデルも、クラシックミニの“ゴーカート感覚”を現代に味わえるスポーティな走りの性能を備えていた。
デビュー時の車両本体価格は218万~363万円。
2010年式以降の車両本体価格50万円以下で絞っても、50台もある。残念ながらハイパフォーマンスモデルのジョン・クーパー・ワークスは100万円では見つからなかった。
▼検索条件
ミニ ミニ(2代目)×2010年式以降×本体価格100万円×全国偉大な名車同様、長く愛される3ドアハッチバック
第1位:フィアット 500(現行型・2010年以降) 299台
▲2011年3月に投入されたツインエアエンジンの2気筒というスペックは、ヌォーヴァ500と同じ。全長3545mm×全幅1625mm×全高1515mmという小さなボディで、乗車定員は4名
▲写真はインパネがブラックだが、水色や赤、ホワイトなどポップな色使いの方が多い。100万円以下の年式ではラジオ程度しか備わらない中古車が多いが、あえて車内オーディオではなく、市販のブルートゥーススピーカー&スマホの方が、この車のキャラにあっているかもミニ同様、フィアット 500もまた偉大な名車ヌォーヴァ500(アニメ『ルパン三世』でお馴染み)を現代によみがえらせたモデルだ。
3ドアのみの設定となり、2008年3月に日本デビュー。
マイナーチェンジで少し内外装の変更が行われたが、大きなデザイン変更なく今日まで販売されているロングセラーだ。
導入時には1.2Lエンジンのみだったが、すぐに1.4Lモデルも追加された。トランスミッションはいずれも5速の2ペダルMT(AT免許でOK)で、up!と同じくダブルではなくシングルクラッチゆえ、変速時にクセがある。
2010年8月に1.2Lモデルに初めて5速MT車が追加された後、MT車もちょくちょく投入されている。また、2011年3月には875ccの2気筒エンジン+ターボ「ツインエア」を搭載したモデルが追加され、以降1.2Lとツインエア搭載モデルが中心となった。
とにかく限定車の多いモデルで、グッチをはじめファッションブランドとコラボしたモデルや、スポーティな装備を備えたモデル、高級なポルトローナフラウ製シートを備えたモデル、限定色をうたうモデル……など、ザッと数えても70以上は「限定車」が登場している。
これもベースのデザインが優れているゆえかもしれないが、中古車を購入する側としては、探す楽しみ、出合う楽しみのある貴重なモデルだ。
日本で最初に販売された際の1.2 8V ラウンジの車両本体価格は225万円。
掲載される中古車は、本体価格50万円以下でも58台見つかる。最も年式が新しいのは2016年式。走行距離1万km台も13台見つかった。
▼検索条件
フィアット 500(現行型)×2010年式以降×本体価格100万円以内×全国
ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
この記事で紹介している物件
フィアット
500(チンクエチェント) ツインエア ラウンジ ツインエア ターボ 純正15インチアルミ ガラスルーフ(固定) オートエアコン スペアタイヤ ドラレコ 純正ETC
本体価格35.0万円
支払総額58.5万円
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