トヨタ アクア▲2021年7月に登場した2代目アクア。見た目はキープコンセプトだが、中身は大きく進化している

アクア(2代目)の最新相場

2011年に初代モデルが登場した、コンパクトハイブリッドカーのトヨタ アクア。圧倒的な燃費性能と手頃な価格で、幅広い層から支持を集める人気モデルとなった。

そして、待望の2代目モデルが2021年7月に登場。中古車物件も流通を始めているため、新車を検討している人でも納期の観点などから、中古車の情報もチェックすることをオススメしたい。

この記事では、2021年7月に登場した現行型トヨタ アクアの最新中古価格や流通量を紹介する。

2022年1月時点では、中古車の平均価格と流通台数は下記のとおりとなっている。

■アクア(現行型)
・中古車平均価格:226.3万円
・中古車流通量:113台

アクア ▲トヨタ アクアの月間延べ流通台数と中古車平均価格の推移

2代目アクアは、5ナンバーサイズはキープしながらもホイールベースを延長して室内空間を拡大。さらに、シフトもフロアからインパネにし、パーキングブレーキもフット式になるなど空間効率を高めた設計になっている。
 

アクア ▲先代モデルは室内空間の狭さが指摘されることが多かったが、新型では改善された

パワートレインは1.5Lエンジン+モーターという基本は踏襲しつつも、エンジン、モーターともに新型を採用。

バッテリーも一部グレードを除き、世界初のバイポーラ式ニッケル水素バッテリーを採用するなど、見た目以上に大きく進化している。
 

アクア ▲高出力で低燃費に貢献する、バイポーラ式ニッケル水素バッテリーを世界初搭載(Bグレードを除く)

また、先代モデルには設定されていなかった4WDモデルが設定されたのも新型アクアのトピックのひとつ。

プリウスなどにも採用されている「E-Four」という電気式4WDシステムで、発進時や雪道などの滑りやすい路面でスムーズに4WD状態に切り替えてくれるものだ。

状況によってはガソリン車の4WDほどの駆動力を得られないケースもあるが、日常的に使う分には十分な力を発揮するとともに、燃費性能に与える影響も少ないという利点がある。

グレード展開は全4グレードで、エンジンやミッションといったパワートレインは全グレード共通。

2WDと4WDも全グレードで選択が可能で、先進安全装備の「Toyota Safety Sense」は全グレードで標準装備となっている。
 

アクア ▲加飾を廃し、装備を厳選して低価格を実現したビジネスグレードの「B」

「B」:最も安価なビジネスグレード。装備を簡素化しており、リアワイパーやリアパワーウインドウといった一部機能が備わらない。アクセル操作で加減速をコントロールする「快感ペダル」も省かれている

【X】:「B」で省かれていたリアワイパーやリアパワーウインドウを標準装備。新開発のバイポーラ式ニッケル水素バッテリーを搭載するため、手頃な価格で新型アクアを楽しみたい人には最適なモデル

【G】:グリルモールがパールゴールドに塗装され、インテリアにもピアノブラックの加飾がプラスされる。さらにステアリングが本革巻になり、フロントシートもヘッドレスト別体式に。オプションとして、より上質な合成皮革パッケージや10.5インチディスプレイも選択可能
 

アクア ▲内外装に加飾がプラスされるだけでなく、1クラス上の車種に装着される装備なども用意される最上級グレード「Z」

【Z】:最上級グレード。ヘッドライトがBi-Beam LEDとなり、リアコンビネーションランプも専用のものを採用。15インチアルミホイールや10.5インチディスプレイオーディオを標準装備し、ヘッドアップディスプレイがオプション設定される
 

グレードごとの流通状況(22年1月時点)

ここではグレードごとの流通状況を紹介する。執筆時点では114台の物件が掲載されており、内訳は下記のとおりとなっている。

4つのグレードのうち最も掲載台数が多かったのが最上級グレードの「Z」で46台。次いで「G」の38台、「X」の26台、「B」の4台となっている。

4WDモデルは、114台中わずか8台と少ない。
 

価格別の流通状況(22年1月時点)

ここでは新型アクアの流通状況を価格別に見てみよう。まずは最安値物件。そして、総額250万円未満と250万円以上で分けて紹介する。

■アクア(現行型)の最安値
支払総額で最安値となるのは2台あり、いずれも2021年式「B」のホワイトとブラック・走行距離10kmの登録済未使用車で、総額181.4万円となっている。

「B」グレードの新車車両本体価格は198万円。支払総額が新車価格を下回っており、非常に買い得と言えるだろう。
 

▼検索条件

トヨタ アクア(現行型) × 総額の昇順

■アクア(現行型)|総額250万円未満
支払総額が250万円未満の物件の流通量は91台。

グレード別では、エントリーグレードの「X」が最多、次いでビジネスグレードの「B」、「G」、「Z」の順となっている。

走行距離のゾーンは2~2000kmとなっており、登録済未使用車が中心。登場から間もないということもあって、低走行車ばかりとなっている。

■アクア(現行型)|総額250万円以上
支払総額250万円以上の流通量は37台。

グレード別では、最上級の「Z」が大半を占め、次いで「G」が多くなっている。

走行距離のゾーンは4~6000km。総額が高いものでは280万円を超える物件もあるが、合成皮革パッケージなどメーカーオプションを選択しているためで、プレミア価格となっている状況ではない。

総額250万円以上の価格帯でも、低走行車および登録済未使用車が中心となっている。
 

コンディション別の流通状況(22年1月時点)

アクア ▲プラットフォームからエンジン、モーターまで一新したことですべてにおいてレベルアップを果たした新型アクア

続いて、コンディション別の流通状況を紹介する。

新型登場から半年も経過していない22年1月の段階では、走行距離が1万kmを超えている物件は1台のみ。

また、修復歴のある物件は1台も掲載されておらず、物件によるコンディションの差はほとんどないに等しい状況と言えるだろう。

■アクア(現行型)|登録済未使用車
ナンバー登録はしてあるものの未使用で、新車に近いコンディションを保持しているのが登録済未使用車だ。

新型アクアで登録済未使用車の物件の流通量は55台。価格帯は支払総額で181.4万~283.2万円。

最も多いグレードは最上級の「Z」。次いで「X」、「G」、「B」の順となっている。

登録済未使用車でも、4WDモデルの流通量は少ない状況だ。
 

▼検索条件

トヨタ アクア(現行型) ×全国

※記事内の情報は2022年1月10日時点のものです。
 

文/小鮒康一 写真/トヨタ
小鮒康一(こぶなこういち)

自動車ライター

小鮒康一(フナタン)

スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。