50万円くらいで買えるミニバンが欲しいなら……隠れロングセラー「マツダ ビアンテ」という選択肢はどうだ!?
2022/06/13
▲個性的なルックスをもちながらも2Lクラスミニバンの中ではややマイナーな存在のマツダ ビアンテ知名度は低いものの、ミニバンとしての基本はしっかり押さえたモデル
日常的に使うにはちょうどいいサイズのボディをもつ2Lクラスのミニバンは、ファミリー層に安定した人気を誇っているジャンルとなっています。
それだけに、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイアや日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンなどの有名で人気なモデルは、中古車価格も比較的高位安定しており、手頃な予算で狙える物件は低年式や過走行といった物件が中心となってしまうのが悩ましいところ。
そんなアナタにオススメしたいのが、マツダの2Lクラスの8人乗りミニバンである「ビアンテ」です!
▲ミニバンながら鮮やかな「チリオレンジ」というカラーも一部グレードに設定されていたもしかしたら「聞いたことない」という人も多いかもしれませんが、このビアンテは2008年から2018年まで販売されていた隠れたロングセラーモデルであり、比較的高年式のモデルでありながらも中古車の平均価格は50万円を下回っているというリーズナブルさが魅力の1台です。
なぜそんなにリーズナブルな価格なのかといえば、それはひとえに知名度の低さが大きな要因となっており、不人気車というよりも“不認知車”と言った方がいいかもしれないレベルなのです。
では、マツダ ビアンテとはどんなモデルなのでしょうか? 詳しく見てみましょう。
▼検索条件
マツダ ビアンテ(初代) ×全国“不認知車”のマツダ ビアンテとはどんなミニバンだった?
2008年7月にデビューしたビアンテはマツダとして久々のハイトミニバンであり、前述のようにノア/ヴォクシー/エスクァイア3兄弟やセレナ、ステップワゴンをライバルに据えていました。
そんなビアンテの特徴のひとつとして挙げられるのが、その個性的なエクステリアデザインでしょう。
ヘッドライトからサイドウインドウにそのままつながるラインなどは他のミニバンにはない要素となっており、個性的なミニバンが欲しいと考えている人にはピッタリマッチすることでしょう。
▲ヘッドライトからサイドウインドウにかけてつながるラインがビアンテのエクステリア最大の特徴ボディサイズに関しても、同時期のライバル車は基本的に5ナンバーサイズのボディだったところ、ビアンテは全幅を1770mmのワイドボディとすることで広い室内空間を実現。CMなどでは「最広(サイコー)空間」とアピールするほどだったのです。
今年に入ってフルモデルチェンジを果たしたノア&ヴォクシーやステップワゴンも3ナンバーボディを採用するようになっていますが、ビアンテはライバルに先駆けて余裕のボディを採用していたというワケですね。
▲5ナンバーサイズにとらわれなかったことで、ライバルよりも広い室内空間を実現していたまた、走りに定評のあるマツダ車ということで、このビアンテはリアサスペンションに乗り心地や操縦安定性の面で有利なマルチリンク式サスペンションを採用している点も見逃せません。
搭載されるエンジンはライバルと同じく直列4気筒2Lエンジンがメインとなりますが、動力性能に余裕のある2.3Lエンジン搭載車を最上級グレードとして設定。
組み合わされるトランスミッションもCVTをメインとするライバルとは異なり、5速AT(4WD車は4速)を採用する点も走りにこだわるマツダらしいポイントとなっていました。
なお、2013年5月に実施されたマイナーチェンジでは、マツダの新世代技術である「SKYACTIV TECHNOLOGY」を採用したエンジンとトランスミッションを新たに搭載(2WD車のみ)。
これによってエンジンは排気量こそ据え置きながら新開発のPE-VPS型となり、トランスミッションも5速ATから6速ATへと多段化がなされ、カタログ燃費も12.4km/Lから14.8km/Lへと大きく向上したのでした。
▲3列シートをチップアップし、2列目シートを後端までロングスライドさせて広大な足元空間を作ることも可能
▲マイナーチェンジ時に現行型のマツダ車にも採用されている「SKYACTIV-G2.0」と高効率な6速AT「SKYACTIV-DRIVE」を搭載このように、ライバルにも決して劣らない、いやむしろ優れていると言って良い点も多いビアンテですが、一点注意したいポイントがあります。
それが3列目シートのアレンジ。左右に跳ね上げたり床下に格納したりすることができず、座面をチップアップさせてスライドする方式でしか荷室が拡大できないため、広い荷室を求めるユーザーは注意してください。
では、ここからはそんなビアンテを今狙うとしたら、どんな条件がオススメなのかチェックしてみたいと思います。
「走行距離」と「修復歴」にこだわっても、総額50万円程度から狙える!
とにかく安価にミニバンが欲しい! とお考えの方にもオススメできるビアンテ。
具体的には執筆時点での平均本体価格47.2万円、総額だと50万円台くらいまででも、かなりの物件がヒットしてきます。とはいえ、あまりにも走行距離が多かったり修復歴があるような物件は、不安があるというのも正直なところでしょう。
ということで、今回は走行距離の上限を8万km、そして修復歴なしという条件で検索してみました。
▲他にないエクステリアデザインのため、古さを感じさせない前期型ビアンテすると執筆時点で80台ほどの物件がヒットし、最安値は総額30万円台から見つけることができました。
さすがに2008~2009年式の初期型が中心となりますが、中には保証付きで販売されている物件もチラホラ見つかります。
この条件で見つけることができれば、かなりお得度は高いと言えるのではないでしょうか?
▼検索条件
マツダ ビアンテ(初代) ×総額60万円未満×走行距離8万km以下×修復歴なし×全国ちょっと予算をアップすれば、長く乗れる新世代技術搭載モデルも射程圏内に!
前述のとおり、50万円程度とかなりの格安価格で狙えるビアンテの中古車ですが、もしも予算100万円までアップすることができるなら、新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を搭載した後期型を狙うことができます。
後期型ではパワートレインが一新されただけでなく、電動両側スライドドアやスライドドアイージークローザーが全車標準装備となり、スペアタイヤがパンク修理キットとなって荷室の床下収納スペースが拡大されるなど、利便性についてもアップデートがなされているのが特徴。
▲後期型となってパワートレインの一新だけでなく利便性も高められている点もポイントそんな後期型ですが、走行距離はやや多めですが総額40万円程度から狙え、走行距離6万km台以下の物件も総額80万円程度から見つけることができました。
中には保証付きの物件もあるため、保証内容によっては狙い目かもしれません。
「どうせ買うならある程度長く乗りたい!」とお考えならば、この後期型を中心に狙ってみるのはいかがでしょうか。
▼検索条件
マツダ ビアンテ(初代) ×後期型(2013年5月以降生産モデル)×総額100万円以下×全国今回はあまり名が知られていない2Lクラスミニバンのマツダ ビアンテをご紹介しましたが、ライバルに対して決して劣っているというワケではなく、マツダらしい走りの良さとアイデアにあふれた1台だったことがお分かりいただけたでしょうか。
ライバル車種のミニバンを検討されていた方も、一度ビアンテをチェックしてみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。
▼検索条件
マツダ ビアンテ(初代) ×全国
自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
この記事で紹介している物件
マツダ
ビアンテ 2.0 20S 禁煙車 社外ナビ 両側電動スライドドア フルセグ スマートキー Bluetooth DVD再生 USB HID アイドリングストップ オートライト オートエアコン 社外16インチアルミ 点検整備付き
本体価格41.9万円
支払総額49万円
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