フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目)中古車価格が1年で30万円ダウンし170万円台に! 人気の輸入ハッチバック、今オススメの買い方・選び方は?
2024/06/29
▲今なおその実力とプレミアム感は色あせていない、ゴルフ7こと先代フォルクスワーゲン ゴルフ。しかしその中古車平均価格はこの1年間で30万円以上ダウンしています。さらに手が届きやすくなったゴルフ7の選び方について、徹底的に研究してみましょう!実力派なのに中古車価格はお手頃。そしてこの1年でさらにお手頃に!
現行型である通称ゴルフ8も素敵な車ですが、ゴルフ7こと先代フォルクスワーゲン ゴルフも、負けず劣らず素敵な車であるように思います。
コックピットがいろいろデジタル化されたゴルフ8に対し、ゴルフ7の方には「程よい古典感」が残っており、新世代MQBモジュールシャシー+TSIエンジンの安定感は抜群。そしてモデルライフが進むにつれて先進安全装備と快適装備は充実していったわけですが、それでも中古車価格はリーズナブルな水準にとどまっています。
そしてそんな先代ゴルフの中古車平均価格が、この1年でさらに30万円以上ダウンしています。

2022年中は横ばいもしくは微上昇傾向だったゴルフ7の中古車平均価格ですが、2023年に入るとダウントレンドに転換。その結果、2024年4月の平均価格は172.3万円と、前年同月と比べて33.8万円もお安くなっているのです。
ならば今、具体的にはどんなゴルフ7をいくらぐらいで狙ってみるのが得策となるのでしょうか? 先代フォルクスワーゲン ゴルフのモデル概要を振り返りつつ、考えてみることにしましょう。
▲約8年間にわたって様々なグレードが販売された先代フォルクスワーゲン ゴルフ。その中からどれを選べばいいのか、検討してみることにしましょう▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 全国モデル概要:新世代の車台を採用した通算7代目のゴルフ
先代フォルクスワーゲン ゴルフは2013年6月から2021年半ばまで販売された、通算7代目のゴルフ。
ボディサイズは従来型(ゴルフ6)よりやや大きい全長4265mm×全幅1800mm×全高1460mmで、後席や荷室のスペース容量は拡大されましたが、ボディ単体としては約23kgの軽量化を実現しています。
プラットフォームは「MQB」と呼ばれる横置きエンジン用モジュールで、当初搭載されたパワーユニットは最高出力105psの1.2L直噴ガソリンターボと、同140psの1.4L直噴ガソリンターボ。トランスミッションはいずれもツインクラッチ式の「7速DSG」です。
▲こちらが先代フォルクスワーゲン ゴルフの前期型。写真のグレードはTSI ハイライン
▲こちらは中間グレードであるTSI コンフォートラインのリアビュー
▲前期型のインテリアはおおむねこのようなデザイン。写真のグレードはTSI ハイラインデビュー年である2013年の途中にハイパフォーマンス版である「GTI」と「R」を追加し、2015年から2016年にかけては、インフォテインメントシステムや安全装備などが数回にわたって改善されています。
そして2017年5月にマイナーチェンジを実施し、いわゆる後期型へと進化しました。後期型は、ビジュアル面ではフロントバンパーのデザインが変更され、フェンダーの奥まで切れ込んだ新形状のヘッドライトを採用。一部モデルを除いてヘッドライトはLED化され、テールランプは全車LEDに変更されました。
▲フロントまわりのデザインが変更された2017年5月以降の後期型
▲後期型では流行りのデジタルメータークラスター「Active Info Display」を採用インテリアでは12.3インチ大型ディスプレイのデジタルメータークラスター「Active Info Display」が採用され、純正インフォテインメントシステムのスクリーンも大型化。ナビゲーションシステム「Discover Pro)」は8インチから9.2インチへ拡大され、全面フラットなタッチスクリーン(ジェスチャーコントロール機能付き)に変更されています。
また後期型では渋滞時追従支援システム「Traffic Assist」が一部グレードを除いて標準装備化となり、全車標準装備となるプリクラッシュブレーキシステム「Front Assist」には新たに歩行者検知機能が追加されました。
そして2019年8月には最高出力150ps/最大トルク340N・mの2Lディーゼルターボエンジンを搭載する「TDI」を追加し、2021年半ばに現行型(ゴルフ8)のデリバリーが始まるまで販売された――というのが、ゴルフ7こと先代フォルクスワーゲン ゴルフの大まかなモデル概要です。
価格状況&考察:平均価格ダウンの理由は単に「少し古くなったから」
先代フォルクスワーゲン ゴルフの中古車平均価格が、この1年間で33.8万円という比較的大きなダウン量を記録した理由は、基本的には「経年による自然落下」だと考えられます。
中古車の平均価格というのは、よほど特殊でレアなモデルでない限り「年月とともに下がっていく」というのが普通です。そして2013年にデビューした先代ゴルフは、その前期型は何年も前からけっこうお安い状態になっていたのですが、「ここへ来て後期型の価格も下がってきた」というのが、モデル全体としての平均価格が下がった理由でしょう。
▲写真は7代目ゴルフ GTI後期型のゴルフ7というと「比較的新しい」という印象もありますが、よく考えてみるとマイナーチェンジされたのが2017年5月でしたから、今年はちょうど「3回目の車検を受ける年」に該当します。初回車検を前に車を手放してしまう人も少なくないご時世ですから、「3回目の車検を受ける年に平均価格が大きく下がった」というのは、言ってみれば当然すぎるほど当然な現象だといえるでしょう。つまり「特に大きなネガティブ要因はない」ということです。
それでは次章以降、ニーズ別のオススメグレードを具体的に検討いたします。
▲安くなったことに、特にネガティブな理由はない模様。ということで、具体的なグレード選定に進んでみよう!中古車のオスススメ|なるべくお安く買いたいなら?
→狙い目は総額80万~100万円の前期型中間グレードまたは上級グレード
「なるべく手頃な予算でゴルフ7を入手したい」ということでしたら、狙うべきは2013~2015年式付近の「TSI コンフォートライン」か「TSI ハイライン」。これのどちらかを、総額80万~100万円ぐらいのゾーンで探すのが得策となります。
▲こちらは中間グレードの「TSI コンフォートライン」。エンジンは1.2直噴ターボ
▲前期型の上級グレードである「TSI ハイライン」。こちらのエンジンは1.4L直噴ターボTSI コンフォートラインは、1.2L直噴ターボエンジンを搭載する中間グレードで、TSI ハイラインは1.4L直噴ターボ搭載の上級グレード。当然ながらTSI ハイラインの方がパワフルかつ装備充実なわけですが、TSI コンフォートラインでもアダプティブクルーズコントロールやリアビューカメラは標準装備であり、1.2L TSI エンジンでもパワー感は十分以上(いや本当に十分以上なのです!)。
それゆえここはあらかじめグレードを決めてかかるのではなく、「内外装コンディションや整備履歴、ボディカラー、価格などの面で自分に合うモノが見つかったら、それを買う」という柔軟なスタンスで臨むのが、勝利への道筋となるでしょう。
ちなみにベーシックグレードである「TSI トレンドライン」はさらにお安く狙えるのですが、流通量がきわめて少なく、装備内容も若干さみしいため、わざわざ積極的に探し出す意味はほとんどありません。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × TSI コンフォートライン&TSI ハイライン × 2013~2015年式 × 全国中古車のオスススメ|ディーゼルターボに乗りたいなら?
→狙い目は総額200万円台の「TDI ハイライン マイスター」
力強い2Lディーゼルターボエンジンを搭載するゴルフ7が欲しい場合は、「TDI コンフォートライン マイスター」または「TDI ハイライン マイスター」の2択になります。
▲こちらは上級グレードの特別仕様車である「TDI ハイライン マイスター」中古車価格は「TDI コンフォートライン マイスター」が総額180万~240万円ぐらいで、「TDI ハイライン マイスター」は総額220万~300万円ぐらい。そのため「TDIコンフォートライン マイスター」の方が数十万円ほど安いといえるのですが、こちらは流通量がやや希少です。そのため、ちょっと高くなってしまうのですが「探しやすい(吟味と取捨選択がしやすい)」という意味で、上級グレードの特別仕様車である「TDI ハイライン マイスター」がオススメとなります。
「TDI ハイライン マイスター」は、2019年8月のTDI登場時に設定された特別仕様車。「パークアシスト」や「パークディスタンスコントロール」「オプティカルパーキングブレーキシステム」の他にレザーパワーシートや運転席パワーランバーサポート(運転席)、シートヒーター(運転席/助手席)などが装備されています。また、オプション装備だった「DYNAUDIO」のプレミアムサウンドシステムが付いている中古車もありますので、それを狙ってみるのもいいでしょう。
▲TDI ハイライン マイスターに装着されるランバーサポートやシートヒーター付きのレザーパワーシート
▲やや高額である場合も多いが、TDI ハイライン マイスターのオプション装備だった「DYNAUDIO」が付いている中古車を集中的に探してみるのもアリかもちなみに、特別仕様車であるマイスターの他に普通の「TDI コンフォートライン」と「TDI ハイライン」も発売されたのですが、こちらの中古車はきわめて希少で、ほぼ流通していないに等しい状態です。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × TDI ハイライン マイスター × 全国中古車のオスススメ|後期型にこだわるなら?
→狙い目は「テック エディション」または「マイスター」
2017年5月に行われたマイナーチェンジ以降の後期型ガソリン車を選びたい人に、「これ!」という1つに絞ったグレードを提案するのはなかなか困難です。というのも、後期型であればいずれのグレードもそれなり以上に魅力的で、それなり以上に信頼性も高いため、第三者としては「それぞれの好みや、ご予算に応じてお決めいただければ……」以外に言うべきことはないからです。
とはいえ、それだけで済ませるのはあまりにも不親切であるため、後期型各グレードの流通状況と価格、そして「ひと言コメント」を下記に記すことといたします。ご参考にしていただいたうえで、最終的には各自でお決めいただけたら幸いです。
●TSI トレンドライン:流通量ほぼ皆無|総額――円
1.2Lガソリンターボを積む後期型のベーシックグレードだが、ほぼ流通しておらず。よって説明割愛。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI トレンドライン × 全国●TSI コンフォートライン:流通量少なめ|総額160万~250万円
1.2Lガソリンターボを積む後期型の中間グレード。ただし、後に発売された特別仕様車と中古車価格がさほど変わらないため、どうせなら特別仕様車を選ぶ方がおトクかも。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI コンフォートライン × 全国●TSI ハイライン:流通量普通|総額160万~250万円
1.4Lガソリンターボを積む後期型の上級グレード。こちらも、後に発売された特別仕様車と価格はあまり変わらない。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI ハイライン × 全国●TSI コンフォートライン テック エディション:流通量多い|総額150万~190万円
2018年4月発売の特別仕様車。それまでオプションでも設定がなかったデジタルメータークラスター「Active Info Display」を初採用し、純正ナビゲーションシステム「Discover Pro」やLEDヘッドライト、17インチの専用アルミホイールを装備。お買い得。
▲こちらが「TSI コンフォートライン テック エディション」▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI コンフォートライン テック エディション × 全国●TSI ハイライン テック エディション:流通量普通|総額170万~200万円
同じく2018年4月発売の特別仕様車。上記との違いはエンジンが1.4Lターボであることと、「ダイナミックライトアシスト/ダイナミックコーナリングライト」および「LEDテールランプ(ダイナミックターンインジケーター付き)」が追加されること。また、17インチホイールのデザインも異なる。こちらもお買い得。
▲より装備が充実している1.4直噴ターボの「TSI ハイライン テックエディション」▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI ハイライン テック エディション × 全国●TSI コンフォートライン マイスター:流通量多め|総額180万~210万円
2019年6月発売の特別仕様車。TSIコンフォートライン テックエディションをベースに、「ダイナミックコーナリングライト」「ダイナミックライトアシスト」「パークアシスト」「パークディスタンスコントロール」「オプティカルパーキングブレーキシステム」「ダークテールランプ」「LEDテールランプ(ダイナミックターンインジケーター付き)」「17インチ専用デザインアルミホイール」を装備。お買い得。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI コンフォートライン マイスター × 全国●TSI ハイライン マイスター:流通量多め|総額240万~280万円
こちらも2019年6月発売の特別仕様車。TSI ハイライン テックエディションをベースに、「パークアシスト」「パークディスタンスコントロール(フロント/リア、前進/後退時衝突軽減ブレーキ機能付き)」「オプティカルパーキングブレーキシステム」「レザーシート」「パワーシート」「パワーランバーサポート(運転席)」「シートヒーター(運転席/助手席)」「17インチ専用デザインアルミホイール」を装備。流通量やや少なめで、価格もやや高いが、予算に余裕があるならオススメ。
▲予算的に総額200万円台後半でもOKなら狙い目となる「TSI ハイライン マイスター」▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × TSI ハイライン マイスター × 全国これらのうちのどれがハマるかは人それぞれでしょうが、比較的コスパが高いのはTSI コンフォートラインおよびハイラインの「テック エディション」と、TSI コンフォートラインの「マイスター」だといえるでしょう。
ぜひご検討ください。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 後期型 × 全国▼検索条件
フォルクスワーゲン ゴルフ(7代目) × 全国
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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