ポルシェ 911カレラ GTS【海外試乗】(島下泰久)
2015/02/05
▲素の911カレラでも走りの充足感は高いのに、カレラSでも飽き足らずカレラGTSを選ぼうという人は、まさに“我儘な大人”だろう。カブリオレやタルガが揃うのも見所で、自然吸気の珠玉のスポーツエンジンをオープンで味わうのは、まさに至極の贅沢である
Sに飽き足らない人へ。珠玉のNAスポーツエンジン
先代タイプ997の後期型で911に初めて設定されたカレラGTS/カレラ4GTSは、簡単に言えばカレラSでは物足りないが、GT3ほどハードなのは不要という人に向けたモデル。
その3.8Lフラット6の出力は、カレラSの400psに対して430psと、GT3の475psとのちょうど中間あたりまで高められている。上手な設定である。
▲Sに搭載される3.8Lを改良、GTSの0-100km/h加速を4秒とした。新チューニングのエグゾーストシステムも備わる
主に吸気系の刷新により、最高出力の発生回転数は100rpm上の7500rpmに引き上げられ、それがプラス30psにつながっている。実際、回転が高まるにつれて力感を増していく、いかにも自然吸気のスポーツユニットらしいフィーリングは爽快そのもの。特に、7000rpmから先ではエンジンからの心地よいメカニカルノイズに野太い排気音が混ざり合った豪快なサウンドとともに一気にトップエンドまで駆け上がる様は、頭が真っ白になるほどの快感だ。
RRのカレラGTSでも4WDモデルと同じワイドトレッドが与えられたことで、コーナリングは盤石の安定感をベースに操舵応答も鋭さを高めている。一方のカレラ4GTSは、どこでもちゅうちょなくアクセルを踏んでいける懐の深さが魅力。どちらを選ぶかは、好みで決めればいい。
▲ベーシックグレードより車高を10mm低く設定。FRモデルはリアトレッドを4WD同様、1560mmに拡大
駆動方式だけでなくボディもクーペとカブリオレから選べるこのカレラGTS。さらにデトロイトショーではタルガ4GTSも発表された。
すべての隙間を埋め尽くす勢いでラインナップを増殖させているポルシェの戦略、何だかなと思いつつも、実際に走らせると悔しいけれど納得させられてしまう。
価格も安くはないが、それだってカレラSにオプションを追加するよりは買い得感があるという具合で、つくづくポルシェのビジネスのうまさを実感させる1台なのだ。
▲レザーより軽量なアルカンターラを用いたスポーティな内装。オプションで後席非装備も選択可能
【SPECIFICATIONS】
■グレード:GTS ■乗車定員:4名
■エンジン種類:水平対向6DOHC ■総排気量:3800cc
■最高出力:316(430)/7500[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:440(-)/5750[N・m(kgf・m)/rpm]
■駆動方式:RR ■トランスミッション:7DCT
■全長×全幅×全高:4509×1852×1295(mm) ■ホイールベース:2450mm
■車両重量:1445kg
■JC08モード燃費:-km/L
■車両本体価格:1702万円(税込)
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