ホンダ インサイト 【新型車】
2009/03/06
意識せずにエコに貢献できる価値あるモデル
ハイブリッドユニットの小型化で実用性も十分
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
何より200万円を切る価格が魅力。販売も出だし好調
車名としては2代目だが、初代が2人乗りだったことを考えると実質はニューモデル。ハイブリッド(専用)車は高いという概念を覆すエントリーグレードのGで189万円という価格を実現したことに拍手。エンジンはシビックハイブリッド同様の1.3L+モーター+CVTと同じ構成だが、バッテリーやモーターの性能を大幅に向上させながら軽量化も達成した。
DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
走り出しから十分な加速。少し気になる足元からの振動
モーターアシストによるスムーズかつ力強い加速は1.8Lクラスかそれ以上。フロントウインドウに遮音&遮熱機能付きガラスを採用することでエンジン音の侵入を軽減するなどお金もかかっている。ただ、高速域に入ると意外とフロア回りからのノイズや微振動が入ってくるのは旧型のフィットやモビリオ時代にあった悪い癖。乗り心地は16インチのほうが好印象。
SPACE室内空間の広さや演出を解説
使えるラゲージスペース。後席も実用上は十分の広さ
これだけ全高が低いので室内は狭いのでは…と思いがちだが、4名乗車なら十分いける広さ。IPUなどのハイブリッドユニットの小型化がかなり利いており、ラゲージスペースが本当に使える。リアシートは分割可倒式でフラットフロアになるし、ポケット類も充実。強いてお願いを言えば、後席に1段階でいいからリクライニング機構を付けてほしかった。
OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
「エブリデーエコロジー」が体感できる価値ある一台
広く普及させるために価格を下げ、良い意味でハイブリッドカーは特別ではないことを証明した意義ある車。乗るたびに意識することなく、エコに貢献できるという点はまさに「毎日がエコロジー」。それでも街中での注目度は抜群。現在目標の倍以上のオーダーが入っていることからも、車自体への興味や注目を取り戻す試金石として注目したい車だ。
SPECIFICATIONS
| グレード | LS |
| 駆動方式 | FF |
| トランスミッション | CVT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4390×1695×1425 |
| ホイールベース(mm) | 2550 |
| 車両重量(kg) | 1200 |
| 乗車定員 | 5人 |
| エンジン種類 | 直4SOHC+モーター |
| 総排気量(cc) | 1339 |
| 最高出力 | 65kW(88ps)/5800rpm+ 10kw(14ps)/1500rpm |
| 最大トルク | 121N・m(12.3kg-m)/4500rpm+ 78N・m(8.0kg-m)/1000rpm |
| 車両本体価格 | 221.0万円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する
EQUIPMENT(装備)
オーディオレスなので星2つだが、オートエアコンやチルト&テレスコピックステアリングなどは全グレードに標準装備。189万円のGで十分と思わせるほど、グレード間の装備差が少ない点が逆に魅力。
SAFETY(安全性)
試乗した最上級のLSにはHIDランプと横滑り防止やABSなどを統合制御するVSAが標準装備。他のグレードにもオプションで設定可能。また全席3点式シートベルトを標準装備した点は高く評価したい。
ECO(環境性能)
平成17年度基準排出ガスは75%低減レベルと星4つはもちろんのこと、燃料消費に関しても全グレード、平成22年度燃費基準+25%を達成。ハイブリッドカーの実力をいかんなく発揮して満点です。
MILEAGE(燃費)
10・15モード燃費はFF車で30.0km/Lを達成。試乗したLSはタイヤがサイズアップしたことで28.0km/Lに落ちてしまうが、意外と実用燃費の差は少ない。もちろんレギュラーガソリン仕様です。
VALUE(バリュー)
これはもう200万円以下でハイブリッドカーを世に送り出したホンダの意気込みに拍手でしょう。5ナンバー枠&立体駐車場に入るサイズに抑えた点も道路の狭い都市部などでも有効。よくできてます。
総合評価
21
ホンダ インサイト 【新型車】/試乗レポート
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