よりスポーツカーのイメージに変化した、マツダ 新型CX-5(試乗レポート)
2017/04/09
▲発表から2ヵ月遅れて販売となったNew CX-5。今回はいよいよ公道での試乗となったデザイン面はよりスポーツカーのイメージに変化した
発表は昨年末であったが、2ヵ月ほど遅れて今年2月に発売となった。満を持してNew CX-5を公道で試乗する機会を得たのでお伝えしたい。ガソリンモデルが2リッターと2.5リッター、それと2.2リッターのディーゼルターボのモデルだ。
基本的にはキープコンセプトのデザインとディメンションだが、スタイリングはよりスポーツカーのイメージに変化している。今回のフルモデルチェンジでCX-3のデザインに近くなったが、ロングノーズ化と低くなったルーフにより、後輪に荷重を置いたデザインとなった。
しかし、マツダの4WDは実際に後輪にかかる荷重が少なく、デザインとエンジニアリングの間に矛盾が生じる。しかも横置きエンジンながらロングノーズ化を図った理由は、塊感あるデザインのスタイリングを良くするものとしている。FFであるがフロントに荷重を置いたデザインを行わず、今後FRのエンジニアリングにもチャレンジしていく意匠も見え隠れする。先代の方が力強いデザインであったことは否めないが、サイドパネルに力強さを感じる造形はモデラーのテクニックによって造られた断面であり、エクステリアは先代よりも高級感が増した。
▲ロングノーズ化と低くなったルーフにより力強さが増し、先代よりも高級感あるエクステリアになった(写真は25S PROACTIVE マシーングレープレミアムメタリック)国産車の中でも上位に入るシートの造りこみ
内装の造り込みもこのクラスとしてはとても良くできている。内外装のバランスがとれたクオリティだ。最も素晴らしいのはシートである。これは国産車の中でも上位に入る。ヒップのホールド性とバックレストのバランスがジャーマンスリーに迫る造りだ。
▲シートの造りこみはジャーマンスリーに匹敵する(写真はXD L Package)より重厚な乗り心地となったガソリンモデルにも注目したい
我々が中心に乗ったモデルは2.5リッターのガソリン4WD仕様であった。トルクも申し分なくドライバビリティは文句ない。ディーゼルモデルに隠れた存在であったが、ノイズも心地良く燃費を気にしなければ極めてコンフォートな仕様だ。乗り心地も先代と比べたらとても深みが増して重厚さが伺える。目線は高いがスポーティな雰囲気である。
G-ベクタリングコントロールの実力
だからこそ最も気になるのはG-ベクタリングコントロールの制御である。アクセルを踏んで負荷をかけた状態では、我々が制御できない緻密なエンジン制御を行い気持ち良くキレイにカーブをトレースする。トルクにゆとりのあるエンジンは制御に余裕も生まれる。しかし、アクセルを戻した下り坂や惰性の中速度でのカーブはトレースしにくく感じる。これもまたSUVであるが負荷をかけた走行を重要視したスポーツカーの考え方であろう。今回のNew CX-5は質の高さとスポーツカーの意匠を高めたコンセプトで造られたことに間違いないと、今回の公道試乗で確信した。
※G-ベクタリングコントロール 2016年8月に発売されたアテンザよりマツダの車で標準装備となっている『車の速度とステアリングの舵角操作に応じてエンジンのトルク制御を行い、デバイスで不快感を克服する』機能のことである。
▲スポーツカーの意匠が随所で高められたNew CX-5。走りだけではなくデザインの面でもスポーツカーのイメージへと変化した(写真はXD L Package ソウルレッドクリスタルメタリック)【SPECIFICATIONS】
■グレード:25S PROACTIVE (4WD)
■乗車定員:5名 ■総排気量:2488cc
■エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC16バルブ
■使用燃料:無鉛レギュラーガソリン ■駆動方式:4WD ■トランスミッション:6AT
■最高出力:135(184)/6000[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:245(25.0)/4000[N・m(kgf・m)/rpm]
■全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm ■ホイールベース:2700mm
■車両重量:1610kg ■車両価格:291万6000円(税込)
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