トランプ旋風の中、デトロイトショーでの米・欧州勢は?
2017/01/19
▲こちらは新大統領ににらまれた、フォードグループのリンカーンブース。そんな騒ぎはどこ吹く風といった豪奢な雰囲気が印象的気合の入ったドイツ勢、アメリカ勢は少々おとなしめ
北米デトロイトで行われる、世界五大モーターショーのひとつが、北米国際オートショーだ。今回は、2017年1月8日から22日にかけて行われている。例のあの方の一言で震え上がったフォードグループ、そしてトヨタも急遽アメリカに1.1兆円の投資を発表するなど、変な横槍が入ったことで、不思議な空気が漂っていた。ドイツ車を中心に現地北米の車も紹介する
▲2017年はAMG創立50周年となる年とのことで、AMG GT Cをベースにした50周年記念限定車が発表された。ベース車は550馬力を発生する4L V8ツインターボエンジンを搭載。最高速度は約315㎞/h、0-100㎞/h加速は3.7秒となっている。50台限定となり、特別塗装色や専用ステアリングホイールなど施されている
▲すでにプレスリリースは出されていた、Eクラスクーペがワールドプレミアされた。セダン、ステーションワゴンに続く第3のEクラスとなる。前モデルはCクラスとEクラスのハイブリッドボディだったものが、今回、Eクラスセダンベースに変更されたこともあり、一回りボディが大型化されている
▲事前の予告どおり、メルセデスベンツ GLAのフェイスリフトモデルもワールドプレミアされた。画像はAMG版のAMG GLA45。AMGハンドメイドによる専用の2Lターボは、375psを発生。差し色のイエローが迫力満点だ。ルーフエンドの大きなスポイラーが印象的だった。20インチの大径アロイホイールが用意される
▲BMWは、5シリーズを前面に押し出したブースを展開。その中でも、正真正銘のワールドプレミアとなったのが、PHEVバージョンの530e iパフォーマンスだ。フロントフェンダーの給電口がその証し。2L直4ターボをベースに、モーターを組み合わせ、総合出力は252psを発生。純EV走行で140km/hまで達する
▲アウディはフラッグシップSUV、Q7のクーペSUV版である、Q8のコンセプトモデルを発表。アウディ独自のバーチャルコックピットは、さらに進化したものが用いられていた。パワートレインはPHEVとなり、エアサスやセラミックブレーキが採用される。アメリカ人に刺さりそうなコンセプトとデザインだ
▲古き良きアメリカ西海岸を想起させる、VW タイプ2、通称デリバンの面影を感じさせるスタディモデルが、I.D.BUZZコンセプトだ。2016年秋のパリサロンで出品されたEVコンセプトカー、I.D.の派生車とのこと。2つのモーターで四輪を動かすシステムで、自動運転システムも採用されている
▲GMのシボレーは、フルサイズクロスオーバーSUVのトラバースをフルモデルチェンジ。全長5189mm×全幅1996mm×全高1795mm、ホイールベース3017mmという堂々たる体躯は迫力があった。昨今の風潮から搭載エンジンは3.6LのV6に加え、2L直4ターボを用意。ミッションは9速ATとなる
▲北米で累計70万台を記録する、コンパクトクロスオーバーの人気モデル、GMC テレインの2代目がデトロイトでお披露目された。エンジンラインナップが見直され、従来の2.4L直4と3L V6から、1.5Lと2Lのターボ、1.6Lディーゼルターボとなった。2017年夏に市販開始が予定されている
▲クラス内で圧倒的な強みをみせ、販売ナンバー1を堅持しているフォードのF-150が改良されて登場。エクステリアでの変化は微小なものだが、改良の肝はエンジン。新開発の3L V6ディーゼルが設定された。既存のV6やV8ガソリンエンジンもブラッシュアップされた
▲アメリカンマッスルクーペの代表格である、ダッジ チャレンジャーに新グレードが設定された。このGTグレードは、大排気量にFRという既存のイメージから離れ、AWDに3.6L V6ペンタスターエンジンを採用。横滑り防止装置のVDCが採用される。ホイールスピンしないマッスルカーだ日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
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