協会の選りすぐりが集結! 多彩な17台のスーパーカー【東京モーターショー2019】
カテゴリー: レース&イベント
タグ: マクラーレン / 光岡 / ポルシェ / テスラ / ベントレー / アストンマーティン / フェラーリ / ランボルギーニ / F40 / ディーノ246GT / オロチ / ヴァンテージ / V12ヴァンキッシュ / コンチネンタルGT / 911 / DBS / F50 / アヴェンタドール / ミュルザンヌ / モデルS / モデルX / モーターショー / 東京モーターショー2019 / 高橋満 / c!
2019/10/23
▲最新モデルから伝説の名車まで、数多くのスーパーカーを出展日本のスーパーカー文化の発展と社会的スーパーカー活動の推進を目的として、2017年に設立された日本スーパーカー協会。
そんな協会が、第46回東京モーターショー2019にフェラーリやランボルギーニ、ダラーラなど多くのスーパーカーを展示している。
フェラーリ F40
▲発売時期が日本のバブル景気と重なったこともあり、ピーク時は数億円の値がついたこともあるフェラーリの創業40周年を記念して、1987年に登場したモデル。3L V8 DOHCターボをリアミッドシップに搭載する。
創始者である故エンツォ・フェラーリが、「そのままレースに出られる市販車」という理念を具現化したモデルといわれている。
フェラーリ F50
▲フェラーリのスペチアーレ(数量限定のスペシャルモデル)の中でも、スペシャルなモデルに挙げられるF50フェラーリの創業50周年を記念して、1995年に製作されたF50。最高出力382kW(520ps)/8500rpm、最大トルク471N・m(48kg-m)/6500rpmを発生する4.7L V12 NAエンジンを搭載。このエンジンはF1用に開発されたブロックを使用している。
サスペンションなどにもF1の設計理論が取り入れられている。文字どおり、公道を走るF1と言っても過言ではない。
DINO 246GT
▲ディーノはタルガトップの246GTSも製造された1968年に製造されたDINO 206GTのエンジンを、2.4Lに拡大したのが246GT。1969~1974年の間に製作されたモデルで、2.4L V6 DOHCがリアミッドシップにマウントされている。
車名は、エンツォ・フェラーリの長男であるアルフレード・フェラーリの愛称「ディーノ」からつけられた。流麗なボディラインはため息が出るほど美しい。
ランボルギーニ アヴェンタドール SVJ
▲2018年発表されたスペシャルモデルで、生産台数は900台日本でも2011年9月から発売されたアヴェンタドール。SVJは最高出力566kW(770ps)/8500rpm、最大トルク720N・m(73.4kg-m)/6750rpmをたたき出す6.5L V型12気筒エンジンを搭載。
停止状態から100km/hに達する時間はわずか2.8秒。最高速度は350km/hに達する。駆動方式は4WDで、トランスミッションはシングルクラッチの7速ISRになる。
ランボルギーニ アヴェンタドール LP750-4 SV
▲ランボルギーニの伝統であるSVの名がつけられたスペシャルモデル2015年のジュネーブモーターショーで発表された、アヴェンタドールのスペシャルモデル。SVはスーパーヴェローチェの略。エンジンのパワーアップと軽量化で、0-100km/hはわずか2.8秒、最高速度は350km/hに達する。
このSVは世界限定600台の生産。オープンモデルのロードスターは500台生産された。
ダラーラ ストラダーレ
▲基本はオープンだが、タルガトップ、ガルウイングドアが付いたフルキャノピーをオプションで選べるダラーラはF1、F2、F3、日本のスーパーフォーミュラなど、フォーミュラレースへの車体供給で知られるイタリアのメーカー。ストラダーレは2017年に発表された同社初のロードカーで、カーボン素材を使った2シーターオープンモデル。
リアミッドシップに搭載されるエンジンは、フォード製の4気筒2.3Lエコブーストエンジンをチューニングして、最高出力400psにまで高められている。
アストンマーティン DBSスーパーレッジェーラ・ヴォランテ
▲ソフトトップはオープン時は14秒、クローズ時は16秒で操作が完了するアストンマーティンの高性能スポーツモデルであるDBSスーパーレッジェーラのオープンモデルとして、2019年4月に発表されたのがDBSスーパーレッジェーラ・ヴォランテ。
5.2L V型12気筒ツインターボエンジンは最高出力725ps/6500rpm、最大トルクは900N・m/ 1800-5000rpmを発生。インテリアは、アストンマーティンらしい豪華な雰囲気に仕立てられている。
アストンマーティン ヴァンテージ
▲ヴァンテージのトランスミッションは8ATで、操作はセンターコンソールのスイッチで行うアストンマーティンのピュアスポーツモデルがヴァンテージ。メルセデスAMGから提供されている4L V8ツインターボをフロントに収めるFRレイアウトで、最高出力510ps/6000rpm、最大トルク685N・m/2000~5000rpmを発生。0-100km/h加速は3.6秒、最高速度は314km/hに達する。
走行モードはスポーツ、スポーツ+、トラックの3段階に切り替えることができる。
アストンマーティン ヴァンキッシュ・ザガート
▲世界限定99台で、日本には2台割りあてられた。価格は8510万円アストンマーティンのフラッグシップGTモデルであるヴァンキッシュ。ヴァンキッシュ・ザガートはイタリアのミラノにあるカロッツェリアであるザガートとの50年以上におよぶコラボレーションから生まれたラグジュアリーモデルだ。
搭載エンジンは6L V12。最高出力は600ps。ボディはカーボンファイバーでつくられている。Z形状のフロントグリル、円形のテールライトリフレクター、シートに施されたZパターンなど、随所にサガートの雰囲気が表れている。
マクラーレン セナ
▲製造はハンドメイド。イギリスの工場で300時間かけて組み立てられる伝説のF1ドライバーとして、今なお多くの人の心に残るアイルトン・セナ。その名を冠したモデルがこのマクラーレン セナだ。マクラーレン史上初となる、サーキット走行を最も重視したロードカーで、搭載される4L V8ツインターボエンジンは最高出力800ps、最大トルク800N・mを発生する。
カーボン製の骨格をはじめ、ボディに徹底的な軽量化を施し(ボディの塗料も特殊な軽量塗料が用いられている)、車両重量は1198kg(乾燥重量)に抑えられている。セナは限定500台のスペシャルモデルだが、公開と同時に完売となった。
ベントレー コンチネンタルGT
▲2003年に登場したベントレーのスポーツクーペ。3代目となる現行型は2017にデビューしたスポーツ性とラグジュアリー性を高度にバランスさせたグランドツアラーが、コンチネンタルGTだ。6L W12ツインターボエンジンは最高出力635ps、最大トルク900N・mを発生。そこに8速デュアルクラッチトランスミッションが組み合わされる。
インテリアは、最高級のレザーやウッドパネルがふんだんに使われる。メーターは、高解像度デジタルディスプレイがベントレーで初搭載された。
ベントレー ミュルザンヌ・スピード
▲ミュルザンヌという名称は、フランスのサルトサーキットのコーナーの名前に由来するベントレーのフラッグシップモデルとなる、ミュルザンヌ・スピード。ボディサイズは全長5575 mm×全幅1925 mm×全高1530mm、ホイールベースは3270mmと圧巻。搭載エンジンは6.75Lとこれまた圧巻で、最高出力537 ps(395 kW)/4000 rpm、最大トルク1100N・m/1750rpmを発生する。
ベントレーは最高級のドライバーズカーで、ミュルザンヌ・スピードのダイヤモンドキルト仕上げのシートは、アイポイントが高く優雅な気分で運転できるに違いない。
ポルシェ 911 GT2 RS
▲911の中でもかなり異質な存在。搭載エンジンは3.8L水平対向6気筒ターボ最高出力515kW(700ps)、最大トルク750N・m、0-100km/h加速2.8秒。ポルシェ史上最もパワフルなロードカーといわれるのがポルシェ 911 GT2 RSだ。ニュルブルクリンクでは6分47秒3というラップタイムを記録した。
遮音材を廃し、多くのパーツを軽量素材に変更するなどボディには徹底的な軽量化が施されていて、車両重量はわずか1470kgに抑えられている。圧倒的な加速感は、まるでじゃじゃ馬のよう。
テスラ モデルS
▲大容量リチウムイオン電池を搭載し、一充電での航続距離は610km(WLTP)に2012年に販売がスタートしたモデルSは、前後輪にそれぞれ割り当てられた2つのモーターで駆動するEV。ガソリンモデルでは味わえないアクセルを踏んだ瞬間からの鋭い加速と、圧倒的な静粛性が特徴。0-100km/h加速は2.6秒。
高速道路での運転をより安全でストレスフリーにするようデザインされた、オートパイロット運転支援システムを搭載。ソフトウエアは、機能強化のため定期的にアップデートされる。
テスラ モデルX
▲一充電での航続距離は505km。利便性とスポーツ性を併せ持つスーパーSUVだクロスオーバータイプのEVであるモデルX。後席のドアは、ファルコンウイングドアと名づけられたガルウイング式に。室内は大人7人が余裕をもって座れるスペースが確保されている。
0-100km/hは2.9秒と、SUVとは思えない数値を達成。モデルS同様、高速道路での運転をより安全でストレスフリーにするようデザインされた、オートパイロット運転支援システムを搭載。ソフトウエアは、機能強化のため定期的にアップデートされる。
ミツオカ オロチ
▲ファッションスーパーカーと銘打ったオロチ。2006~2014年まで生産された光岡自動車が生み出したスーパーモデルがオロチ。大蛇(ヤマタノオロチ)をモチーフにデザインされたエクステリアは、世界中のどのスーパーカーとも違う独特のオーラを放つ。
パワートレインはトヨタ製の3.3Lエンジンを搭載。全幅2035mmというサイズにさえ慣れれば、一般的な乗用車と同じような感覚で運転できる。
MG TD
▲1952年製のMG TD。こちらはシュアラスターラボにて磨き~ワックスがけをされた個体だというイギリスのメーカー・MG製のスポーツカーで、1950年の登場以来北米を中心に輸出された。
クラシカルな雰囲気をもっており、今でも多くのファンが存在するモデルだ。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、 音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、 心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。 愛車はフィアット500C by DIESEL
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