【名車への道】’06 アウディA4 DTMリミテッド
2021/09/28
■これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍モデルたちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
クワトロスポーツが手掛けた足回りはシャシーに合わせた最良セッティング
——「名車への道」で、探している車を見つけたとき、個人的に「なんでこれなんだろう? 」って思う車が結構あるんですよ。
——まあ確かに取材後には車の印象変わっていますからね。今回のA4 DTMリミテッドはまさにそういう車だと思うんです。ずっと探してましたが、ようやく見つけられましたね。
——この時代のアウディって車は素晴らしいからよく覚えていますよ。このDTMリミテッドはあまり覚えてなかったけど……。
——そのあたりからアウディは加速的に品質が向上したんだって、松本さんは盛んに言っていましたよね?
——他メーカーと比べても、品質の違いは明らかでしたもんね。
——じゃあこのA4もその絶頂期のモデルということですね。
——RSとかの生産をしてた会社ですよね?
——どうしてもMとかAMGよりマイナーなイメージがありますよね?
——それで、このA4 DTMリミテッドって何がいいんですかね。
——それ、前に教えてもらいましたね。だからRSモデルはラインナップに1台とか、少ないって。
——Aから始まる車名なのにクワトロ社が作ったモデルなのか……。
——それってしれっとすごいですね!
——経済的な普通のエンジンに、足回りだけクワトロ社が作るって、ある意味理想的ですね。
——他にも特別な部分ってあるんですか?
——それがこの値段っていうのは……ちょっと驚きですね。
アウディA4 DTMリミテッド
2007年に登場した、3代目A4セダンの150台限定モデル。本国で人気のDTM(ドイツツーリングカー選手権)をイメージし、クワトロ社がチューンしたスポーツサスペンションや専用エアロパーツなどが装着された。新車時価格は524万円。
▼検索条件
アウディ A4(3代目)×全国※カーセンサーEDGE 2021年11月号(2021年9月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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