丸いボディの旧型マーチにいつか乗りたい! と思っているなら……手遅れになる前に要チェック!
2017/04/24
▲30年以上続くマーチブランド。今回は超売れっ子だった3代目マーチをご紹介します想像してみてください
皆さんは「日産 マーチ」というと、どんなモデルを思い浮かべますか?
筆者は即答で、K12型です。K12型とは、2002年3月~2010年6月まで生産されていたモデル。誕生から30年以上経つマーチモデルの中では、3代目に位置する世代です。
写真を見て「私も!」と思った方は多いのではないでしょうか。この3代目マーチは、歴代マーチの中でもひときわ人気を博したモデル。発売された2002年の年間国内販売実績は、約15万8千台と、とにかく売れに売れたモデルです。
▲こちらが3代目(K12型)マーチ。今でもこの顔、道で見かけませんか?人気の理由
売れた理由は、何といってもデザイン性でしょう。今見てもそうですが、他の何にも似つかないエクステリアですよね。より無難なところに落ちがちなコンパクトカーのデザインとしては、ある種の斬新ささえ感じます。
フレンドリーな雰囲気を出してくれる楕円形のライト。幅広いラインナップから選べるボディカラー。前からでも横からでも後ろからでも、一目でマーチとわかる独特のフォルム。老若男女問わず愛着が持てるこのエクステリアこそ、ファンを増やした理由だと考えられます。
さらにニクイのが、このデザイン性で使い勝手が良いことです。
ボディは3ドアor5ドアのコンパクトハッチバック。後席には大人が座っても狭さを感じない十分な空間が用意されています。シートを倒し、気軽にラゲージ容量を広くすることも可能です。取り回しも良く、小回りも◎。
まぁ、すべてにおいて飛び抜けて良いというわけではないのですが、その丸いカタチから心なしか「不便しそう」と想像してしまうことが、プラス要素になっているのかも? 筆者も乗っていたからわかるのですが、使ううえでの満足値はかなり高いです。
また、MT車やスポーツ仕様モデルなどグレードのラインナップも充実しており、様々なニーズに対応できたことも、販売台数を伸ばした大きな要因だと考えられます。
▲パプリカオレンジ、フレッシュオリーブなど、食材をテーマにした多くのボディカラーがラインナップ
▲丸みを帯びたボディラインが特徴的。独特のボディ形状を生かし、ガラス面積が広くとってあるので、前方、左右、後方の視界が良いのも意外なポイントです
▲操作をできるだけ少なくシンプルに、というコンセプトでつくられたボタンまわり。質素なデザインですが、使いやすい作りです。ステアリング操作は、日産らしく軽めなので、特に女性と相性が良いかも。シートは同年代に誕生したコンパクトカーの中では抜群に良くできた素材と質感です
▲シートは6:4分割。ラゲージのユーティリティを高めてくれますさて、こうして売れに売れた3代目マーチですから、中古車の流通台数も潤沢です。
現在のところ、カーセンサーnetで1200台以上。欲しいと思えば、いつどこででも気軽に買えてしまうと言っても過言ではない状況です。
しかし、「せっかくなら程度のいい個体を選びたい」というのは誰しもが願うところ。中古車の場合、程度の良し悪しを一概に測ることはできませんが、今回はひとつ大きな指標となる「走行距離」に着目してみました。
多くの場合、走っている距離が短い「低走行車」ほど、コンディションが良いことが予測できます。1200台以上出回っている3代目マーチの場合、約1/3が5万km走行以上、残りの2/3のうち、2万km以下の物件は100台を切っています。
100台以下という状況をどのように捉えるかは人それぞれですが、もう新車の生産はないモデルですので、低走行な物件がどんどん増えていくイメージはあまりありません。
このまま当たり前に過走行物件が増えていくことが、予想できる未来です。
「車を買うなら、ひとつ古い型のマーチが良いな」
「いつか12SRに乗りたい」
「街で見かける丸いマーチ、可愛いなぁ。欲しい……」
なんて考えている方は、そろそろチェックが必要な時期に来ているかもしれません。
もしアナタが上記に該当するようであれば、ぜひ今こそ、好条件な物件を探してみてください。
筆者のオススメラインは、走行距離2万km以下×修復歴ナシの個体。予算が60万円あれば、色やグレードも十分に選ぶことが可能です。
遠くない将来、「十分に選ぶことができない状況」が訪れる前に、一度見てみてはいかがですか?
▲程度が良い物件が安い=コスパが高いという意味でも、今が買いのタイミングかもしれませんよ▼検索条件
日産 マーチ(3代目) × 支払総額表示アリ × 修復歴ナシあわせて読みたい
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