「人生最初の車」が50万円級輸入車というのも意外性があっていいじゃないか!
2018/04/19
▲写真のような左ハンドル車だとさすがにちょっとキツいかもしれないが、右ハンドルでさえあれば、この春から新生活を始める若い人の「最初の1台」が、ありがちな国産小型車じゃなくても別に構わないのでは?あえて若干斜め上な行動を取ることで、新しい何かが始まる?
この春から入学や就職などに伴う新生活が始まったお若い方のうち、様々な理由で「新たに車が必要になった」という人も多いだろう。
そういった人の大半は、このタイミングだともうすでに何らかの車が無事納車されているはず。
しかしなかには「ぼやぼやしてた」「事情が変わった」などの理由により、「これから車を探します」という人の数もゼロではないと思われる。
そういったお若い方が新生活向けの車を探すとき、一般的には「車両50万円ぐらいの中古の軽または国産小型車」あたりを中心に検索するのが王道ではあるのだろう。
それはそれでぜんぜん悪くない選択だが、ここはひとつ出遅れついでに(?)もう少し意外性のある選択も視野に入れてみてはどうだろうか?
例えば、それは「初めての愛車として、いきなり輸入車を選んでみる」という選択だ。
「初めてのマイカーは手頃な感じの国産車で」というのは間違いではないというか、むしろ正解と言える行動ではある。
しかし「あえて予想外の、若干斜め上な行動を取ることで新しい何かが始まる」というのも、人生の真実のひとつ。
そしてそれは「新生活を始めたお若い人々」にこそぜひトライしてみていただきたい、人生におけるステキな行為のひとつなのだ。
▲写真は現行の3代目 三菱 ミラージュの前期型で、こういう中古車をとりあえず買うのが「普通」なのだろうし、悪くない選択でもある。が、そういったお約束からあえてはみ出してみることで、ドラマは始まるのかも車両50万円(総額60万~70万円ぐらい)でも意外とイケる
しかし貴殿は言うだろう。「車両50万円級の予算で輸入車なんか買えないだろうし、買えたとしても、どうせロクなもんじゃないでしょ?」と。
実はそれがそうでもない。
もちろん「新しめの高級ガイシャ」など買えるはずもないが、「走行5万km以下で修復歴なし」みたいな条件の人気輸入車であれば、車両50万円級(つまり総額で60万~70万円ぐらい)の予算でも十分狙えてしまうのだ。
例えば王道系、すなわちお若い人に向いていそうな小型ハッチバックで考えるなら、つい先日旧型になったばかりのフォルクスワーゲン ポロ。
▲2009年10月から2018年2月まで販売された旧型フォルクスワーゲン ポロ。デザイン性や各部の質感、走行性能、安全装備など、そのすべてがクラス水準を超えていた小ぶりなれど頼りになる1台up! というやや特殊な小型車を除いて考えるとフォルクスワーゲンのボトムを担うシリーズだが、その走りの硬質感とインテリアの上質感は1~2クラス上の国産車に勝るとも劣らぬレベルだ。
そんなナイスなドイツ車であっても、中古車なら走行5万km以下の物件が車両45万~50万円ぐらい、総額で考えても60万~70万円程度。どうでもいいといったら失礼だが、まぁ凡庸な軽の中古車で新生活を始めるよりは、何かとステキな時間を過ごせることはほぼ間違いないだろう。
選ぶ際の注意点としては、同じ旧型ポロの中でも「車名にTSIと付いてるやつの方がいいですよ」ということ。TSIと付いてない最初期年式の旧型ポロは確かに安いのだが、残念ながらやや非力。TSI=小排気量エンジン+過給器になった2010年6月以降の中古車の中から選ぶのが、この場合のテッパンである。
▲最初期の「1.4コンフォートライン」よりも、2010年6月からの「TSIコンフォートライン(またはハイライン)」の方が動力性能も燃費性能も上なので、もしも買うのであればぜひそちらを選びたい車両50万円で「世界のBMWまたはMERCEDES」という選択も可能
「フォルクスワーゲン ポロだと、悪くはないんだけどちょい地味かな?」と感じる場合は、例えばミニの初代ミニでどうだろうか。
▲こちらが初代ミニ。エンジンは1.6Lの自然吸気またはスーパーチャージャー付きで、車両50万円以内で狙えるのは自然吸気が中心。現行ミニよりもややワイルドな乗り味は逆に魅力的とも言えるその昔は英国の自動車メーカーが作っていたミニという傑作小型車を、ドイツのBMW社がリバイバルさせたのが現代のミニ。そしてその初代モデルは2002年から2007年まで販売されたファンキーな小型車だ。
走行フィールは元祖ミニゆずりの痛快なもので、そのビジュアルも、最新世代のBMW製ミニと似たようなものといえば似たようなものと言えるオシャレ系。
これも、走行5万km以下の個体を車両20万~50万円あたりで十分探せる。ただしポロと比べると年式的に若干古くなるので、整備履歴がハッキリしているものだけに絞って検討するのが吉となるだろう。特にラジエターまわりからの水漏れについては購入前によく確認したい。
しかし「お若い人=コンパクトカー」というのもありがちで芸がないのかもしれない。ならばいっそ「ちょいゴージャスな輸入車」をいきなり買って、軽く笑いを取るという方針でどうだろうか。
例えば旧型BMW 3シリーズか、旧々型のメルセデス・ベンツ Cクラスだ。
▲2005年4月から2011年12月まで販売された5代目BMW 3シリーズ。エンジンラインナップは豊富だが、今回の予算帯で検討可能なのは2L直4自然吸気の320i系。それでも動力性能は十分以上
▲こちらは2000年9月から2007年5月までの2代目メルセデス・ベンツ Cクラス。ヘッドライトカバーが擦りガラス状の最初期型は相場が手頃だが、オススメはそこがクリアタイプになった2004年式以降「ちょいゴージャス」といっても、3シリーズやCクラスであれば決して超絶ゴージャスではないので、お若い方が乗ってもそれなりに似合う。
そして現行世代の中古車は3やCでもさすがにかなり高額だが、1~2世代前の中古車であれば、実は走行5万km以内の個体も車両50万円以下でけっこう探せるものだ。
「もともとの値段が結構高いガイシャだから、部品代とかが高くて維持が大変なんじゃないの?」という心配はあるだろう。
確かにそれはある意味そのとおりで、普及クラスのモデルとはいえBMWやメルセデスの車であることには変わりないので、その純正部品代はそれなりに高額である。
だが「数が出ている車」でもあるため、比較的安価に修理するためのノウハウが、実際の現場では確立されている。
その筋の専門店に任せれば、想像するよりは安い維持費でなんとかなる場合が多いのも事実なのだ。
もちろん、だからといって決して激安維持費で収まる車種ではないため、そこが大いに不安な場合はパスした方が無難だろう。
だが、逆に「そんなのぜんぜんオッケーですよ!」というのであれば、むしろ2シーターオープンであるBMW Z3のレベルまで突き抜けてしまうという手もある。これも、走行5万km以内の個体を車両30万~50万円あたりで探せるはずだ。
▲ロングノーズ+ショートデッキ、スモールキャビンという古典的フォルムが魅力の2シーターオープン、BMW Z3。基本となる1.9Lの直4DOHCはBMWらしい高回転型で、小ぶりなボディとの相性も抜群当然ながら以上の提案は、この春からの新生活が始まったすべてのお若い方にハマるアイデアだとは考えていない。
だが、もしも「若者=中古の国産小型車みたいな古くさい様式美を、今さら踏襲する必要もないのでは?」となんとなく感じているのなら、ぜひとも自由な発想で、制約なき中古車選びを(多少出遅れた感はありますが)始めていただけたらと強く思うのである。
▼検索条件
フォルクスワーゲン ポロ(5代目)/ミニ ミニ(初代)/BMW 3シリーズ(5代目)/メルセデス・ベンツ Cクラス(2代目)/BMW Z3(初代)×本体価格50万円以下×走行距離5万km未満この記事で紹介している物件
ミニ
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