オフロード車とは? 特徴や条件、オススメ車種15選を比較紹介!
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / 日産 / スバル / スズキ / 三菱 / ダイハツ / ジープ / ランドローバー / SUV / 4WD / パートタイム4WD / フルタイム4WD / RAV4 / ランドクルーザー200 / テリオスキッド / ディフェンダー / フォレスター / アウトランダー / ジムニーシエラ / エクストレイル / パジェロ / パジェロミニ / ラングラー / ランドクルーザープラド / ラッシュ / エスクード / ジムニー / ビーゴ / 田端邦彦
2023/07/25
▲オフロード走行には体験した人にしか分からない楽しさがある!オフロード車はSUVの原点だ!
国産車も輸入車も、SUVが大人気となっている昨今。デザインやユーティリティが評価されてのことだが、SUVの本懐はやはりオフロード性能だ。
今こそ“悪路走破性能を重視している”オフロード車に注目してみたい。オフロード車とはどんな車かを紹介しつつ、ボディサイズ別にオススメのオフロード車を選んだ。
▲悪路を走れることは災害時など万一への備えにもつながる目次
- オフロードとは? オフロード車とは?
- オフロード車の条件とは?
- 【オススメのオフロード車 コンパクトサイズ編】
- 1.スズキ ジムニー(JB64型)
- 2.スズキ ジムニーシエラ(JB64型)
- 3.トヨタ ラッシュ(初代)
- 4.三菱 パジェロミニ(2代目)
- 5.ダイハツ テリオスキッド(初代)
- 【オススメのオフロード車 ミドルサイズ編】
- 1.日産 エクストレイル(3代目)
- 2.スバル フォレスター(5代目)
- 3.トヨタ RAV4(4代目)
- 4.三菱 アウトランダー(3代目)
- 5.スズキ エスクード(4代目)
- 【オススメのオフロード車 ラージサイズ編】
- 1.トヨタ ランドクルーザープラド(4代目)
- 2.トヨタ ランドクルーザー200(初代)
- 3.三菱 パジェロ(4代目)
- 4.ジープ ラングラー(4代目)
- 5. ランドローバー ディフェンダー(3代目)
オフロードとは? オフロード車とは?
オフロードとは、道なき道、整備されていない道のこと。クローズドのオフロードコースはもちろん、林道やキャンプ場内の道、砂浜、河原、雪道など、現代でもオフロードに出くわすシーンは意外に多くある。
そしてオフロード車とは、舗装された道路だけでなく、そうした悪路も走れるように設計された車のことだ。もともとは軍用車や作業車から派生し、市販車に広まってきた歴史がある。
オフロード車の条件とは?
一般的な車は前後どちらかのタイヤを駆動する2WD(FF、FRなど)だが、オフロード車は4WDでなければならない。摩擦係数の低い路面を四輪でしっかり駆動し、タイヤのスリップを防ぐのが目的だ。
加えて、副変速機(ローレンジ)も備わっているとなお良い。副変速機はトランスミッションのギア比(減速比)を丸ごと下げ、極低速走行できるようにするオフロード車特有の機構。モーグル地形や泥濘地などではギア比が低いほど有利になるため備わっている。
▲オフロード車にはシフトレバーの他に、トランスファーと呼ばれる駆動系切り替え装置が備わっている
床下のクリアランスが大きく確保されていることは、オフロード車に必須の条件だ。デコボコの地形を走るとき、車高が低いとボディが路面と干渉してしまうためだ。
床下だけでなく、前後バンパーの対地障害角が大きいこともオフロード車の重要な要件となる。
▲ロードクリアランスだけでなく、ホイールトラベルもオフロード性能を大きく左右する
オフロード走行で重要なのは、パワー(最高出力)よりもトルク。最大トルクが大きく、低回転から大きなトルクを発生できることは坂道を上ったり、抵抗の大きな路面を走ったりするのに有利だ。
▲悪路では、ゆっくり走れるほど理想的。エンジンのトルクとギア比の低さがモノをいう【オススメのオフロード車 コンパクトサイズ編】
車体がコンパクトなことは、オフロードを走る上で有利なことが多い。まずはコンパクトサイズのオフロード車を紹介していこう。
1:スズキ ジムニー(JB64型)
▲基本性能の高さ+電子デバイスの採用でオフロード性能がより強力になったジムニー(JB64型)日本が世界に誇るオフロード車の代表格といえば、スズキ ジムニーだ。軽自動車規格のコンパクトな車体は、狭い林道でもたいていの場所には行ける。
四角いボディは見切りが良く、オフロードでも車両感覚をつかみやすい。軽自動車ゆえターボエンジンは高回転型だが、ギア比の低い副変速機のおかげではうような走行も得意だ。
頑丈でホイールトラベルに優れたリジッド式サスペンションを、リアだけでなくフロントにも採用する現行型・国内市場向けオフロード車は今やジムニーとラングラーだけとなった。
▲縦置きエンジンゆえ、車内空間が狭いのは致し方ないところ2018年のデビューだが、あまりの人気に納車が遅れていたためか、中古車市場に流通しているのは2022~2023年式が多い。そういったこともあり走行距離も最もボリュームが多いのは「500km未満」の物件だ。
中古車平均価格は高めとなっているが、中には走行距離3万km前後で総額160万円台から狙える物件もある。10万kmを超えても適切にメンテナンスされていればヘッチャラな耐久性をもつジムニーだけに、中古車市場での人気が高いのも納得。
2022年6月以前は「スズキ セーフティサポート」が全車標準ではなかったので、安全性を重視する人は気をつけて選びたい。
▼検索条件
スズキ ジムニー(JB64型)× 全国●ボディサイズ:全長3395mm × 全幅1475mm × 全高1725mm
●室内サイズ:室内長1770~1795mm × 室内幅1300mm × 室内高1200mm
●乗車人数:4人
●燃費性能:14.3~16.6km/L(WLTCモード燃費)
●新車時価格:143.8万~410万円
●中古車価格帯:189.9万~399万円
2.スズキ ジムニーシエラ(JB64型)
▲軽自動車のジムニーに対して、ジムニーシエラの全幅は+170mmも広い。全長もバンパーの違いによってやや長いジムニーの車体にオーバーフェンダーを装着。エンジンも新設計の1.5Lに積み替えて、トルク重視の設定とされたジムニーシエラ。独特のワイドトレッドは安定感をもたらし、“オフロードで転倒しやすい”というジムニー唯一の欠点を補っている。
5ナンバー車となるが、車内空間の寸法はジムニーと完全に一緒。乗車定員も4名だ。ジムニーの走りに余裕が欲しい人が選ぶべき1台と言えるだろう。
▲車内から見える景色はジムニーと完全に一緒だ先代までの“5ナンバージムニー”は本家に比べて人気がいまひとつだったが、JB64型では対等に近い。中古車市場での流通台数も950台前後とかなり多めだ。
年式では2023年が最も多く、走行距離も「500km未満」の物件が充実。新車に近いコンディションの物件を手に入れやすいということだ。
価格の一例を挙げると、2020年式・走行距離3.7万kmの上位グレード「1.5 JL 4WD」で、総額201.9万円。ジムニーと同じく、2022年6月以前は「スズキ セーフティサポート」が全車標準ではなかったので注意されたい。
▼検索条件
スズキ ジムニーシエラ(JB64型) × 全国●ボディサイズ:全長3550mm × 全幅1645mm × 全高1730mm
●室内サイズ:室内長1795mm × 室内幅1300mm × 室内高1200mm
●乗車人数:4人
●燃費性能:14.3~15.4km/L(WLTCモード燃費)
●新車時価格:176万~208.5万円
●中古車価格帯:197万~513万円
3.トヨタ ラッシュ(初代)
▲かわいらしい見た目の中に本格的なオフロード性能を秘めたラッシュ2006年から2016年までの約10年にわたって生産されたラッシュ。ダイハツ ビーゴと兄弟車だ。ライト系のコンパクトSUVに見られがちだが、実は隠れた実力の持ち主だったりする。
フロントサスこそ独立懸架だが、リアサスペンションはオフロード車定番の5リンク・リジッド式。駆動系はエンジンを縦置きするFRレイアウトだ。
2WDとフルタイム4WDがあり、後者は必要に応じてセンターデフロックし、パートタイム4WDにできる。副変速機こそもたないが、林道や河原を走る程度なら全く問題ないだろう。
▲インパネシフトを採用するなど車内空間も工夫されていた中古車市場での流通量はラッシュとビーゴ合わせて60台程度と決して多くはないが、リーズナブルな価格で手に入るのが魅力。ボリュームゾーンは総額50万~60万円だ。
価格の一例を挙げると、2013年式・走行距離4.1万kmのラッシュ「1.5 G」で総額108.4万円。後継モデルはライズ&ロッキーとなるが、より本格的なオフロード性能を求めるならコチラが正解だろう。
▼検索条件
トヨタ ラッシュ(初代)& ダイハツ ビーゴ(初代)●ボディサイズ:全長3595mm × 全幅1695mm × 全高1690~1705mm
●室内サイズ:室内長1800mm × 室内幅1385mm × 室内高1240mm
●乗車人数:5人
●燃費性能:14.0~15.2km/L(10・15モード燃費)
●新車時価格:176万~208.5万円
●中古車価格帯:52.9万~199万円
4.三菱 パジェロミニ(2代目)
▲2代目パジェロミニは1998年10月のデビュー。軽規格変更に合わせてボディサイズが拡大されたかつてジムニー最大のライバルと評されていた存在がパジェロミニだ。ジムニーが得意とするのが凸凹地形を極低速で走るクロカン走行なら、パジェロミニはダートをハイスピードで駆け抜けるようなオフロード走行を得意としていた。
エンジンは縦置きのFRレイアウト。リアサスペンションはリジッド式で、副変速機まで備えていた。2代目パジェロにも通じるオフロード車として本格的な構造だ。
2012年6月に生産終了となったが、今でも復活の声を望む人は少なくない。
▲4速ATに加えて5速MTも設定されていた中古車市場には700台以上と意外に多くの物件が流通している。生産終了から10年以上経過しているため、中古車平均価格も40万円前後とリーズナブルだ。
走行距離では10万kmオーバーがボリューム的に最も多いが、5万~9万kmの物件も充実している。
価格の一例を挙げると、2000年式・走行距離6.2万kmの「660 X 4WD」で総額25万円。週末の足として手に入れるには、もってこいの1台だろう。
▼検索条件
三菱 パジェロミニ(2代目) × 全国●ボディサイズ:全長3595mm × 全幅1475mm × 全高1635mm
●室内サイズ:室内長1655mm × 室内幅1220mm × 室内高1210mm
●乗車人数:4人
●燃費性能:-km/L
●新車時価格:99.8万~169.6万円
●中古車価格帯:14.9万~158.5万円
5.ダイハツ テリオスキッド(初代)
▲かわいらしい見た目だが、ダートでも扱いやすい本格的な走破性能をもつかつてジムニー、パジェロミニと並び、軽オフロード車の三銃士と呼ばれていたのがテリオスキッドだった。兄貴分であるテリオスと共通のビルトインフレーム構造ボディ、FRレイアウトでセンターフロック機構つきフルタイム4WDの駆動系、リジッド式リアサスペンションをもつ本格派だ。
通常グレードの他に、当時流行だったメーカー純正ローダウン仕様「エアロダウンカスタム」を用意。同じ型式のエンジンながら前者はトルク重視、後者はパワー重視の設定にチューニングされていた。
▲今見るとインテリアのデザインは地味で機能重視。だが、それが良い中古車市場では現在、320台ほどが流通している。生産終了から10年以上経過したことで、中古車平均価格は30万円前後と非常にリーズナブルだ。
走行距離では7万~9万kmの物件が最も充実しており、メンテナンス次第ではまだまだ長く乗れる。
例えば、2004年式・走行距離6.5万円の「660 L 4WD」なら総額20万円程度。タイミングベルトを採用しているので、交換済みの物件を選ぶ、もしくは交換を前提とした予算で狙うのが良いだろう。
▼検索条件
ダイハツ テリオスキッド(初代) × 全国●ボディサイズ:全長3595mm × 全幅1475mm × 全高1675mm
●室内サイズ:室内長1655mm × 室内幅1220mm × 室内高1155mm
●乗車人数:4人
●燃費性能:15.8km/L(10・15モード)
●新車時価格:121.6万~163.1万円
●中古車価格帯:12万~110万円
【オススメのオフロード車 ミドルサイズ編】
ファミリーカーにもぴったりのミドルサイズSUV。
その中でもオフロード性能に重きを置いた車種5選を紹介しよう。
1.日産 エクストレイル(3代目)
▲2列シート5人乗りに加え、3列シート7人乗り仕様もあった初代~2代目のラギッドなイメージから脱却し、乗用車的で洗練された外観&内装となった3代目。しかし、オフロードでの機動力や使い勝手に配慮された設計は、このモデルでも健在だった。
エクストレイルに採用される4×4システム「オールモード4×4-i」は電子制御カップリングを介してリアに必要な駆動力を配分するもの。悪路での快適な乗り心地に貢献する「アクティブライドコントロール」など緻密に制御することで路面を問わない安心感がもたらされている。
2Lガソリンエンジンに動力補助用モーターを組み合わせたハイブリッドモデルが追加されたのも、3代目のトピックだ。
▲2代目までの道具感はやや薄れ、洗練されたデザインとなった3代目の内装8年半という比較的長いモデルライフを誇った人気モデルだけあり、中古車市場には約3890台もの物件が流通している。ガソリン車とハイブリッド車の比率はおよそ8:2。年式では2018年が最も多い。
価格の一例を挙げると2014年式・3.6万kmの「20X」で総額104.9万円。先進安全装備が付いて、この価格帯ならリーズナブルだ。
▼検索条件
日産 エクストレイル(3代目) × 全国●ボディサイズ:全長4640mm × 全幅1820mm × 全高1715mm
●室内サイズ:室内長2005mm × 室内幅1535mm × 室内高1220~1270mm
●乗車人数:5~7人
●燃費性能:15.6~20.4km/L(JC08モード)
●新車時価格:219.8万~412.5万円
●中古車価格帯:71.2万~349.2万円
2.スバル フォレスター(5代目)
▲2021年8月のマイナーチェンジでフロントまわりのデザインが一新されたフォレスターは国産ミドルクラスのSUVで唯一、縦置きエンジン・FRレイアウトを採用している。パッケージでは不利となるレイアウトだが、水平対向エンジンを採用でき、重量バランスにも優れたシステムだからだ。
そうした4WDシステムへのこだわりからも分かるように、オンロードでの安定性やハンドリング、オフロードでの走破性は一級品。
パワーユニットは当初、2.5L水平対向ガソリンと2.0L水平対向ガソリン+モーターの「e-BOXER」の2種類だったが、2020年10月の変更で2.5L水平対向ガソリンに代わり、1.8L水平対向ガソリンターボが設定された。
▲スポーティでありながら、上質感もあるインテリアデビューから5年経過した現在の中古車市場流通台数は、約530台。総額200万円前後のリーズナブルな物件から、新車に近いコンディションのものまで豊富に揃っている状況だ。
価格の一例を挙げると、2018年式・走行距離4.3万kmの「2.0 アドバンス 4WD」で総額215万円。新車価格よりも100万円ほど安く手に入る計算だ。
▼検索条件
スバル フォレスター(5代目) × 全国●ボディサイズ:全長4625mm × 全幅1815mm × 全高1715mm
●室内サイズ:室内長2110mm × 室内幅1545mm × 室内高1270mm
●乗車人数:5人
●燃費性能:13.2~14.0km/L(WLTCモード)
●新車時価格:280.8万~363万円
●中古車価格帯:207.8万~434.1万円
3.トヨタ RAV4(4代目)
▲ミドルクラスSUVの中でもワイドで堂々とした外観となった4代目乗用車的な見た目に反し、本格的なオフロード性能をもつSUVとして昔から評価の高かったRAV4。2019年4月、約2年半ぶりに国内市場復活を果たした4代目も、そうしたコンセプトは踏襲されている。
4WDシステムには、後輪左右のトルク配分を自動的に行う「ダイナミックトルクコントロールAWD」を採用。前後、後輪左右の駆動力配分を緻密に制御することで、オンロードでの高速コーナリングからオフロード走行まで幅広く対応できるシステムとなっている。
路面状況に応じて走行モードを選べる「マルチテレインセレクト」も搭載されている。
▲マルチテレインセレクトのダイヤルが操作しやすい位置に配置される中古車市場には約2020台の4代目RAV4が流通。パワーユニットでは2Lガソリン車に加えて2.5Lガソリン+モーターのハイブリッド車も用意され、中古車市場では3割弱がハイブリッド車となっている。
中古車平均価格は330万円前後となっているが、2020年式・走行距離3.2万kmの「2.0 X」で総額224.8万円というリーズナブルな物件も見つかる。ハイブリッド車の価格帯はやや上がり、総額260万円からのスタートだ。
▼検索条件
トヨタ RAV4(4代目) × 全国●ボディサイズ:全長4600~4610mm × 全幅1855~1865mm × 全高1685~1690mm
●室内サイズ:室内長1890mm × 室内幅1515mm × 室内高1230mm
●乗車人数:5人
●燃費性能:15.2~22.2km/L(WLTCモード)
●新車時価格:260.8万~563.3万円
●中古車価格帯:208.7万~655.7万円
4.三菱 アウトランダー(3代目)
▲上下2段構えのライトで、押し出し感の強いフロントマスクが特徴のアウトランダー(3代目)3代目アウトランダーはかつてのパジェロをほうふつとさせるほど立派なボディサイズ、押し出し感となった。日産 エクストレイル(4代目)ともプラットフォームを共有するSUVだ。
全車プライグインハイブリッド(PHEV)となるが、そのシステムはエクストレイルと大きく異なる。前後輪にそれぞれ独立した駆動用モーターを備え、エンジンも駆動力として積極的に活用するパラレル・ハイブリッド方式だ。
4WDシステムについては三菱車が特に自信をもっているところ。特に林道などのダート路では頼もしい性能を披露してくれるだろう。
▲現行エクストレイル同様、5人乗り仕様と7人乗り仕様が用意される2021年12月に登場したばかりのモデルだけあって中古車平均価格はまだ高めだが、中には2022年式・走行距離5000kmという新車に近いコンディションで総額419万円の物件もある。新車価格より70万円ほど安く、諸経費を含めると大幅にリーズナブルだ。
▼検索条件
三菱 アウトランダー(3代目)× 全国●ボディサイズ:全長4710mm × 全幅1860mm × 全高1745mm
●室内サイズ:室内長1920mm × 室内幅1520mm × 室内高1240mm
●乗車人数:5~7人
●燃費性能:16.2~16.6km/L(WLTCモード)
●新車時価格:462.1万~570.6万円
●中古車価格帯:412万~602.6万円
5.スズキ エスクード(4代目)
▲クラムシェルボンネットなど、初代エスクードから踏襲されている意匠も3代目までの縦置きエンジン・FRレイアウトから、基本設計を一新。他のミドルクラスSUV同様のFFレイアウトとなり、副変速機も廃止された4代目エスクードだが、それでもオフロード車の魂は健在だ。
4WDシステムには、必要に応じてリアに駆動力を配分する「ALL GRIP」を採用。前後直結モードを備え、スリップ時、空転しているタイヤにブレーキをかけて駆動力を得る制御も搭載されている。
パワーユニットは当初、1.6Lガソリンエンジンのみ(2.4Lモデルは3代目を継続販売)だったが、2017年7月に1.4Lガソリンターボを追加、翌年1.6Lモデルは廃止された。
さらに、2022年4月には新たに1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッド仕様一本となり、トランスミッションも6速AGS(オートギアシフト)に変更。良好な燃費と力強い走りを手に入れた。
▲ボディサイズは3代目よりコンパクトだが、FFレイアウトの採用で車内は広い中古車市場での流通量は140台前後。現行型のわりに中古車相場はリーズナブルで、2015年式・走行距離4.5万kmの「1.5 4WD」で総額138.2万円という物件も見つかる。
2022年に追加されたハイブリッド車の人気も高く、中古車流通量全体の約24%を占めるに至った。オフロード派の人はもちろん、リーズナブルにハイブリッドSUVを手に入れたい人にも狙い目の1台だろう。
▼検索条件
スズキ エスクード(4代目)× 全国●ボディサイズ:全長4175mm × 全幅1775mm × 全高1610mm
●室内サイズ:室内長1960mm × 室内幅1480mm × 室内高1265mm
●乗車人数:5人
●燃費性能:16.0~19.6km/L(WLTCモード)
●新車時価格:212.8万~297万円
●中古車価格帯:117.4万~344.8万円
【オススメのオフロード車 ラージサイズ編】
ラージサイズSUVは、本格クロカン四駆が充実しているクラスだ。中古車としても狙い目の車種5選を紹介する。
1.トヨタ ランドクルーザープラド(4代目)
▲外観は2013年9月、2017年9月と2度にわたって大きく変更されたランドクルーザープラド(4代目)ランドクルーザープラドは、日本のみならず世界中のオフロードで活躍する本格四駆だ。
日本ではラグジュアリーなSUVとして扱われているが、悪路走破性の高さは本物。世界広しといえども、プラドに勝るオフロード性能をもつ現行型SUVは数えるほどしかないだろう。
ボディは伝統的なラダーフレーム構造。フロントにダブルウィッシュボーン式、リアにリジッド式サスを備え、十分なホイールトラベルが確保される。副変速機のギア比も十分に低く、モーグル、泥濘地など極悪路走行もお手の物だ。
2009年のデビュー時は2.7Lガソリンエンジンと4L V6ガソリンエンジンの2本立てだったが、2015年6月のマイナーチェンジで2.8L ディーゼルターボを追加。V6ガソリン車に代わる上級仕様となった。
▲トランスファーの切り替えはレバーでなくダイヤル式登場からすでに14年以上経過していることもあり、中古車市場には2000台を超える4代目プラドが流通している。デビュー直後の年式よりディーゼルが追加された2015年以降、特に2020年以降の比較的新しい物件が豊富だ。
価格の一例を挙げると、2010年式・走行距離4.8万kmの「2.7 TX 4WD」で総額242.5万円。ディーゼルでは価格帯が上がり、総額280万円前後からのスタートとなる。
たぐいまれなほどタフな作りゆえ、年式が古くて多少走行距離が延びていても適切にメンテされてきた物件なら問題ないだろう。
▼検索条件
トヨタ ランドクルーザープラド(4代目)× 全国●ボディサイズ:全長4825mm × 全幅1885mm × 全高1835~1850mm
●室内サイズ:室内長1825~2520mm × 室内幅1565mm × 室内高1240mm
●乗車人数:5~7人
●燃費性能:8.3~11.2km/L(WLTCモード)
●新車時価格:315万~554.3万円
●中古車価格帯:204.9万~754.3万円
2.トヨタ ランドクルーザー200(初代)
▲2015年8月に外観のイメージが大きく変更され、先進安全装備が標準となったボディサイズも風格も紛うことなき高級SUVだが、オフロード性能もトップクラス。競合の四駆が次々とモノコックボディ化、四輪独立懸架化する中で、ランクル200はあくまで伝統的なラダーフレーム構造、リジッド式リアサスにこだわった本格四駆だ。
もちろん、前後のスタビライザーを油圧リンクでつなぎ、効力をコントロール、オフロードでのホイールトラベルを稼ぐKDSS(キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム)などのハイテクも採用されているが、基本性能の高さあってこその装備。
砂漠、あるいはジャングルで立ち往生しないこと、壊れないことを前提に設計されている。
▲クロールコントロールなど、オフロード走行を楽にする装備もトヨタ四駆のフラッグシップでもあるランクル200だが、中古車市場での流通台数は意外に少なめで240台ほど。約2年前に生産終了し、ランクル300へとバトンタッチしているが、中古車平均価格は490万円前後とやや高めの水準となっている。
デビューしたのは2007年9月だが、流通している物件の多くは走行距離1万~7万km。ランクルの耐久性を考えると、これからが本番というところだろう。
価格の一例を挙げると2008年式・走行距離4.4万kmの最上級グレード(当時)「4.7 AX Gセレクション」で総額245.7万円。
ランクルの場合、年式や走行距離はあまり問題にならないため、適切にメンテナンスされてきたか否かで選びたい。
▼検索条件
トヨタ ランドクルーザー200(初代)× 全国●ボディサイズ:全長4950mm × 全幅1970mm × 全高1870~1880mm
●室内サイズ:室内長1970~2715mm × 室内幅1615~1640mm × 室内高1170~1200mm
●乗車人数:5~8人
●燃費性能:6.7~6.9km/L(WLTCモード)
●新車時価格:435万~723.6万円
●中古車価格帯:230万~980万円
3.三菱 パジェロ(4代目)
▲大ヒットした2代目パジェロをオマージュした4代目パジェロの外観2019年10月、惜しまれつつ40年近い歴史に幕を下ろしたパジェロ。しかし、中古車なら程度の良い物件がまだまだある。
最近でこそモノコックボディ、四輪独立懸架を採用する高級SUVは増えたが、パジェロは最終型より1世代前となる3代目の時代からオンロードとオフロードを両立する現代的な設計を採用。4代目は基本設計を先代から引き継ぎながら、より洗練された外観、内装としたモデルだ。
前後ダブルウィッシュボーン式サスペンションやビルトイン・ラダーフレーム構造のボディはオフロードでの大入力も考慮された作り。十分に低いギア比をもつ副変速機と合わせて、極低速でのクロカンから高速ダート走行まで安心して臨める。
▲インテリアはシンプルで機能的。独立したトランスファーレバーがいかにもオフロード車らしい13年にわたって製造された最終型だが、中古車市場での流通台数は200台ほど。しかし価格帯はリーズナブルで、中古車平均価格205万円前後となっている。
走行距離少なめの物件も多く流通しており、例えば、2009年式・走行距離4.5万kmの「3.8(V6ガソリン) ロング エクシード-X」で総額173万円というリーズナブルな物件も見つかる。オフロード遊びに主目的とするなら、ショートを狙うのも良いだろう。
▼検索条件
三菱 パジェロ(4代目)× 全国●ボディサイズ:全長4900mm × 全幅1875mm × 全高1900mm
●室内サイズ:室内長2535mm × 室内幅1525mm × 室内高1170mm
●乗車人数:5~7人
●燃費性能:8.0~10.4km/L(JC08モード)
●新車時価格:241.5万~504.4万円
●中古車価格帯:56万~582.4万円
4.ジープ ラングラー(4代目)
現行オフロード車の中でも、これほど伝統を忠実に守っている設計の車はない。軍用ジープの民生版であるCJから脈々と歴史を受け継いできたラングラーだ。
4代目となる現行型はボディサイズを拡大しつつも、ラダーフレーム構造のボディ、前後リジッド式サスペンションといったジープ伝統の構造を堅持。
4WDシステムについてはラングラー初のオンデマンド式が採用されたが、前後直結のパートタイム式4WDモード、ローレンジもきちんと備わっている。
オンロードでの乗り心地やハンドリングについては古さを否めないところだが、悪路走破性能は紛れもなくトップクラス。世代が変わっても少しも妥協しない姿勢には、ジープらしいすごみを感じる。
4代目デビューから4年半、中古車市場には約840台ものラングラーが流通している。年式別に見ると2020~2021年が充実しており、走行距離の少ない物件も多い。
価格の一例を挙げると、2020年式・走行距離2.5万kmの「アンリミテッド(ロング) スポーツ 4WD」で総額419.8万円。人気グレードかつ走行距離少なめの物件にもかかわらず、当時の新車価格より100万円近く安いのは魅力だ。
▼検索条件
ジープ ラングラー(4代目)× 全国●ボディサイズ:全長4320~4870mm × 全幅1895mm × 全高1825~1850mm
●室内サイズ:-
●乗車人数:4~5人
●燃費性能:8.0~10.0km/L(WLTCモード)
●新車時価格:459万~1030万円
●中古車価格帯:405.9万~1635万円
5. ランドローバー ディフェンダー(3代目)
▲ルーフ後部のアルパインウインドウなどは、オリジナルの意匠を引き継いだものオフロードが似合うSUVといえば、この車を外すわけにはいかない。ランドローバーのアイコンである名車ディフェンダーを現代風にアレンジしたモデルだ。
オリジナルのディフェンダーに倣い、3ドアの「90」と5ドアの「110」という2種類のホイールベースを用意。さらに、2023年モデルでは「110」のリアオーバーハングを伸張し、3列目シートスペースと荷室を拡大した「130」も登場した。
悪路走破性能についてはモノコックボディ&四輪独立懸架の現代的と設計としながら、電子デバイスを駆使したもの。ボンネット下の路面状況をモニターで確認できる「ClearSightグラウンドビュー」などはその極みだ。
▲センターデフロックなどはスクリーンで操作2019年11月のデビューだが、中古車市場には約260台が流通。輸入SUVとしては多い方だろう。
デビュー時、「90」の廉価グレードは新車価格400万円台だったが、中古車市場では「110」の割合が圧倒的に多く、中古車平均価格も1000万円を超えている。
走行距離については、流通している物件のほとんどが2万km未満。最もリーズナブルなところでは、2021年式・走行距離800kmの「90 2.0L P300 4WD」で総額641万円という物件もある。
▼検索条件
ランドローバー ディフェンダー(3代目)× 全国●ボディサイズ:全長4510~5275mm × 全幅1995mm × 全高1970~1975mm
●室内サイズ:-
●乗車人数:5~8人
●燃費性能:8.3~9.9km/L(WLTCモード)
●新車時価格:489万~1364万円
●中古車価格帯:641万~1835万円
※記事内の情報は2023年7月15日時点のものです。

自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。
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