トヨタ FJクルーザー 【ニューモデル試乗】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
2011/03/28
PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説
日本専用仕様もラインナップ
北米を中心に若年層に大ヒットしたSUVが日本でも発売開始。輸入車のようだが、生産は日本(日野自動車の羽村工場製)。待望の右ハンドル仕様で、4LのV6エンジンに5速ATの組み合わせ。駆動方式はパートタイム4WD。オンロード走行時に操安性向上に寄与する“X-REAS”は日本専用のオプション装備。DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説
見た目とはひと味違う
若者向けとはいえ、2t近い車重をもつ本格的オフロード4WD。出だしこそ、ややもっさりとした感じだったが、コーナーの一つ目で「結構スポーティに走れるじゃない」という好印象。X-REAS装着車はステアリング操作に対してよりスパッとボディが旋回する感じを受けるが、ノーマルでも十分だ。SPACE室内空間の広さや演出を解説
あくまでも前席重視ってことで
アバウトな大きさとあえて言いたくなるほどデカイ操作スイッチ類など、乗ってみると海外の若者にウケているオーラのようなものを感じる。荷室も大きいし使い勝手もいい。しかし、両側観音ドアを使って乗り込む後席は見た目からイメージするより広くはない。あくまでも前席中心で楽しむ車なのかも。OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証
目立つことは間違いない
この個性的なスタイリングなら、どこを走っても目立つことは間違いない。さらにこの車の楽しさはカスタマイズにある。ノーマルで乗ってももちろんいいのだが、ディーラーでカスタマイズできる純正パーツを豊富に用意したことでオーナーの個性を演出することができる点も魅力の一つだ。SPECIFICATIONS
| グレード | FJクルーザー“カラーパッケージ” |
| 駆動方式 | 4WD |
| トランスミッション | 5AT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4635×1905×1840 |
| ホイールベース(mm) | 2690 |
| 車両重量(kg) | 1940 |
| 乗車定員 | 5人 |
| エンジン種類 | V6DOHC |
| 総排気量(cc) | 3955 |
| 最高出力 | 203kW(276ps)/5600rpm |
| 最大トルク | 380N・m(38.8kg-m)/4400rpm |
| 車両本体価格 | 314万~332万円 |
RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する(※点数は標準車のものです)
| 総合評価11/ 25 |
|---|
| EQUIPMENT(装備)2/ 5 |
| オーディオ&ナビはすべてディーラーオプション。ユニークなのは天井に組み込まれた振動板を含む8スピーカーシステム。上方から音を広範囲に放射させることで広がり感のある音響空間を作る | SAFETY(安全性)3/ 5 |
| キセノンヘッドランプの設定はないが、全グレードにVSCとTRC(トラクションコントロール)を標準装備。エアバッグも前後席のカーテンシールドタイプまで標準装備するなど充実した内容をもつ | ECO(環境性能)2/ 5 |
| 平成17年度排出ガス基準は50%低減で星3つ。平成22年度燃費基準は残念ながら未達成となる。正直この手の車は動力性能は十分でも環境性能ではイマイチ不利。今後のレベル向上に期待したい | MILEAGE(燃費)1/ 5 |
| 10・15モード燃費は8.4km/Lで星1つ。2t近い車重と4Lという大排気量エンジンは普通に考えれば燃費に不利。実燃費を向上するVVT-i機構は搭載しているが、せめて10km/Lには到達したい | VALUE(バリュー)3/ 5 |
| 4LのV6エンジンと充実した安全装備を誇るオフロード4WDが300万円強で購入できるのは魅力的。ただこの車、後のカスタマイズの予算も考えるとベース車で300万円は切ってほしかった |
トヨタ FJクルーザー 【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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