メルセデス・ベンツ GLB▲昨年デビューしたSUVのメルセデス・ベンツ GLBのディーゼルモデルに試乗する機会を得た。自動車テクノロジーライター・松本英雄がその様子をレポートする

4WDと比べFFの実力やいかに?

以前にもGLBを試乗したことがあるが、それはガソリンモデルの4WDであった。今回は、GLB 200d ディーゼルターボのFFモデルに試乗する機会を得たのでインプレッションしていこう。


パッケージングとデザインは、基本的に変わりはないので割愛させていただく。だが、強いて言えばGLBはFFであるが、リアのボリュームが力強いのでFRにも見える。

大抵のFFベースのSUVは、リアのスタイリングが脆弱である。GLBは、タフな印象を受けるので、FFでも力強さを求めている人にぴったりと言えそうだ。

横置きユニットのFFベースであっても、4WDの方が路面とのコンタクトが優れているので、個人的には好みだが、FFモデルのGLB 200dはいかがだろうか。
 

メルセデス・ベンツ GLB▲フロントグリルやリアバンパーのシルバー加飾などでSUVテイストを強めたディーゼルモデル
メルセデス・ベンツ GLB▲インテリアはSUVでありながらも高級感がある

FFでも安定感抜群! さすがはメルセデス

エンジンを始動すると、アイドリングでは独特のエンジンノイズが遠くから聞こえてくるが、静粛性はまずまずである。

GLB 200dは、3.5Lのガソリンモデルに匹敵するトルクがあるので、通常のFFであればグッとアクセルを踏み込むと、トルクステアやトラクションを失ってしまう。

試しに踏んでみてみると、トラクションが左右均等にかかり、FFとは思えないロードホールディングだ。そして、SUVのGLBをスポーツカーと勘違いさせるほどの加速を可能にしたパワーユニットである。
 

メルセデス・ベンツ GLB▲150psの出力と32.6㎏・mのトルクを発揮するパワーユニット

もちろん、4マチックの方がスタビリティは高いかもしれない。しかし、この軽快さは4マチックにはないキビキビ感がある。冬に雪道を積極的に走る機会がないのであれば、これで十分すぎる。

首都高速を走りながら感じたのは、タイヤの接地感がよくわかるセッティングなので、FFだけど安心感があるということ。このあたりの雰囲気は、やはり安心のメルセデスといった印象だ。

後部が若干硬いなと感じる部分もあるが、荷物や人が乗った状態であれば、かなり抑えられることだろう。
 

メルセデス・ベンツ GLB▲4WDではなく、FF"だから"物足りないという感じはしない

そして、動力性能と安心感あるサスペンションとハンドリングをつかさどるのは、トランスミッションであることを忘れてはならない。

搭載される8速ATは、滑らかでトルクの出方をさらに穏やかにさせる。その結果、スムーズな速度の移行が可能なのである。

8速を自在にきめ細かく操ることにより、トルクを直接的に伝えるのではなく、あくまでマイルドに伝えているのだ。そういう部分を見るとさすがメルセデスといいたくなる。

余談だが、まだ2WDが当たり前であったころに、雨天時の高速道路で安心してステアリングを握ることができたのはメルセデスだった。雨であっても路面とのコンタクトを大切に考えていた。

GLB 200dはFFであるが、どっしりとした安心感が伝わってくる。昔からの2WDのノウハウを詰め込んだFFのSUV、それがGLB 200dなのである。
 

文/松本英雄、写真/尾形和美

【試乗車 諸元・スペック表】
●200d ディーゼルターボ

型式 3DA-247612M 最小回転半径 5.5m
駆動方式 FF 全長×全幅×全高 4.64m×1.84m×1.7m
ドア数 5 ホイールベース 2.83m
ミッション 8AT 前トレッド/後トレッド 1.59m/1.6m
AI-SHIFT - 室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m
4WS - 車両重量 1640kg
シート列数 3 最大積載量 -kg
乗車定員 7名 車両総重量 -kg
ミッション位置 コラム 最低地上高 0.2m
マニュアルモード    
標準色

ポーラーホワイト

オプション色

デジタルホワイト、コスモスブラック、デニムブルー、イリジウムシルバー、マウンテングレー、ギャラクシーブルー

掲載コメント

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型式 3DA-247612M
駆動方式 FF
ドア数 5
ミッション 8AT
AI-SHIFT -
4WS -
標準色 ポーラーホワイト
オプション色 デジタルホワイト、コスモスブラック、デニムブルー、イリジウムシルバー、マウンテングレー、ギャラクシーブルー
シート列数 3
乗車定員 7名
ミッション
位置
コラム
マニュアル
モード
最小回転半径 5.5m
全長×全幅×
全高
4.64m×1.84m×1.7m
ホイール
ベース
2.83m
前トレッド/
後トレッド
1.59m/1.6m
室内(全長×全幅×全高) -m×-m×-m
車両重量 1640kg
最大積載量 -kg
車両総重量 -kg
最低地上高 0.2m
掲載用コメント -
エンジン型式 654 環境対策エンジン -
種類 直列4気筒DOHC 使用燃料 軽油
過給器 ターボ 燃料タンク容量 52リットル
可変気筒装置 - 燃費(10.15モード) -km/L
総排気量 1950cc 燃費(WLTCモード) 17.5km/L
└市街地:13.6km/L
└郊外:17km/L
└高速:20.4km/L
燃費基準達成 -
最高出力 150ps 最大トルク/回転数
n・m(kg・m)/rpm
320(32.6)/3200
エンジン型式 654
種類 直列4気筒DOHC
過給器 ターボ
可変気筒装置 -
総排気量 1950cc
最高出力 150ps
最大トルク/
回転数n・m(kg・m)/rpm
320(32.6)/3200
環境対策エンジン -
使用燃料 軽油
燃料タンク容量 52リットル
燃費(10.15モード) -km/L
燃費(WLTCモード) 17.5km/L
└市街地:13.6km/L
└郊外: 17km/L
└高速: 20.4km/L
燃費基準達成 -
松本英雄(まつもとひでお)

自動車テクノロジーライター

松本英雄

自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。車に乗り込むと即座に車両のすべてを察知。その鋭い視点から、試乗会ではメーカー陣に多く意見を求められている。数々のメディアに寄稿する他、工業高校の自動車科で教鞭を執る。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。