安全&快適ハイブリッドスポーツ

PERFORMANCEエンジン種類やミッション、最新装備などを解説

純正パーツで戦闘力アップ

2月の発売以降、販売好調なハイブリッドスポーツCR-Z。このCR-Zにホンダ純正用品を開発・販売するホンダアクセスのアクセサリーを装着。足回りを中心にCR-Zのもつポテンシャルをさらに引き出す「スポーツモデューロシリーズ」、エクステリアの存在感を深めるエアロパーツも充実している。

DRIVING実際に運転してのドライビングフィールを解説

スポーツサスの効果は顕著

装着された新開発のスポーツサスペンション(17万7450円)によるハンドリング性能の向上は誰にでもわかるほど顕著だ。5段階の減衰力調整が可能だが、比較的コンフォート寄りの“2”にセットして走行。驚いたのはコーナリング時の回頭性の高さ。ステアリングを切った方向に車がすっと動く。
  • ホンダ モデューロ CR-Z ホイール|ニューモデル試乗
  • ホンダ モデューロ CR-Z テールゲートスポイラー|ニューモデル試乗
  • ホンダ モデューロ CR-Z 外観|ニューモデル試乗

SPACE室内空間の広さや演出を解説

やはり欲しいレカロ製シート

インテリアではやはりホンダアクセス初となるレカロ製シートだろう。高いホールド性はもちろんだが、サイド部にアルカンターラを、センター部はメッシュ生地を組み込むことで上質感と快適性(背中がムレにくい)を両立させている点も魅力。スポーティな印象のサイド部の赤ステッチも魅力に映るだろう。

OWNERSHIPスタイルや品質など所有する喜びなどを検証

自分なりのこだわりを実現できる

エクステリア/インテリアとも見た目を重視したい人、走りを思う存分突き詰めたい人。ノーマル車では物足りないと思っている人のために、純正アクセサリーが存在する。自分の好みでカスタマイズすることこそがカーライフの王道。他人とは違う=自分なりのこだわりを実現できる喜びがそこにはある。

SPECIFICATIONS

グレード β(ベース車両)
駆動方式 FF
トランスミッション 6MT
全長×全幅×全高(mm) 4080×1740×1395
ホイールベース(mm) 2435
車両重量(kg) 1130
乗車定員 4人
エンジン種類 直4SOHC+電気モーター
総排気量(cc) 1496
最高出力 84kW(114ps)/6000rpm
※エンジン部のみの数値
最大トルク 145N・m(14.8㎏-m)/4800rpm
※エンジン部のみの数値
車両本体価格 226万8000~249万8000円

RATING走行性能だけでは車は語れない。そこで快適装備の充実度や安全性の高さ、環境性能、燃費、バリューの5つのポイントで評価する

総合評価20/ 25
EQUIPMENT(装備)2/ 5
元々CR-Zのオーディオ&ナビはオプション。メーカーオプションの純正ナビが付いてなくともVXS-102VSi(17万6400円)なら後付けでホンダの誇るインターナビのサービスを受けることができる
SAFETY(安全性)4/ 5
VSAを標準装備するCR-Zだが、安全面を考えるとブレーキ性能の向上は重要だ。CR-Zには2種類のブレーキパッドが設定されているが、スポーツパッド(3万6750円)はより制動力に優れる
ECO(環境性能)5/ 5
純正アクセサリーを装着させたからといって環境性能が落ちるわけではない。CR-Zは平成17年度排出ガス基準75%低減で星4つ。平成22年度燃費基準も+25%を達成する優れたエコカーなのである
MILEAGE(燃費)4/ 5
試乗した6MT車の10・15モード燃費は22.5km/L。テスト車は17インチアルミホイール&ハイグリップタイヤを履いていたので実用燃 費に影響は出るだろうが、それほど気にしなくていいだろう
VALUE(バリュー)5/ 5
純正用品のメリットは何か、と考えると車両との一体開発による高い性能と品質がある。特に3年間6万㎞という保証(一部除く)は購入者に対し安心感を与えるもの。買い得度は十分に高いといえる
写真:尾形和美 文:高山正寛