7月28日に宮城県のスポーツランドSUGOで、SUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝レースが行われ、GT500クラスではARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)、GT300クラスではARTA CR-Z GT(高木真一/小林崇志組)がそれぞれ優勝し、ホンダ勢が両クラスを制覇した。

深い霧に覆われ、セッション終盤には強い雨に見舞われた予選では、日産のREITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛組)がポールポジションを獲得。フロントロー2番手にはDENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)が着けた。またGT300クラスではSUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が今季3度目のポールポジションを獲得した。

迎えた決勝、ドライコンディションのなか81周のレースが午後2時にスタート。レース序盤はポールポジションスタートのREITO MOLA GT-Rがリードし、それをDENSO KOBELCO SC430が追う展開。ポジションの変動は40周目にトップ2台の同時ピットインのタイミングで訪れ、DENSO KOBELCO SC430が逆転に成功する。

このままDENSO KOBELCO SC430が後続を引き離し逃げ切るかと思われたが、なんと55周目に雨が降り始める。

この雨で、トップ争いは再び激化。70周目、トップ集団の1台であるZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が周回遅れのGT300車両をかわす際に接触しスピンアウト。この際に、DENSO KOBELCO SC430が同じく首位争いをしていたRAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)とウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)に接触。ウイダー モデューロ HSV-010はコース外にはじき飛ばされクラッシュ、RAYBRIG HSV-010は左リア足回りを破損し両車ともにリタイヤとなる。

そしてトップを堅守していたDENSO KOBELCO SC430も73周目にタイヤがバーストし、緊急ピットインを強いられ周回遅れに。

この大波乱で上位陣が次々ポジションを落とすなか、着実に走行を続けていたARTA HSV-010がトップに躍り出るとそのまま逃げ切り見事チェッカー。2位はKeePer TOM'S SC430(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組)、3位はMOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)という結果になった。

GT300はポールポジションスタートのSUBARU BRZ R&D SPORTがレースを引っ張ったが、28周目のストレートでMUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)がトップへ浮上。30周目にはピットインのタイミングでARTA CR-Z GTがMUGEN CR-Z GTをかわし首位を奪取。

レース後半、雨によるウェット路面となるものの、ARTA CR-Z GTを駆る小林崇志は安定した走りでそのまま逃げ切り優勝を決めた。2位はMUGEN CR-Z GT。3位は昨年のチャンピオンであるENDLESS TAISAN PORSCHE(峰尾恭輔/横溝直輝組)だった。

次戦は8月17・18日に真夏の恒例イベントとなった「ポッカサッポロ1000km」が鈴鹿サーキットで開催される。

Text/石川茂幸

GT500、GT300ともにARTAのマシンが優勝。鈴木亜久里監督は「同時優勝はチーム創設以来、初のことなので、本当にうれしいです」とコメント

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伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組がクレバーな走りで2位表彰台を獲得。大波乱の展開にとにかく慎重な走りを心がけたという

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日産勢はポールポジションスタートのREITO MOLA GT-Rが7位。MOTUL AUTECH GT-Rは粘り強い走りで今季2度目の3位表彰台を獲得

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