セルシオ+センチュリーで『セルチュリー』オーナーの愛がふんだんに注がれた1台【東京オートサロン2020】
2020/01/26
▲前から眺めると、どこから見てもセンチュリー。でもリアから見ると……純正パーツを匠の技でフィッティング
2020年1月10日~12日まで千葉県にある幕張メッセ行われていたチューニングカーの祭典『東京オートサロン2020』。展示車両の中で「あっ!」と驚くようなカスタムが施された車両にフォーカスしレポートする。
セルチュリー? いやいや、センチュリーの間違いでしょ……と思ったら、2代目セルシオ(UCF21型)に新型センチュリー(UWG60型)の顔面などを移植した、正真正銘のセルチュリーだった!
K.BREAKのブースに展示されていた、この車両。製作したのは、ワンオフボディショップMIZUNO BODY WORKSで、代表自身の愛車とのこと。
ショー用にタイヤにはキャンバーが付けられているが、いつでも公道を走れる状態にできるそうだ。
フロントまわりは新型センチュリーからゴッソリ移植。
フェンダーについてはセルシオとセンチュリーの部品をパズルのように組み合わせて製作したそうだが、よくよく目を凝らしても、どこからセルシオでどこまでセンチュリーなのか、まったく分からない。
ドアとフェンダーなど細かな部分のチリも、見事なまでに揃っている。
▲ホイールはK-BREAKファイブスタ。フェンダーはつなぎ目がどこか全く分からない「もともと、このような仕様でメーカーから市販されているような違和感のなさ」を目指したというが、まさにそのとおりだ。
オーナーはセンチュリーの美しいボディラインに心酔。このスタイルにする以前は2代目センチュリー・ルックにしていた、というから筋金入りだ。
コスト度外視で細部まで納得のいく仕上がりに
一昨年、新型センチュリー発表を聞きつけた瞬間から、パーツの発注を開始。
実は昨年の東京オートサロン開催時、すでに車両としてはできていたが細部の仕上がりに納得がいかず、あえて出展を見送り。
熟成を重ねた末、晴れて今年お披露目にこぎつけた、という経緯がある。
▲ドアミラーもちゃんと新型センチュリーの純正品。昨年の段階では未完成だったそうちょっと気になるのはお値段。「工賃を除いた部品代だけで、普通に車1台買えますよ」とのこと(!)。
ヘッドライトひとつでなんと40万円近くもしたが、当然ながら素のままではセルシオのボディに付かず、いったんバラして細工してから(詳細は企業秘密)装着する、という手間のかけ方&大胆さ。
▲ちょっとした中古車が買えてしまうほど純正部品は高価だそうだそれならいっそのこと、センチュリーに乗り替えてしまったら……と一般市民は思ってしまう。実際、2代目センチュリーに乗っていた経験もあるらしいが、ドレスアップ、カスタマイズの楽しさは、セルシオだからこそ得られるものだという。
両車を組み合わせるのがベスト! という結論なのである。
カスタムカーであっても、高級車らしくシンプルに美しく仕上げるのが美学、と語るオーナー。
「Bピラーは今ブラックアウトさせてありますが、次は新型センチュリーと同じクローム仕様にしたいですね」とリアリティの追求はまだまだ続く様子だ。
▲リアはあえて20セルシオのままに。ごついテールも意外に違和感なし
▲インテリアも本革貼り替えで豪華に。ステアリングは50センチュリーのもの
▲ドアにはアルパインのスピーカーをビルトイン。オーディオも相当こだわっている
■エンジン系
型式:1UZ
排気量:4000cc
■排気系
マフラー:ワンオフ/出口K-BREAK
■外装関係
エアロキット名:現行センチュリー
ボディカラー:瑞雲
ドレスアップ内容&使用パーツ:現行センチュリー顔面移植/K-BREAK加工/その他移植
■内装関係
シート:本革貼替
ステアリング:50センチュリー移植・張替
オーディオ:アルパイン
カーナビ:アルパイン
その他:ドア4枚/リアトレイ加工/LEDリレーシステム
■サスペンション
サスキット名:IDEAL
ショック:IDEAL
スプリング:IDEAL
■ホイール
ホイールメーカー・名称:3K-BREAK ファイブスタ
サイズ(F):19×9.5J
サイズ(R):19×12J
■タイヤ
ホイールメーカー・名称:NITTO
サイズ(F):225/35-19
サイズ(R):235/35-19

自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。
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